一休さん
順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ノンノ | 1597 | G++ | 1.8 | 89.7% | 699.7 | 1263 | 145 | 20 | 2024/10/04 |
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問題文
(きょうのはずれにあんこくじというおてらがあり、いっきゅうというとんちのきくこぼうずがいた。)
京のはずれに安国寺というお寺があり、一休という頓知のきく小坊主がいた。
(てらのおしょうはあまいものがだいすきでいつもひとりでこっそりみずあめをぜんぶなめており、)
寺の和尚は甘いものが大好きでいつも一人でこっそり水飴を全部舐めており、
(これはこどもがなめるとどくだとうそをいっていた。)
これは子供が舐めると毒だと嘘を言っていた。
(あるひ、おしょうさんがでかけたあとに、みんなでみずあめをぜんぶなめてしまう。)
ある日、和尚さんが出かけた後に、みんなで水飴を全部舐めてしまう。
(おしょうさんがかえってくると、いっきゅうは、「たいせつなすずりをわってしまったので)
和尚さんが帰ってくると、一休は、「大切な硯を割ってしまったので
(しのうとおもってどくをたべたがまだしねない」といい、おしょうさんをあきれさせた。)
死のうと思って毒を食べたがまだ死ねない」と言い、和尚さんを呆れさせた。
(またあるひ、たいへいというおとこがてらにごをうちにくるのをおいはらおうと、)
またある日、太平という男が寺に碁を打ちにくるのを追い払おうと、
(いつもたいへいがけがわのちゃんちゃんこをみにつけていることから、)
いつも太平が毛皮のちゃんちゃんこを身に着けていることから、
(「けもののかわをつけたひとはてらにはいってはいけない。」とはりがみをする。)
「ケモノの皮をつけた人は寺に入ってはいけない。」と張り紙をする。
(しかしたいへいは「てらにあるたいこもけもののかわではないか。」というと、)
しかし太平は「寺にある太鼓もケモノの皮ではないか。」と言うと、
(いっきゅうはそれならとばちをもってたいへいをたたこうとおいまわした。)
一休はそれならとバチを持って太平を叩こうと追い回した。
(たいへいはなんとかとんちでしかえししてやろうと、おしょうさんといっきゅうをいえにまねき、)
太平は何とか頓知で仕返ししてやろうと、和尚さんと一休を家に招き、
(いえのまえのはしに「このはしわたらないでください。」とたてふだをたてるも、)
家の前の橋に「このはしわたらないでください。」と立札を立てるも、
(いっきゅうははしのまんなかをわたり、たいへいをかんしんさせた。)
一休は橋の真ん中を渡り、太平を感心させた。
(やがていっきゅうのとんちはしょうぐんのみみにもとどき、おしろによばれ、しょうぐんから、)
やがて一休の頓知は将軍の耳にも届き、お城に呼ばれ、将軍から、
(びょうぶのとらがよるになるととびだしてわるさをするからしばってほしいといわれる。)
屏風の虎が夜になると飛び出して悪さをするから縛って欲しいと言われる。
(そこでいっきゅうは「しばるためにえからとらをおいだしてください。」という。)
そこで一休は「縛るために絵から虎を追い出してください。」と言う。
(しょうぐんが「えにかいたとらをおいだせるとおもうか?」ととうと、)
将軍が「絵に描いた虎を追い出せると思うか?」と問うと、
(「えにかいたとらをしばれるとおもうか?」とこたえ、しょうぐんをかんぷくさせた。)
「絵に描いた虎を縛れると思うか?」と答え、将軍を感服させた。
(そのごいっきゅうは、いっきゅうぜんしというえらいおぼうさんになった。)
その後一休は、一休禅師という偉いお坊さんになった。