王子とこじき 1

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投稿者投稿者ローズマリーいいね0お気に入り登録
プレイ回数155順位1667位  難易度(4.5) 2195打 長文
作者 マーク・トウェイン
順位 名前 スコア 称号 打鍵/秒 正誤率 時間(秒) 打鍵数 ミス 問題 日付
1 HAKU 7257 7.4 97.9% 295.7 2191 45 42 2026/01/12
2 なお氏 5378 B++ 5.5 97.5% 395.1 2180 55 42 2026/01/10
3 fu-cyobi 4610 C++ 4.8 95.2% 445.7 2164 109 42 2026/01/11
4 じゅんこ 4386 C+ 4.7 93.5% 466.9 2200 152 42 2026/01/11
5 haruf2 3331 D 3.3 98.0% 638.4 2170 43 42 2026/01/10

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問題文

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(あるあきのひのこと。)

ある秋の日のこと。

(ひとりのおとこのこが、ろんどんのふるぼけたうらまちでうまれた。)

ひとりの男の子が、ロンドンの古ぼけた裏町で生まれた。

(「やれやれ。このこをどうやってそだてたらいいもんかね。)

「やれやれ。この子をどうやって育てたらいいもんかね。

(まったく、みてるだけであたまがいたいぜ」)

まったく、見てるだけで頭が痛いぜ」

(まず、ちちおやはこういった。なにしろ、このうちはひどいびんぼうだったから。)

まず、父親はこう言った。なにしろ、このうちはひどい貧乏だったから。

(「・・・なまえぐらい、つけてやるか。かねもかからないこったしな。)

「・・・名前ぐらい、つけてやるか。金もかからないこったしな。

(うーん・・・っと。かんがえるのもめんどうくせえ。)

うーん・・・っと。考えるのも面倒くせえ。

(どこにでもころがってるので、けっこうだ」というわけで、)

どこにでも転がってるので、結構だ」というわけで、

(そのうまれたばかりのおとこのこに、とむというなまえをつけた。)

その生まれたばかりの男の子に、トムという名前をつけた。

(とむきゃんてぃ。)

トム・キャンティ。

(ぼろにくるまっていても、おおきなりこうそうなめ。)

ぼろにくるまっていても、大きな利口そうな目。

(じょうぶそうなてあし。そしてげんきなこえでなく、とむきゃんてぃ。)

丈夫そうな手足。そして元気な声で泣く、トム・キャンティ。

(だが、このことはきゃんてぃいっかにとって、どうでもよかった。)

だが、このことはキャンティ一家にとって、どうでもよかった。

(きにかかるのは、あしたたべるだけのかねをどうしたらいいか)

気にかかるのは、明日食べるだけの金をどうしたらいいか

(それだけだったのである。)

それだけだったのである。

(やはり、このひにおなじろんどんで、もうひとりのおとこのこがうまれた。)

やはり、この日に同じロンドンで、もう一人の男の子が生まれた。

(だが、こっちのおとこのこがうまれたのは、ひろいりっぱなきゅうでんのなかだった。)

だが、こっちの男の子が生まれたのは、広い立派な宮殿の中だった。

(なんかげつもまえから、いぎりすじゅうのひとはこのこのうまれるのをまっていた。)

何か月も前から、イギリス中の人はこの子の生まれるのを待っていた。

(ぶじにうまれるように、かみにいのりをささげるひともたくさんいた。)

無事に生まれるように、神に祈りをささげる人もたくさんいた。

(だから、このこがうまれたしらせは、たちまちのうちにきゅうでんから)

だから、この子が生まれた知らせは、たちまちのうちに宮殿から

など

(まちへとひろがっていった。)

町へと広がっていった。

(「おうじさまだぞう・・・」「おうまれになったよ、おうじさまが・・・」)

「王子様だぞう・・・」「お生まれになったよ、王子様が・・・」

(びんぼうにんは、なけなしのかねでさけをのんで、しごとをやすむし、)

貧乏人は、なけなしの金で酒を飲んで、仕事を休むし、

(きぞくたちはだいえんかいをひらいていわった。)

貴族たちは大宴会を開いて祝った。

(もっとも、こんなおおきなさわぎのなかには、)

もっとも、こんな大きな騒ぎの中には、

(「こんど、おうさまになるひとは、もうすこしりっぱなひとであってほしい」というきもちも)

「今度、王様になる人は、もう少し立派な人であってほしい」という気持ちも

(ふくまれていたのだ。ともかく、まちじゅう、くにじゅうはおどりくるってよろこんだ。)

含まれていたのだ。ともかく、町中、国中は踊り狂って喜んだ。

(そして、そのこのなまえは、えどわーどちゅーだー。)

そして、その子の名前は、エドワード・チューダー。

(へんりーはっせいへいかのむすこ、うまれながらのおうじだった。)

ヘンリー八世陛下の息子、生まれながらの王子だった。

(ぼろにくるまっているとむきゃんてぃ。きゅうでんのなかのえどわーどちゅーだー。)

ぼろにくるまっているトム・キャンティ。宮殿の中のエドワード・チューダー。

(ふしぎなことに、このふたりはいずれむすびつくうんめいをもっていたのである。)

不思議なことに、この二人はいずれ結びつく運命を持っていたのである。

(さて、ここではなしをなんじゅうねんかひととびさせよう。)

さて、ここで話を何十年かひととびさせよう。

(ろんどんのうらまちは、とむがうまれたときよりももっとふるぼけてきたならしくなっていた)

ロンドンの裏町は、トムが生まれた時よりももっと古ぼけて汚らしくなっていた

(しかも、ろんどんばしにちかいこの”がらくたよこちょう”とよばれるばしょは)

しかも、ロンドン橋に近いこの”がらくた横丁”と呼ばれる場所は

(すむにんげんがおおくなると、うえへうえへといえをたてまししたから、みちもいえも)

住む人間が多くなると、上へ上へと家を建て増ししたから、道も家も

(いよいよひあたりがわるくなっていた。このせまいみちでいちにちじゅう、)

いよいよ日当たりが悪くなっていた。この狭い道で一日中、

(よっぱらいはわめくし、けんかのたえまがなかったのである。)

酔っ払いはわめくし、喧嘩の絶え間がなかったのである。

(とむきゃんてぃのいっかは、このがらくたよこちょうのさんがいのすみっこにすんでいた。)

トム・キャンティの一家は、このがらくた横丁の三階の隅っこに住んでいた。

(とむのちちおやのじょんきゃんてぃは、かっぱらいがしごとで)

トムの父親のジョン・キャンティは、かっぱらいが仕事で

(そのははおや、つまりとむのおばあさんも、そのかたぼうをかついでいた。)

その母親、つまりトムのおばあさんも、その片棒を担いでいた。

(そして、とむのねえさんふたりと、おひとよしのははおやは、どろぼうするうでがないためか)

そして、トムの姉さん二人と、お人よしの母親は、泥棒する腕がないためか

(こじきがしごとであった。だから、とむがこじきとしてそだてられたのもむりはなかった)

乞食が仕事であった。だから、トムが乞食として育てられたのも無理はなかった

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