巨人の研究 -18-
cicciさんのアカウント
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| 順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | HAKU | 7790 | 神 | 7.9 | 97.8% | 351.7 | 2802 | 62 | 60 | 2026/01/09 |
| 2 | Jyo | 6011 | A++ | 6.1 | 97.2% | 447.0 | 2766 | 79 | 60 | 2026/01/08 |
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問題文
(ししょうもいっさいみずをむけることもなく、ただひたすらおとこのこのはなしにこわがって)
師匠も一切水を向けることもなく、ただひたすら男の子の話に怖がって
(みせているだけった。いったいどうするつもりなのだろうとおもって、)
見せているだけった。一体どうするつもりなのだろうと思って、
(やきもきしながらもくちをはさめないでいると、)
やきもきしながらも口を挟めないでいると、
(ししょうはふいにじさんしたにもつをあさりはじめた。)
師匠はふいに持参した荷物をあさり始めた。
(そしてさっきかっていたかんじゅーすをとりだす。)
そしてさっき買っていた缶ジュースを取り出す。
(そういえばまだのんでいなかった。もうあたたかくなっているんじゃないだろうか。)
そう言えばまだ飲んでいなかった。もう温かくなっているんじゃないだろうか。
(ししょうはべっどのおとこのこからはみえないかくどでかんじゅーすをもったまま、)
師匠はベッドの男の子からは見えない角度で缶ジュースを持ったまま、
(「ちょっとくいずをするけど、うけてたつ?」ときいた。)
「ちょっとクイズをするけど、受けて立つ?」と訊いた。
(おとこのこはうんいいよ、とうなずく。)
男の子はうんいいよ、と頷く。
(「じゃあめをとじて。)
「じゃあ目を閉じて。
(いまからわたすものがなんなのかあてられたらきみのかちだよ」)
今から渡すものがなんなのか当てられたらキミの勝ちだよ」
(「わかった」)
「分かった」
(すなおにめをとじる。ししょうはおとこのこのみぎてをとり、かんじゅーすをにぎらせる。)
素直に目を閉じる。師匠は男の子の右手を取り、缶ジュースを握らせる。
(ほっそりしたてにさんびゃくごじゅうみりりっとるのかんはやけにおおきくみえた。)
ほっそりした手に三百五十ミリリットルの缶はやけに大きく見えた。
(「あれ~。これなんだろう」)
「あれ〜。これなんだろう」
(おとこのこはめをとじたままくびをかしげている。)
男の子は目を閉じたまま首をかしげている。
(ししょうはもうわらっていない。しんけんなひょうじょうでかんをみつめている。)
師匠はもう笑っていない。真剣な表情で缶を見つめている。
(「う~ん」とうなってかんがえこんだおとこのこに、ししょうはひとことささやいた。)
「う〜ん」と唸って考え込んだ男の子に、師匠は一言ささやいた。
(「ひんとは、かん、なんとか」)
「ヒントは、かん、ナントカ」
(それをきいたしゅんかん、おとこのこのかおがほころんだ。)
それを聞いた瞬間、男の子の顔が綻んだ。
(「わかった」)
「分かった」
(そしてそのくちからでたこたえは、ぼくのよそうしていたものとはちがった。)
そしてその口から出た答えは、僕の予想していたものとは違った。
(おもわず「え?」といいそうになって、あわててくちをふさぐ。)
思わず「え?」と言いそうになって、慌てて口を塞ぐ。
(しかしししょうは「せいか~い」といってえがおをつくると)
しかし師匠は「せいか〜い」と言って笑顔を作ると
(おとこのこのてからかんじゅーすをすばやくぬきとり、うしろでにかくす。)
男の子の手から缶ジュースを素早く抜き取り、後ろ手に隠す。
(おとこのこはめをあけ、「あれ?」といってきょろきょろしている。)
男の子は目を開け、「あれ?」と言ってキョロキョロしている。
(ししょうのじぇすちゃーにきづいたぼくはこっそりとこのてから)
