私のブルース／加地等
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歌詞(問題文)
(わたしのせぼねがわたしにはなしかけてくる)
私の背骨が私に話しかけてくる
(さいきんいやなおもさでたいへんだよって)
最近嫌な重さで大変だよって
(せぼねはそれでもわらってささえてくれる)
背骨はそれでも笑って支えてくれる
(まんいんでんしゃのなかでもたってられるよう)
満員電車の中でも立ってられるよう
(じはんきでわんかっぷおんなのくせに)
自販機でワンカップ 女のくせに
(いまのじぶんをことばでははめこみたくないけど)
今の自分を言葉では はめこみたくないけど
(わたしはわたしよだれでもないよ)
私は私よ 誰でもないよ
(ひはしずみぽつぽつとあかりがゆれだす)
陽は沈みポツポツと灯りがゆれだす
(あのひといまごろどうしてるのかな)
あの人今頃どうしてるのかな
(きっとしあわせなかていをきずいてるんでしょう)
きっと幸せな家庭を築いてるんでしょう
(みれんなんてこれっぽっちもないけど)
未練なんてこれっぽっちもないけど
(ねたみをやさしさにかえるじぶんによいたいだけ)
妬みを優しさにかえる自分に酔いたいだけ
(のらねこにこえをかけたらけいかいわたしをみる)
ノラ猫に声をかけたら 警戒私を見る
(あんたはいじきたないとみぬいてにげてく)
あんたは意地汚いと見抜いて逃げてく
(わたしはわたしよだれでもないよ)
私は私よ 誰でもないよ
(よるのこわさからちょこれーとをかってかえる)
夜の怖さからチョコレートを買って帰る
(くらいへやにもどってでんきをつけたら)
暗い部屋に戻って電気をつけたら
(わたしのぶんしんのいやなにおいがちらかってる)
私の分身の嫌な匂いがちらかってる
(あぁだれかだれかわたしをこわしちゃって)
あぁ 誰か誰か私を壊しちゃって
(こんびにのおにぎりとそしてちょこれーと)
コンビニのおにぎりと そしてチョコレート
(てれびをつけてもどうにもくだらない)
テレビをつけても どうにもくだらない
(みんざいをさんじょううめしゅでのんで)
眠剤を3錠 梅酒で飲んで
(わたしはわたしよだれでもないよ)
私は私よ 誰でもないよ
(べっどにもぐりこみただふるえてる)
ベッドにもぐりこみ ただ震えてる
(あしたもしごとあさってもしごと)
明日も仕事 あさっても仕事
(せんぎょうしゅふにはなれそうにないせぼね)
専業主婦には なれそうにない背骨
(わたしはわたしよだれでもないよ)
私は私よ 誰でもないよ
(もっともっとつよくきょせいをはってでも)
もっともっと強く去勢をはってでも
(もっともっとやさしくうそをついてでも)
もっともっと優しく嘘をついてでも