巨人の研究 -7-

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師匠シリーズ
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問題文

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(「お、いいぞ。ろきはおーでぃんにひきいられたあーすしんぞくとたいりつした)

「お、いいぞ。ロキはオーディンに率いられたアース神族と対立した

(きょじんぞくのちをひいているとされている。)

巨人族の血を引いているとされている。

(そのきょじんぞくのそがゆーみるとよばれるきょじんだ。もっともあーすしんぞくも)

その巨人族の祖がユーミルと呼ばれる巨人だ。もっともアース神族も

(いっぱんてきなかんかくからするときょじんてきなそんざいであることにちがいはないがな。)

一般的な感覚からすると巨人的な存在であることに違いはないがな。

(ちなみにこのゆーみるやちゅうごくのばんこ、それからこだいばびろにあの)

ちなみにこのユーミルや中国の盤古、それから古代バビロニアの

(てぃあまっとなどはしげんのきょじんとしてのせいしつをもっている。)

ティアマットなどは始原の巨人としての性質を持っている。

(つまり、そのからだ、もしくはしたいからだいちやうみ、そのほかのしぜんや)

つまり、その身体、もしくは死体から大地や海、その他の自然や

(しぜんげんしょうがうまれたとされているんだ。おおくのしんわのなかで)

自然現象が生まれたとされているんだ。多くの神話の中で

(それぞれのせかいのきげんがかたられているけど、きょじんからすべてが)

それぞれの世界の起源が語られているけど、巨人からすべてが

(うまれたとするぱたーんは「せかいきょじんがた」とよばれる」)

生まれたとするパターンは「世界巨人型」と呼ばれる」

(「にほんだとだいだらぼっちなんかがそうですか」)

「日本だとダイダラボッチなんかがそうですか」

(「いや、だいだらぼっちはやまやぬまをつくったというでんしょうがかくちにのこってるけど、)

「いや、ダイダラボッチは山や沼を作ったという伝承が各地に残ってるけど、

(あれはつちをもったのがやまになったり、あしあとがぬまになったりしただけで、)

あれは土を盛ったのが山になったり、足跡が沼になったりしただけで、

(じぶんじしんがだいちなんかになったわけじゃない。)

自分自身が大地なんかになったわけじゃない。

(でかいってことをきょうちょうするためのいつわだな。にほんにはこのての)

デカイってことを強調するための逸話だな。日本にはこの手の

(せかいきょじんがたのしんわはぶんぷしていないみたいだ」)

世界巨人型の神話は分布していないみたいだ」

(のーとにはいろいろとしらべたことをかきつけてあるらしい。)

ノートには色々と調べたことを書き付けてあるらしい。

(ぺーじをめくるすぴーどがあがってきた。)

ページをめくるスピードが上がってきた。

(「ほかに、きょじんといえば?」)

「他に、巨人と言えば?」

(てすとみたいだ。きょじん、きょじん、とあたまのなかでこえにだしていると、)

テストみたいだ。巨人、巨人、と頭の中で声に出していると、

など

(「せかいのきょじん」というふれーずがうかんだ。)

「世界の巨人」というフレーズが浮かんだ。

(「じゃいあんとばば」)

「ジャイアント馬場」

(まじめにこたえろとおこられるかとおもったが、)

真面目に答えろと怒られるかと思ったが、

(ししょうはうれしそうに「それだ」といった。)

師匠は嬉しそうに「それだ」と言った。

(「さっきまでのきょじんたちとはべくとるがまったくちがうけど、)

「さっきまでの巨人たちとはベクトルがまったく違うけど、

(これもりっぱなきょじんだ」)

これも立派な巨人だ」

(ぼくはみえていたじらいをふんでしまったかと、すこしこうかいした。)

僕は見えていた地雷を踏んでしまったかと、少し後悔した。

(ししょうはかなりのぷろれすまにあで、じもとにこうぎょうがきたときに)

師匠はかなりのプロレスマニアで、地元に興行が来た時に

(むりやりつれていかれたことがなんどもあった。)

無理やり連れて行かれたことが何度もあった。

(そういうひとなので、ぷろれすのはなしをしばらくきかされることをかくごしたが、)

