天草会のこれまで
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問題文
(そんななか あまくさかいにおおきなてんきがおとずれる)
そんな中 天草会に大きな転機が訪れる
(ゆたかがかいちょうになりはじめたころに)
豊が会長になり始めた頃に
(かさはらあおとといしいまりかがあまくさかいのちょうほうぶにかにゅうした)
笠原碧斗と石井茉莉花が天草会の諜報部に加入した
(ふたりはかんぶこうほせいだったためとくべつあつかいをうけており)
二人は幹部候補生だったため特別扱いを受けており
(ちょうほうぶとしっこうぶのかけもちをしていた)
諜報部と執行部の掛け持ちをしていた
(あおとはあるてぐちをもちいてしょうかくしようとしていた)
碧斗はある手口を用いて昇格しようとしていた
(あまくさかいによるいじめのひがいをうけているじょせいにてをさしのべ)
天草会によるいじめの被害を受けている女性に手を差し伸べ
(さいごのさいごでうらぎり)
最後の最後で裏切り
(したにまっとがしいてあるこうしゃのおくじょうでじっさいにつきおとし)
下にマットが敷いてある校舎の屋上で実際に突き落とし
(そのしょっくでてんこうするひとをふやしていた)
そのショックで転校する人を増やしていた
(このやりかたはだいせいこうした)
このやり方は大成功した
(あおとはちょうほうぶのいちいんなので)
碧斗は諜報部の一員なので
(あまくさかいのこうせいいんだとしっているひとはすくなく)
天草会の構成員だと知っている人は少なく
(うわさがたつことはなかった)
噂が立つことは無かった
(そしてつぎのひょうてきははぎうらまほとなった)
そして次の標的は萩浦茉保となった
(かのじょはどくぶつをつかってひとにひがいをくわえたものとして)
彼女は毒物を使って人に被害を加えた者として
(ついほうれいをはつれいすることになった)
追放令を発令することになった
(ついほうれいをうけたまほはまりかからいじめをうけてしまう)
追放令を受けた茉保は茉莉花からいじめを受けてしまう
(いつもどおりにまほにてをさしのべるあおと)
いつも通りに茉保に手を差し伸べる碧斗
(さいごにあおとはまほをこうしゃのおくじょうからつきおとそうとしたとき)
最後に碧斗は茉保を校舎の屋上から突き落とそうとした時
(もみあいであしをくずしふたりともどうじにてんらくしてしまう)
揉み合いで足を崩し二人とも同時に転落してしまう
(これがあまくさかいにとってじゅうだいなじけん)
これが天草会にとって重大な事件
(ついんじけんとよぶようになった)
ツイン事件と呼ぶようになった
(ひがいしゃのまほはあまくさかいによるいじめへのすとれすが)
被害者の茉保は天草会によるいじめへのストレスが
(かんせつてきなげんいんとされ)
間接的な原因とされ
(きょういくいいんかいはあまくさかいのはんこうだんたいとしてあまくさかいたいさくほんぶ)
教育委員会は天草会の反抗団体として天草会対策本部
(つうしょう あまたいのかつどうをきょうかするようめいじた)
通称 アマタイの活動を強化するよう命じた
(だれもがおそれていたあまくさかいにたいこうするだんたいができたことで)
誰もが恐れていた天草会に対抗する団体ができたことで
(かたのにがすこしかるくなっただろう)
肩の荷が少し軽くなっただろう