トランプ -1-
cicciさんのアカウント
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| 順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | berry | 8149 | 神 | 8.2 | 98.9% | 311.8 | 2569 | 28 | 57 | 2026/01/15 |
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問題文
(ししょうからきいたはなしだ。)
師匠から聞いた話だ。
(だいがくいっかいせいのふゆだった。)
大学一回生の冬だった。
(そのひぼくはあさからおがわちょうさじむしょというこうしんじょでばいとをしていた。)
その日僕は朝から小川調査事務所という興信所でバイトをしていた。
(ばいとといっても、たんていのてつだいではない。ただのしりょうせいりだ。)
バイトと言っても、探偵の手伝いではない。ただの資料整理だ。
(そもそもぼくはひとりでこうしんじょのしごとはできない。しんれいげんしょうがらみのいらいが)
そもそも僕は一人で興信所の仕事はできない。心霊現象絡みの依頼が
(あったときにそのせんもんかであるかなこさんのじょしゅをするだけだ。)
あった時にその専門家である加奈子さんの助手をするだけだ。
(じょしゅといっても、ぼくのおかるとどうのししょうであるところのかのじょは、)
助手と言っても、僕のオカルト道の師匠であるところの彼女は、
(ほとんどひとりでかいけつしてしまうので、なかばはなしあいてていどにしか)
ほとんど一人で解決してしまうので、なかば話し相手程度にしか
(すぎないのではないかと、おもわないでもなかった。)
過ぎないのではないかと、思わないでもなかった。
(「おい、どうした」)
「おい、どうした」
(こえにふりむくとしょちょうのおがわさんがおくのですくでうなりながら)
声に振り向くと所長の小川さんが奥のデスクで唸りながら
(わーぷろをたたいていた。)
ワープロを叩いていた。
(ざっきょびるのさんかいにあるじむしょにはですくがいつつあるが、いつもつかわれているのは)
雑居ビルの三階にある事務所にはデスクが五つあるが、いつも使われているのは
(おがわさんがすわっているおくのですくと、そのすぐまえにふたつならんでいる)
小川さんが座っている奥のデスクと、そのすぐ前に二つ並んでいる
(ですくだけだった。あとはだみーだ。)
デスクだけだった。あとはダミーだ。
(いや、みえというやつなのかもしれない。ぼくはけんないさいおおての)
いや、見栄というやつなのかも知れない。僕は県内最大手の
(たかやそうごうりさーちをのぞいて、おがわちょうさじむしょいがいのいっぱんてきな)
タカヤ総合リサーチを除いて、小川調査事務所以外の一般的な
(こうしんじょというものをしらないが、そんなになんにんもしょいんをかかえているこうしんじょなんて)
興信所というものを知らないが、そんなに何人も所員を抱えている興信所なんて
(ふつうにあるとはおもわない。)
普通にあるとは思わない。
(しょせんじえいぎょうだ。いらいきゃくもそのくらいわかっているとおもうのだが。)
しょせん自営業だ。依頼客もそのくらいわかっていると思うのだが。
(そのつかわれているですくにしたところで、)
その使われているデスクにしたところで、
(ししょうのしていせきはたいていかいてんきゅうぎょうじょうたい。)
師匠の指定席はたいてい開店休業状態。
(なんにちもしりょうあつめをしてじょうほうをえる、というようなすたいるではなく、)
何日も資料集めをして情報を得る、というようなスタイルではなく、
(おばけがらみのはなしとくればとりあえずでむいて、そのままたいていそくかいけつ、)
お化け絡みの話とくればとりあえず出向いて、そのままたいてい即解決、
(というじつにこうりつのよいしごとをしているのでですくはいらいかんりょうごに)
という実に効率の良い仕事をしているのでデスクは依頼完了後に
(ほうこくしょをつくるためにちょろっとつかうくらいだった。)
報告書を作るためにちょろっと使うくらいだった。
(「まじかよ、おい」)
「まじかよ、おい」
(おがわさんはのけぞるようにいすにもたれかかり、)
小川さんはのけ反るように椅子にもたれかかり、
(てんじょうをあおぎながらひだりてでかおをおおった。そのゆびにはたばこがはさまれている。)
天井を仰ぎながら左手で顔を覆った。その指には煙草が挟まれている。
(ぼくはしんぶんきじのすくらっぷをせいりするてをとめ、ふりむいた。)
僕は新聞記事のスクラップを整理する手を止め、振り向いた。
(「どうしました」)
「どうしました」
(そうといかけると、おがわさんはいまいましそうにわーぷろをこづきながら)
そう問いかけると、小川さんは忌々しそうにワープロを小突きながら
(ふかいためいきをついた。)
深い溜息をついた。
(「つくりかけのほうこくしょがきえた」)
「作りかけの報告書が消えた」
(「ほぞんしてなかったんですか。まめにうわがきしないと」)
「保存してなかったんですか。まめに上書きしないと」
(「・・・・・」)
「・・・・・」
(それにはこたえず。たばこをけしてからのびをしてたちあがる。)
それには答えず。煙草を消してから伸びをして立ち上がる。
(そしてせんめんじょのほうへむかった。)
そして洗面所の方へ向かった。
(ぷろのようなげんだいのりきにはうといのだが、)
プロのような現代の利器には疎いのだが、
(じをかくのがあまりとくいではなかったのでくしんしてつかっているらしい。)
字を書くのがあまり得意ではなかったので苦心して使っているらしい。
(それでもこうしたとらぶるのたびにどくづいて、)
それでもこうしたトラブルのたびに毒づいて、
(「えでんのりんご」だとわめいた。)
「エデンのリンゴ」だとわめいた。
(しらないならしらないでよかったのに、なまじしってしまったがために)
知らないなら知らないで良かったのに、なまじ知ってしまったがために
(そのこうざいのすべてをみにせおうことになってしまったことを)
その功罪のすべてを身に背負うことになってしまったことを
(なげいているらしい。)
嘆いているらしい。
(やがてせんめんじょからでてくると、おがわさんはいくぶんさっぱりしたかおで)
やがて洗面所から出てくると、小川さんは幾分さっぱりした顔で
(「ひるめしくいにいこう」といった。)
「昼飯食いに行こう」と言った。
(もうそんなじかんか。)
もうそんな時間か。
(「おごりなら」というと、すましたかおでむねぽけっとをたたく。)
「奢りなら」と言うと、すました顔で胸ポケットを叩く。
(そんなところにさいふがはいっていないのはしっているし、)
そんなところに財布が入っていないのは知っているし、
(どうせぼすとんなのだろう。いつもつけでのみくいしては、)
どうせボストンなのだろう。いつもツケで飲み食いしては、
(よくげつのしはらいのときに、おやをころされたようなかなしそうなかおをして)
翌月の支払いの時に、親を殺されたような哀しそうな顔をして
(はらっているのもしっている。)
払っているのも知っている。
(しかもぼくもろうどうきじゅんほういはんではないか、というていじきゅうではたらいている)
しかも僕も労働基準法違反ではないか、という低時給で働いている
(みのうえなので、おごってくれるというならえんりょなどしない。)
身の上なので、奢ってくれると言うなら遠慮などしない。
(「はっとりもどうだ」)
「服部もどうだ」
(もうひとつのせきにもみずをむける。)
もう一つの席にも水を向ける。