風が冴えるより疾く
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歌詞(問題文)
(こえはしずんだ)
声は沈んだ
(ちのおくのしずかなうなばらに)
地の奥の静かな海原に
(ねがいおぼれたゆめにひかりのつぶこぼれて)
願い溺れた夢に 光の粒零れて
(あけたそらまで)
明けた空まで
(つながるしぶきをなぞりながら)
繋がる飛沫をなぞりながら
(あおいらいんえがいてゆきどけまたないまま)
蒼い線描いて雪解け待たないまま
(ながくふかくとじこめられた)
長く深く閉じ込められた
(おもくうなるほねが)
重く唸る骨が
(やみをすりくさりほどいて)
闇を擦り鎖解いて
(あいずさけびひびいた)
合図叫び響いた
(ながくふかいからだをおこし)
長く深い体を起こし
(おもくうなるほねが)
重く唸る骨が
(にぶくさびたいかりはずませて)
鈍く錆びた碇弾ませて
(かぜがさえるよりはやく)
風が冴えるより疾く
(あばれだすほをあげて)
暴れ出す帆を揚げて
(きおくがみちびくばしょまで)
記憶が導く場所まで
(つきぬけてとぶ)
突き抜けて飛ぶ
(かぜがさえるよりはやく)
風が冴えるより疾く
(こころがはしりだしてる)
心が走り出してる
(はざまのくもをちぎって)
狭間の雲をちぎって
(はるのからをこえる)
春の殻を超える
(ときにのまれた)
時に飲まれた
(おいていかれたのかゆめのなか)
置いて行かれたのか夢の中
(つよくひきさかれては)
強く引き裂かれては
(つなぐかなめなくして)
繋ぐ要亡くして
(かくごこがした)
覚悟焦がした
(ながいじかんのなか、じゅうぶんに)
長い時間の中、十分に
(ここにつるされたいと)
ここに吊るされた糸
(いまひばなをちらせる)
今火花を散らせる
(つどうこどうよろいにのせて)
集う鼓動鎧に乗せて
(ねがいひとつはなつ)
願い一つ放つ
(しずくはじきはりをさだめて)
雫弾き針を定めて
(あいずさけびひびかせ)
合図叫び響かせ
(ながくふかいからだがゆれる)
長く深い体が揺れる
(おもくうなるほねに)
重く唸る骨に
(ちぎりさかせはるかかなたへとぶ)
契り咲かせ遥か彼方へ飛ぶ
(かぜがさえるよりはやく)
風が冴えるより疾く
(ひとときもたえきれない)
一時も耐え切れない
(てんくうからのぞくさかいに)
天空から覗く境に
(あさやけともる)
朝焼け灯る
(かぜはつめたくささやく)
風は冷たく囁く
(このさきのはなとやみを)
この先の華と闇を
(めざめるはるのうぶごえ)
目覚める春の産声
(またずにかじをとる)
待たずに舵を取る
(せいれんどこへいく)
聖輦何処へ逝く
(あばれだすほをあげて)
暴れ出す帆を揚げて
(きおくがみちびくばしょまで)
記憶が導く場所まで
(つきぬけてとぶ)
突き抜けて飛ぶ
(かぜがさえるよりはやく)
風が冴えるより疾く
(こころがはしりだしてる)
心が走り出してる
(はざまのくもをちぎって)
狭間の雲をちぎって
(いまむかえにいくよ)
今迎えに行くよ