師匠のジェスチャーに気づいた僕はこっそりとこの手から
(かんじゅーすをうけとり、にもつのなかにかくす。)
缶ジュースを受け取り、荷物の中に隠す。
(なぜかわからないが、もうおとこのこにみせたくないらしい。)
何故か分からないが、もう男の子に見せたくないらしい。
(それは、かれがくいずのこたえをまちがえたこととむかんけいではないだろう。)
それは、彼がクイズの答えを間違えたことと無関係ではないだろう。
(「ごほうびはこれだ。えいっ」)
「ご褒美はこれだ。えいっ」
(ししょうはごまかすようにすばやくおとこのこのほっぺたにきすをした。)
師匠は誤魔化すように素早く男の子のほっぺたにキスをした。
(「じゃあ、もうわたしたちはいかなきゃ」)
「じゃあ、もうわたしたちは行かなきゃ」
(めをしろくろさせているおとこのこをおいてぼくらはあわただしくびょうしつをでていく。)
目を白黒させている男の子を置いて僕らは慌しく病室を出ていく。
(ろうかではのむらさんはうでぐみをしてまっていた。)
廊下では野村さんは腕組みをして待っていた。
(「なにかへんなことしてなかったでしょうね」)
「なにか変なことしてなかったでしょうね」
(「してないしてない。してないよ、な?」)
「してないしてない。してないよ、な?」
(「ええ。まあ」)
「ええ。まあ」
(「とにかく、ほんとうによけいなことはいわないでよ」)
「とにかく、本当に余計なことは言わないでよ」
(のむらさんはなんどめかのくぎをさすと、さらにろうかのおくへあるきはじめた。)
野村さんは何度目かの釘を刺すと、さらに廊下の奥へ歩き始めた。
(ぼくはうしろをついていきながら、さっきのふしぎなやりとりのことをかんがえる。)
僕は後ろをついて行きながら、さっきの不思議なやりとりのことを考える。
(そのよこで、ししょうはしせんをとがらせながらまえをみすえている。)
その横で、師匠は視線を尖らせながら前を見据えている。
(「ここよ」)
「ここよ」
(びょうしつのまえにとうちゃくし、またのむらさんがひとりでさきにはいる。すぐにでてきて、)
病室の前に到着し、また野村さんが一人で先に入る。すぐに出てきて、
(「さっきとおなじでいがくぶこえってことにしてるけど、ほんとうに・・・・・」)
「さっきと同じで医学部声ってことにしてるけど、本当に・・・・・」
(といいかけたところに、「よけいなことはいいません」とししょうがことばをつなぐ。)
と言い掛けた所に、「余計なことは言いません」と師匠が言葉を繋ぐ。
(そしてまちきれないというようにびょうしつのなかへきえていく。)
そして待ちきれないと言うように病室の中へ消えて行く。
(ぼくもすぐにあとをおう。)
僕もすぐに後を追う。
(こんどもよにんべやだったが、てまえのふたつのべっどにはろうじんがそれぞれふとんを)
今度も四人部屋だったが、手前の二つのベッドには老人がそれぞれ布団を
(かぶってねていた。そのおくにはやはりついたてがあり、まわりこむと)
被って寝ていた。その奥にはやはり衝立があり、回り込むと
(おんなのこがちょうどべっどからしんたいをおこすところだった。)
女の子がちょうどベッドから身体を起こす所だった。
(「あ、ねててもいいよ」)
「あ、寝ててもいいよ」
(ししょうがあわてててをふると、「だいじょうぶです」としずかなこえがかえってきた。)
師匠が慌てて手を振ると、「大丈夫です」と静かな声が返って来た。
(むかいのべっどはからだった。こんどはじゅうひとがいるようなけはいはない。)
向かいのベッドは空だった。今度は住人がいるような気配はない。
(ぼくのしせんにきがついたのか、おんなのこは「となりのひと、きのうたいいんしちゃった」)
僕の視線に気がついたのか、女の子は「隣の人、昨日退院しちゃった」
(といってわらった。)
と言って笑った。
(さっきのおとこのこよりはすこしとしうえだろうか。やはりやせていてかおやふくのそでから)
さっきの男の子よりは少し年上だろうか。やはり痩せていて顔や服の袖から
(でているてがやけにしろい。)
出ている手がやけに白い。
(「どんなひとだったの?」)
「どんな人だったの?」
(まるいすをひきよせながらししょうがくちをひらいた。)
丸イスを引き寄せながら師匠が口を開いた。