好きでいさせて

(ねえあのかえりみち)

ねえ　あの帰り道

(あのときにはもうきまってたの)

あの時にはもう決まってたの

(ねえそれならあのとき)

ねえ　それならあの時

(かったじゅーすのおかねかえしてよ)

買ったジュースのお金返してよ

(あたらしいかれしもいいおとこだってね)

新しい彼氏もいい男だってね

(ぼくにくらべてどうなの？)

僕に比べてどうなの？

(くらべてよ)

くらべてよ

(ただみてるだけ)

ただ見てるだけ

(ただめでおいかけてるだけ)

ただ目で追いかけてるだけ

(あとねるまえにきみのにっきをよむだけ)

あと寝る前に君の日記を読むだけ

(それだけ)

それだけ

(たのしいこととさ やらしいことだけおもいだして)

楽しいこととさ やらしいことだけ思い出して

(そういうとこがだめだったのかなんて)

そういうとこがダメだったのかなんて

(おもうけど)

思うけど

(おはようくらいはさ)

おはようくらいはさ

(いったほうがいいだろう)

言った方がいいだろう

(どうおもう)

どう思う

(ゆうがたのかえりみちいつものふみきり)

夕方の帰り道いつもの踏切

(やったやらないどこまでいった)

やったやらないどこまでいった

(ああむしんけいなとものはなし)

ああ無神経な友の話

(いつもよるこんびに)

いつも寄るコンビニ

(とししたにこきつかわれるおっさん)

年下にこき使われるおっさん

(あいたくてあいたくてふるえる)

会いたくて会いたくて震える

(まさか)

まさか

(あたらしいかのじょもまだできないし)

新しい彼女もまだできないし

(あたらしいっていいかたもどうだろう)

新しいって言い方もどうだろう

(くらべちゃうよ)

比べちゃうよ

(きょうもあのひとにたようなかぜがふいて)

今日もあの日と似たような風が吹いて

(きょうもあのひとおなじくつをはいてる)

今日もあの日と同じ靴を履いてる

(きょうもあのひとおなじでんしゃにのって)

今日もあの日と同じ電車に乗って

(きょうはきみをめでおっているだけ)

今日は君を目で追っているだけ

(おはようもいえないし)

おはようも言えないし

(じゃあねもいえない)

じゃあねも言えない

(それじゃあ)

それじゃあ

(まだすきだなんていえないし)

まだ好きだなんて言えないし

(ただみてるだけ)

ただ見てるだけ

(ただめでおいかけてるだけ)

ただ目で追いかけてるだけ

(あとねるまえにきみのにっきをよむだけ)

あと寝る前に君の日記を読むだけ

(それだけ)

それだけ

(たのしいこととさ やらしいことだけおもいだして)

楽しいこととさ やらしいことだけ思い出して

(そういうとこがだめだったのかなんて)

そういうとこがダメだったのかなんて

(おもうけど)

思うけど

(おはようくらいはさいったほうがいいだろう)

おはようくらいはさ言った方がいいだろう

(きらいでいいしさ)

嫌いでいいしさ

(わすれないでよ)

忘れないでよ

(ぼくのこと)

僕のこと