クソデカ羅生門

順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
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1 | subaru | 7386 | 光 | 7.6 | 97.0% | 163.0 | 1242 | 38 | 23 | 2025/01/14 |
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問題文
(あるひのちょうくれがたほぼよるのことである。)
ある日の超暮方(ほぼ夜)の事である。
(ひとりのげにんが、くそでかいらしょうもんのかんぜんなましたで)
一人の下人が、クソデカい羅生門の完全な真下で
(あまやみをきもちわるいほどずっとまちまくっていた。)
雨やみを気持ち悪いほどずっと待ちまくっていた。
(ばかみたいにひろいもんのましたには、このおおおとこのほかにぜんぜんだれもいない。)
馬鹿みたいに広い門の真下には、この大男のほかに全然誰もいない。
(ただ、ところどころにぬりのびっくりするくらいはげた、しんじられないほどおおきなまるばしらに、)
ただ、所々丹塗のびっくりするくらい剥げた、信じられないほど大きな円柱に、
(ぞうくらいあるきりぎりすがいっぴきとまっている。)
象くらいある蟋蟀が一匹とまっている。
(くそでからしょうもんが、たいがのようにひろいすざくおおじにあるいじょうは、)
クソデカ羅生門が、大河のように広い朱雀大路にある以上は、
(このくるったおとこのほかにも、げき・あまやみをするきょだいいちめがさやばくれつもみえぼしが、)
この狂った男のほかにも、激・雨やみをする巨大市女笠や爆裂揉烏帽子が、
(もうにさんびゃくにんはありそうなものである。)
もう二三百人はありそうなものである。
(それが、このちんみょうおとこのほかにはぜんぜんだれもまじでまったくいない。)
それが、この珍妙男のほかには全然誰もマジで全くいない。
(なぜかというと、このにさんぜんねん、きょうとには、ちょうきょだいじしんとかはかいてきつじかぜとか)
何故かと云うと、この二三千年、京都には、超巨大地震とか破壊的辻風とか
(さいきょうおおかじとかきょくげんききんとかいうえぐすぎるわざわいがまいにちつづいておこった。)
最強大火事とか極限饑饉とか云うエグすぎる災が毎日つづいて起こった。
(そこでくそひろいらくちゅうのさびれかたは)
そこでクソ広い洛中のさびれ方は
(まじでもうひととおりとかそういうれべるではない。)
マジでもう一通りとかそういうレベルではない。
(きゅうきによると、くそでかいぶつぞうや)
旧記によると、クソデカい仏像や
(ぶんかざいくらすのぶつぐをものすごいぱわーでうちくだいて、)
文化財クラスの仏具をものすごいパワーで打砕いて、
(そのにがべっちゃべちゃについたり、)
その丹がベッチャベチャについたり、
(きんぎんのはくがもういやになっちゃうくらいついたりしたきを、)
金銀の箔がもうイヤになっちゃうくらいついたりした木を、
(ろばたにおやのかたきのようにめちゃめちゃつみかさねて、)
路ばたに親の仇のようにメチャメチャつみ重ねて、
(たきぎのしろにうりまくっていたということである。)
薪の料に売りまくっていたと云う事である。
(くそちあんがいいことでしられるらくちゅうがそのしまつであるから、)
クソ治安がいいことで知られる洛中がその始末であるから、
(しょうきをうたがうれべるででかいらしょうもんのかんぜんしゅうりなどは、)
正気を疑うレベルでデカい羅生門の完全修理などは、
(もとよりだれもすててかえりみるものがまじでぜんぜんなかった。)
元より誰も捨てて顧る者がマジで全然なかった。