大好きだったあの子を嫌いになって／さくらしめじ

(こいびとがほしいな)

「恋人が欲しいな」

(ってくちぐせみたいにいってるけど)

って口癖みたいに言ってるけど

(じつはあたらしいことなんてもとめてなくてさ)

実は新しいことなんて求めてなくてさ

(あのこがすきだったきゃらくたーを)

あの子が好きだったキャラクターを

(いまでもめでおってはきけがすんだ)

今でも目で追って吐き気がすんだ

(じぶんにも)

自分にも

(そうじぶんにも)

そう自分にも

(こうかいばかりのじんせいだ)

後悔ばかりの人生だ

(からまわりをさんざん)

空回りを散々

(こりごりだ)

懲り懲りだ

(だからせめてこっからはぜったい)

だからせめてこっからは絶対

(まきかえしをねらうぜ)

巻き返しを狙うぜ

(だいすきだったあのこをきらいになって)

大好きだったあの子を嫌いになって

(もうすぐ１ねんがたちます)

もうすぐ１年が経ちます

(いまでもたまに)

今でもたまに

(いや、まぁそれなりには)

いや、まぁそれなりには

(おもいだすよ)

思い出すよ

(いやなきぶんになる)

嫌な気分になる

(むちゅうだったあのこのいうことは)

夢中だったあの子の言うことは

(なんだってきいていたきがすんだ)

何だって聞いていた気がすんだ

(いまではぼくはぼくのために)

今では僕は僕のために

(いきてるんだよ)

生きてるんだよ

(ふとりもしたんだよ)

太りもしたんだよ

(あのこのかおりとすれちがっておもわずふりかえる)

あの子の香りとすれ違って思わず振り返る

(またはきけがすんだ)

また吐き気がすんだ

(でもいうほどは)

でも言うほどは

(きらいじゃないよ)

嫌いじゃないよ

(まちがいだらけのまいにちだ)

間違いだらけの毎日だ

(おもいこみもはげしいおろかものだ)

思い込みも激しい愚か者だ

(だからせめてこっからはどうか)

だからせめてこっからはどうか

(ばんかいのちゃんすをくれ)

挽回のチャンスをくれ

(だいすきだったあのこがいなくなって)

大好きだったあの子がいなくなって

(かれこれどのくらいたったっけ)

かれこれどのくらい経ったっけ

(いまでもたまに)

今でもたまに

(ほんとごくごくたまに)

ほんと極々たまに

(みかえすんだよ)

見返すんだよ

(なにとはいわないけど)

何とは言わないけど

(むちゅうだったあのこのすきなおとを)

夢中だったあの子の好きな音を

(くるったようにきいていたきがすんだ)

狂ったように聴いていた気がすんだ

(いまではぼくの１ばんのとらうまになってるんだよ)

今では僕の１番のトラウマになってるんだよ

(なきだしそうだよ)

泣き出しそうだよ

(ｏｈ)

Oh

(だいすきだったあのこをきらいになんて)

大好きだったあの子を嫌いになんて

(そんなんなれっこないよだいすきだよ)

そんなんなれっこないよ大好きだよ

(なんてうそだよ)

なんて嘘だよ

(そんなこというかよ)

そんなこと言うかよ

(ばかにすんなよ)

馬鹿にすんなよ

(ばーか)

ばーか

(むちゅうだったあのこのいうことは)

夢中だったあの子の言うことは

(なんだってきいていたきがすんだ)

何だって聞いていた気がすんだ

(いまではぼくはぼくのために)

今では僕は僕のために

(いきてるんだよ)

生きてるんだよ

(ここにたってるんだよ)

ここに立ってるんだよ

(こうやってうたってるんだよ)

こうやって歌ってるんだよ

(ぼくはぼくのために)

僕は僕のために