ロストイノセンス

(めざめたひとりきりのあさひを)

目覚めた　一人きりの朝陽を

(あのころのじぶんにかさねあわせたきりたちこめてでも)

あの頃の自分に重ね合わせた　霧立ちこめてでも

(まぶしくて)

眩しくて

(てにしたしあわせをしらないまま)

手にした　幸せを知らないまま

(たびだちのときをゆめにみていた)

旅立ちの時を　夢に見ていた

(むじゃきさがよみちをてらした)

無邪気さが夜道を照らした

(みずはかれそらはおちてきみのえがいたせかいはきえて)

水は涸れ　空は落ちて　君の描いた世界は消えて

(いまひとりあるくあれはてたののうつくしさ)

今一人歩く荒れ果てた野の　美しさ

(それでも)

それでも

(どこまでゆけるのだろうなくしたむじゃきさのかけらあつめて)

何処までゆけるのだろう　亡くした無邪気さのカケラ集めて

(やみくもにかけだしたこのこころ)

闇雲に　駆け出したこの心

(とおいげんそうのさきで)

遠い　幻想の先で

(どこまでゆけるのだろうことばははかなくちゅうにのまれ)

何処までゆけるのだろう　言葉は儚く宙に飲まれ

(なにもみえないまちなみにただつめたいあめが)

何も見えない街並みに　ただ　冷たい雨が

(ながれてた)

流れてた

(いろあせたとおいゆめをいまさらうらんではくやむよな)

色褪せた遠い夢を　今更恨んでは悔やむよな

(ありふれただれのありさまがただ)

ありふれた誰の有様が　ただ

(かなしくて)

哀しくて

(めざめたひとりきりのあさひを)

目覚めた　一人きりの朝陽を

(あのころのじぶんにかさねあわせたおもいでもみらいも)

あの頃の自分に重ね合わせた　思い出も未来も

(まぶしくて)

眩しくて

(なげきのいきさきもなくしたまま)

嘆きの　行き先もなくしたまま

(つづくたびここにはもういられない)

続く旅、ここにはもういられない

(すべてがまちがいにすらおもえた)

全てが間違いにすら思えた

(あきらめるりゆうだけかさねてよごれてすさんだ)

諦める理由だけ　重ねて汚れて荒んだ

(とらわれたままのきおくにはぬけだせない)

囚われたままの記憶には　抜け出せない

(とおいやくそく)

遠い約束

(てばなしたとしてうしなえない)

手放したとして　失えない

(それはのろい)

それは呪い

(それはいつかきえた)

それはいつか消えた

(はかないりゆう)

儚い理由

(このまま)

このまま

(どこまでゆけるのだろうなくしたむじゃきさのかけらあつめて)

何処までゆけるのだろう　亡くした無邪気さのカケラ集めて

(やみくもにかけだしたこのこころ)

闇雲に駆け出したこの心

(とおいげんそうのさきで)

遠い幻想の先で

(どこまでゆけるのだろうことばははかなくちゅうにのまれ)

何処までゆけるのだろう　言葉は儚く宙に飲まれ

(なにもみえないまちなみにただつめたいあめが)

何も見えない街並みに　ただ　冷たい雨が

(ながれてた)

流れてた