めまい/石野真子

(かたさきだけでゆれながらひとりおどる)

肩先だけでゆれながら　ひとり踊る

(あなたのすきなさんたなのうたにあわせ)

あなたの好きなサンタナの歌にあわせ

(あえないひぐれへやじゅうをひとりおどる)

逢えない日暮れ　部屋中をひとり踊る

(めまいのようなせつなさにあふれながら)

めまいのようなせつなさにあふれながら

(わたしはもうあなたにむちゅうよなみうちぎわまではしったまぶしいひから)

私はもう　あなたに夢中よ　波打ちぎわまで走ったまぶしい日から

(はじけそうなこのむねこのあいｔしゃつのままでおよぎたいほど)

はじけそうなこの胸この愛　Tシャツのままで泳ぎたいほど

(いまあなたのいきづかいをきいてもうあやしくだかれてみたい)

今あなたの息づかいを聞いて　もうあやしく抱かれてみたい

(くちづけされるまねをしてひとみとじる)

くちづけされる真似をして瞳とじる

(あなたのかわりにさるびあにかおをよせて)

あなたのかわりにサルビアに顔をよせて

(あなただけがわたしのめろでぃーからだじゅうゆびではじいてぴあのにするの)

あなただけが私のメロディー　からだじゅう指ではじいてピアノにするの

(どことなしにおとなびたようなかなしみとふかいときめきのなか)

どことなしに大人びたような　哀しみと深いときめきの中

(いまあなたのどきどきするむねにもうあやしくだかれてみたい)

今あなたのドキドキする胸に　もうあやしく抱かれてみたい

(いまあなたのいきづかいをきいてもうあやしくだかれてみたい)

今あなたの息づかいを聞いて　もうあやしく抱かれてみたい