そういう人なので、プロレスの話をしばらく聞かされることを覚悟したが、

(いがいにもはなしはそれなかった。)

意外にも話は逸れなかった。

(「どうしてばばがでかいかしっているか。あれはかすいたいせんしゅといわれる)

「どうして馬場がデカイか知っているか。あれは下垂体腺腫と言われる

(のうかすいたいのほるもんぶんぴついじょうがげんいんだ。)

脳下垂体のホルモン分泌異常が原因だ。

(かすいたいせんしゅのなかでもせいちょうほるもんさんせいかすいたいせんしゅとよばれるびょうへんは、)

下垂体腺腫の中でも成長ホルモン産生下垂体腺腫と呼ばれる病変は、

(せんたんきょじんしょうやきょじんしょうともよばれる。びょうきでからだがおおきくなってしまうんだ。)

先端巨人症や巨人症とも呼ばれる。病気で身体が大きくなってしまうんだ。

(すもうとりのなかでもえどじだいなんかにはきわだっておおきなでんせつてきなりきしがいるけど、)

相撲取りの中でも江戸時代なんかには際立って大きな伝説的な力士がいるけど、

(あながちこちょうとばかりもいいきれない。せんちゅうせんごからこっちでも)

あながち誇張とばかりも言い切れない。戦中戦後からこっちでも

(にめーとるじゅっせんちきゅうのりきしがなんにんかいるしな。)

二メートル十センチ級の力士が何人かいるしな。

(あと、さいきんみないからいんたいしたのかもしれないけど、ばすけのにほんだいひょうに)

あと、最近見ないから引退したのかもしれないけど、バスケの日本代表に

(にめーとるさんじゅっせんちくらいあるひとがいたよな。)

二メートル三十センチくらいある人がいたよな。

(あのひともたぶんこのびょうきだとおもう。かいがいだともっとすごいやつがいるぞ。)

あの人もたぶんこの病気だと思う。海外だともっと凄いヤツがいるぞ。

(ろばーと・わどろうってあめりかじんはにじゅっせいきぜんはんのひとだけど、)

ロバート・ワドロウってアメリカ人は二十世紀前半の人だけど、

(にめーとるななじゅうにせんちだってさ。ちちおやといっしょにたってるしゃしんをみたけど、)

二メートル七十二センチだってさ。父親と一緒に立ってる写真を見たけど、

(ちちおやのあたまがちょうどろばーとくんのまたのところだったよ。)

父親の頭がちょうどロバート君の股のところだったよ。

(にじゅうにさいでしんでしまったけど、ずっとしんちょうがのびつづけていたらしいから、)

二十二歳で死んでしまったけど、ずっと身長が伸び続けていたらしいから、

(もしいきてたらどこまででかくなったのかそうぞうもつかないな」)

もし生きてたらどこまでデカくなったのか想像もつかないな」

(じつざいするきょじんか。)

実在する巨人か。

(きょじんがふえているといいったさっきのししょうのぼうげんが、かすかにりんかくを)

巨人が増えているとい言ったさっきの師匠の妄言が、微かに輪郭を

(もちはじめた。しかしそういうひとがきゅうにふえるなんてことがあるものだろうか。)

持ち始めた。しかしそういう人が急に増えるなんてことがあるものだろうか。

(「さて、きょじんもいろいろでたようだけど、おおきくくくればげんじてんで)

「さて、巨人も色々出たようだけど、大きく括れば現時点で

(にぱたーんにぶんるいできるな。まずだいいちのきょじんだ、だいだらぼっちや)

二パターンに分類できるな。まず第一の巨人だ、ダイダラボッチや

(ぎがんてすなどがぞくする「でんせつじょうのきょじん」というぶんるいだ。)

ギガンテスなどが属する「伝説上の巨人」という分類だ。

(そしてだいにのきょじんがばばやろばーと・わどろうがぞくする)

そして第二の巨人が馬場やロバート・ワドロウが属する

(「きょじんしょうによるきょじん」というぶんるい」)

「巨人症による巨人」という分類」

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