ナゾノクサ

(さいじゃくさいしょうおおなきむしこわくておびえていた)

最弱最小大泣き虫　怖くて怯えていた

(さいだいきゅうのたにんつくってうしろからのぞいて)

最大級の他人作って　後ろから覗いて

(くろくよどんだしかいのなかせかいがゆがんでみえた)

黒く淀んだ視界の中　世界が歪んで見えた

(おまえ、ちいさいくせに。)

「オマエ、チイサイクセニ。」

(こっちをみくだすなぞのくさ)

こっちを見下すナゾノクサ

(かすむてっとうにゆれるこうさてんゆがんだせかいでしろく)

霞む鉄塔に揺れる交差点　歪んだ世界で白く

(まぶしくてきれいでありのままいきる)

眩しくて綺麗で　ありのまま生きる

(ゆがんでしまったせかいのはじでぼくはひとり)

歪んでしまった世界の端で僕はひとり

(ふるえるこえはもうだれにもとどきはしないさ)

震える声はもう　誰にも届きはしないさ

(きらいできらいなぼくなぼくまだかくしてる)

嫌いで嫌いな僕な僕　まだ隠してる

(こわくてうつむいたふとみいだしたひかり)

怖くて俯いた　ふと見出した光

(ずいぶんまえにいやになってぼくはぼくをあきらめた)

随分前に嫌になって　僕は僕を諦めた

(めざしていたものはそういやそんなものあったけなぁ)

目指していたものは？そういやそんなものあったけなぁ

(にじんだめにもうつるこんぱすむかうべきほうへすすめ)

滲んだ目にも映るコンパス　向かうべき方へ進め

(どうやらこのみちでただしかった)

どうやらこの道で正しかった

(ゆがんでいたのはぼくのほうかせかいのほうなのか)

歪んでいたのは僕の方か世界の方なのか

(たしかなことなんてひとつもないようにおもえた)

確かな事なんて　ひとつもないように思えた

(きらいできらいもぼくなぼくまだおびえてる)

嫌いで嫌いも僕な僕　まだ怯えてる

(こわくてかくれていたほんとうのじぶんをみた)

怖くて隠れていた　本当の自分を見た

(きみのせかいをみせておくれ)

君の世界を見せておくれ

(てとてをとりあえたならこたえがわかるさ)

手と手を取り合えたなら答えがわかるさ

(いま、めのまえにはひらいたどあゆがんだせかいはきえた)

今、目の前には開いたドア　歪んだ世界は消えた

(ひとつだけみつけたたしかなことは)

一つだけ見つけた　確かな事は

(ゆがんでいたのはぼくのほうだせかいのほうじゃない)

歪んでいたのは僕の方だ　世界の方じゃない

(いまならわかるよほんとうのぼくはここにいる)

今なら分かるよ　本当の僕はここに居る

(ゆがんでいたってぼくはぼくだそのそんざいがぼくをかえた)

歪んでいたって僕は僕だ　その存在が僕を変えた

(ああよわくてもぼくはぼくをつづけたい)

ああ　弱くても　僕は僕を続けたい