万葉集 明日香皇女(あすかのひめみこ)挽歌

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投稿者投稿者Yasouいいね0お気に入り登録
プレイ回数1難易度(4.2) 1063打 長文 かな
柿本人麻呂の優作。 歌中に夕星(ゆうつづ)・宵の明星が出てくる
明日香皇女は天智天皇の娘

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問題文

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(とぶとりの、あすかのかはの、かみつせに、いしばしわたし、しもつせに、うちはしわたす、) 飛ぶ鳥の、明日香の川の、上つ瀬に、石橋渡し、下つ瀬に、打橋渡す、 (いしばしに、おひなびける、たまももぞ、たゆればおふる、うちばしに、おひををれる、) 石橋に、生ひなびける、玉藻もぞ、絶ゆれば生ふる、打橋に、生ひををれる、 (かはももぞ、かるればはゆる、なにしかも、わがおほきみの、たたせば、) 川藻もぞ、枯るれば生ゆる、なにしかも、我が大君の、立たせば、 (たまものもころ、こやせば、かはものごとく、なびかひの、よろしききみが、あさみやを、) 玉藻のもころ、臥やせば、川藻のごとく、靡かひの、宜しき君が、朝宮を、 (わすれたまふや、ゆふみやを、そむきたまふや、うつそみと、おもひしときに、はるへには、) 忘れたまふや、夕宮を、背きたまふや、うつそみと、思ひし時に、春へには、 (はなをりかざし、あきたてば、もみぢばかざし、しきたへの、そでたづさはり、かがみなす、) 花折りかざし、秋立てば、黄葉かざし、しきたへの、袖たづさはり、鏡なす、 (みれどもあかず、もちづきの、いやめづらしみ、おもほしし、きみとときどき、) 見れども飽かず、望月の、いやめづらしみ、思ほしし、君と時どき、 (いでまして、あそびたまひし、みけむかふ、きのへのみやを、とこみやと、さだめたまひて、) 出でまして、遊びたまひし、御食向かふ、城上の宮を、常宮と、定めたまひて、 (あぢさはふ、めこともたえぬ、しかれかも、あやにかなしみ、ぬえとりの、かたこひづま、) あぢさはふ、目言も絶えぬ、しかれかも、あやに哀しみ、ねえ鳥の、片恋づま、 (あさとりの、かよはすきみが、なつくさの、おもひしなえて、ゆふつづの、かゆきかくゆき、おほふねの、) 朝鳥の、通はす君が、夏草の、思ひ萎えて、夕星の、か行きかく行き、大船の、
(たゆたふみれば、なぐさもる、こころもあらず、そこゆえに、せむすべしれや、おとのみも、) たゆたふ見れば、慰もる、心もあらず、そこ故に、せむすべ知れや、音のみも、 (なのみもたえず、あめつちの、いやとほながく、しのひゆかむ、みなにかかせる、) 名のみも絶えず、天地の、いや遠長く、偲ひ行かむ、御名にかかせる、 (あすかがは、よろづよまでに、はしきやし、わがおほきみの、かたみにここを。) 明日香川、万代までに、はしきやし、我が大君の、形見にここを。 (あすかがは、しがらみわたし、せかませば、ながるるみづも、のどにかあらまし) 明日香川、しがらみ渡し、塞かませば、流るる水も、のどかにあらまし (あすかがは、あすだにみむと、おもへやも、わがおほきみの、みなわすれせぬ) 明日香川、明日だに見むと、思へやも、我が大君の、御名忘れせぬ

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