終戦70年談話⑤

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平成27年8月14日安倍内閣総理大臣による談話です

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問題文

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(そのことに、わたしたちは、おもいをいたさなければなりません。)

そのことに、私たちは、思いを致さなければなりません。

(かんようのこころによって、にっぽんは、せんご、こくさいしゃかいにふっきすることができました。)

寛容の心によって、日本は、戦後、国際社会に復帰することができました。

(せんごななじゅうねんのこのきにあたり、わがくには、)

戦後七十年のこの機にあたり、我が国は、

(わかいのためにちからをつくしてくださった、すべてのくにぐに、すべてのかたがたに、)

和解のために力を尽くしてくださった、すべての国々、すべての方々に、

(こころからのかんしゃのきもちをあらわしたいとおもいます。)

心からの感謝の気持ちを表したいと思います。

(にっぽんでは、せんごうまれのせだいが、いまや、じんこうのはちわりをこえています。)

日本では、戦後生まれの世代が、今や、人口の八割を超えています。

(あのせんそうにはなんらかかわりのない、わたしたちのこやまご、そして)

あの戦争には何ら関わりのない、私たちの子や孫、そして

(そのさきのせだいのこどもたちに、しゃざいをつづけるしゅくめいをせおわせてはなりません。)

その先の世代の子どもたちに、謝罪を続ける宿命を背負わせてはなりません。

(しかし、それでもなお、わたしたちにほんじんは、せだいをこえて、)

しかし、それでもなお、私たち日本人は、世代を超えて、

(かこのれきしにましょうめんからむきあわなければなりません。)

過去の歴史に真正面から向き合わなければなりません。

(けんきょなきもちで、かこをうけつぎ、みらいへとひきわたすせきにんがあります。)

謙虚な気持ちで、過去を受け継ぎ、未来へと引き渡す責任があります。

(わたしたちのおや、そのまたおやのせだいが、せんごのやけのはら、)

私たちの親、そのまた親の世代が、戦後の焼け野原、

(まずしさのどんぞこのなかで、いのちをつなぐことができた。)

貧しさのどん底の中で、命をつなぐことができた。

(そして、げんざいのわたしたちのせだい、さらにつぎのせだいへと、)

そして、現在の私たちの世代、さらに次の世代へと、

(みらいをつないでいくことができる。)

未来をつないでいくことができる。

(それは、せんじんたちのたゆまぬどりょくとともに、てきとしてしれつにたたかった、)

それは、先人たちのたゆまぬ努力と共に、敵として熾烈に戦った、

(べいこく、ごうしゅう、おうしゅうしょこくをはじめ、ほんとうにたくさんのくにぐにから、)

米国、豪州、欧州諸国をはじめ、本当にたくさんの国々から、

(おんしゅうをこえて、ぜんいとしえんのてが)

恩讐を越えて、善意と支援の手が

(さしのべられたおかげであります。)

差しのべられたおかげであります。

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