鋼

(きりさすやみよにそびえるしろかげ)

霧刺す闇夜にそびえる城影

(とらわれしきみのつきあかりきえゆく)

囚われし君の月灯り消えゆく

(きりさかれたえがお)

切り裂かれた笑顔

(うらぎり、かなしみゆえに)

裏切り、哀しみ故に

(むじひにちったみらいれっしょう)

無慈悲に散った未来裂傷

(とりかえすために)

取り返す為に

(りん、ぴょう、とう、しゃ、かいじんれつざいぜん)

臨、兵、闘、者、皆陣烈在前

(しょう！)

翔！

(しょうげきでつなげはがねのきずな)

衝撃で繋げ鋼の絆

(あいをかかげて)

愛を掲げて

(ながさせたなみだふきとぶほどにまきおこせ)

流させた涙吹き飛ぶ程に巻き起こせ

(いけ！かぜを)

行け！施風(かぜ)を

(きえゆくほしたち)

消えゆく星達

(うちひしがれるさんじょう)

打ち拉がれる惨状

(まいちりつづけるぎせい)

舞い散り続ける犠牲

(まもれればいいきみだけを)

守れればいい君だけを

(たとえほかがすべてくちはてたとしても)

例え他が全て朽ち果てたとしても

(まよいだすせいぎ)

迷い出す正義

(しつ、ぷう、じん、らい、いっしんふらんざんげき)

疾、風、迅、雷、一心不乱斬撃

(ちょう！)

蝶！

(ちょうぜつにくだけぎぜんでかたる)

超絶に砕け偽善で騙(かた)る

(いむべきものたち)

忌むべき者たち

(あおじろいざれごとはしんくにそめて)

蒼白い戯言は真紅に染めて

(ふりむかずいざ！すすめ)

振り向かずいざ！進め

(だれよりあいしたあなたをなくすぐらいなら)

誰より愛したあなたを無くすぐらいなら

(このてでこわしてあげる)

この手で壊してあげる

(つよくだきちかうよはがねのごとく)

強く抱き誓うよ鋼の如く

(すべてこわせ)

全て壊せ

(くろくうずくこころふうじて)

黒く疼く心封じて

(ふあんもつみもきずもいたみもかなしさもふりきって)

不安も罪も傷も痛みも哀しさも振り切って

(まいきざめ)

舞い刻め

(りん、ぴょう、とう、しゃ、かいじんれつざいぜん)

臨、兵、闘、者、皆陣烈在前

(しょう！)

翔！

(しょうげきでうばわれたせつなるねがいをゆめでつぎたし)

衝撃で奪われた切なる願いを夢で継ぎ足し

(もうとどくはずもないおもいそらにいのる)

もう届くはずも無い想い空に祈る

(さあさけべいけ！あいを)

さあ叫べ行け！愛を