ボキャブラ地獄
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問題文
(はきだめにつるそこににあわぬすぐれたものやうつくしいものがあること)
掃き溜めに鶴→そこに似合わぬ優れたものや美しいものがあること
(ちんもくはきんゆうべんはぎんなにもかたらずだまっていることはすぐれたゆうべんよりもたいせつ)
沈黙は金 雄弁は銀→何も語らず黙っていることは優れた雄弁よりも大切
(せいてんのへきれきとつぜんのだいじけん)
青天の霹靂→突然の大事件
(じごくのいっちょうめきわめておそろしいばしょはめつやこんなんにおちいりかけるはじまり)
地獄の一丁目→極めて恐ろしい場所 破滅や困難に陥りかける始まり
(はいすいのじんいっぽもひけないようなぜったいぜつめいのじょうきょうでぜんりょくをつくすこと)
背水の陣→一歩も引けないような絶体絶命の状況で全力を尽くすこと
(さいはなげられたことははじまっておりだんこうするしかない)
賽は投げられた→ことは始まっており断行するしかない
(うぞうむぞうかずはおおいがしゅじゅざったなくだらないひとやものゆうけいむけいのすべて)
有象無象→数は多いが種々雑多なくだらない人や物 有形無形の全て
(しししんちゅうのむしそしきなどにいながらがいをなすものやおんをあだでかえすもののたとえ)
獅子身中の虫→組織などにいながら害をなす者や恩を仇で返す者の例え
(ばかとはさみはつかいようばかもつかいかたしだいではやくにたつ)
馬鹿と鋏は使いよう→バカも使い方次第では役に立つ
(とうにおちずかたるにおちるきかれたときはようじんするがみずからしゃべるときはくちがすべる)
問うに落ちず語るに落ちる→聞かれた時は用心するが自ら喋る時は口が滑る
(さわらぬかみにたたりなしめんどうなことによけいなてだしをしない)
触らぬ神に祟りなし→面倒なことに余計な手出しをしない
(すてるかみあればひろうかみありふうんなことがあってもひかんすることはない)
捨てる神あれば拾う神あり→不運なことがあっても悲観することはない
(そうはとんやがおろさないかってなようきゅうをだしてもあいてはそのとおりにうごいてくれない)
そうは問屋が卸さない→勝手な要求を出しても相手はその通りに動いてくれない
(ばんじきゅうすもはやほどこすしゅだんがない)
万事休す→もはや施す手段がない
(かまをかけるしりたいことをしゃべらせるようにそれとなくゆうどうすること)
鎌をかける→知りたいことを喋らせるようにそれとなく誘導すること
(したをまくあまりにすぐれていておどろくかんたんする)
舌を巻く→あまりに優れていて驚く 感嘆する
(めにものみせるひどいめにあわせおもいしらせる)
目に物見せる→ひどい目に合わせ思い知らせる
(よゆうしゃくしゃくゆったりとおちつきをはらったさま)
余裕綽々→ゆったりと落ち着きを払ったさま
(ふくろのねずみにげだすことのできないじょうたいのたとえ)
袋の鼠→逃げ出すことのできない状態の例え
(よもすえすくいがたいよであること)
世も末→救い難い世であること
(へどがでるきぶんがわるくなるふゆかいになる)
反吐が出る→気分が悪くなる 不愉快になる
(ぼんとしょうがつがいっしょにきたようひじょうにいそがしいことよいことがかさなること)
盆と正月が一緒に来たよう→非常に忙しいことよいことが重なること
(しんしきょうていせいしきなかたちをふまないがりこうするものとあいてをしんらいしてむすぶとりきめ)
紳士協定→正式な形をふまないが履行するものと相手を信頼して結ぶ取り決め
(ひんすればどんするびんぼうになるとりこうなひとでもおろかになるということ)
貧すれば鈍する→貧乏になると利口な人でも愚かになるということ
(ばんしにあたいするたんにしぬだけでなくなんどもしぬべきというほどにつみぶかい)
万死に値する→単に死ぬだけでなく何度も死ぬべきという程に罪深い
(はからずもおもいがけずいがいにも)
図らずも→思い掛けず 意外にも
(おしゃかになるせいひんとしてやくにたたないものになるにどとつかえないじょうたいになる)
お釈迦になる→製品として役に立たないものになる 二度と使えない状態になる
(あんずるよりうむがやさししんぱいでもじっこうしてみればいがいにかんたんなこと)
案ずるより産むが易し→心配でも実行してみれば意外に簡単なこと
(しめんそかまわりがてきやはんたいしゃばかりでみかたのないこと)
四面楚歌→周りが敵や反対者ばかりで味方のないこと
(しんらばんしょううちゅうにそんざいするすべてのじぶつやげんしょう)
森羅万象→宇宙に存在するすべての事物や現象
(ほんまつてんとうものごとのこんぽんてきなこととでないこととをとりちがえること)
本末転倒→物事の根本的なこととでないこととを取り違えること
(ぎしんあんきいちどうたがいはじめるとなんでもないことまでぎもんやふあんをかんじたりすること)
疑心暗鬼→一度疑い始めると何でもないことまで疑問や不安を感じたりすること
(ちみもうりょうひとにがいをあたえるばけもののそうしょうしよくのためにわるだくみをするもののたとえ)
魑魅魍魎→人に害を与える化け物の総称 私欲のために悪だくみをする者の例え
(しようまっせつちゅうしんからはずれたことがらほんしつてきでないとるにたりないことがら)
枝葉末節→中心から外れた事柄 本質的でない取るに足りない事柄
(かえすかたなこうげきしたよせいをかってまをおかずにほかにこうげきのほこさきをてんじること)
返す刀→攻撃した余勢をかって間を置かずに他に攻撃の矛先を転じること
(おうおうそうなるばあいがおおいさまおおくこのましくないじたいについてもちいる)
往々→そうなる場合が多いさま 多く好ましくない事態について用いる
(いかんせんどうしようにもざんねんながら)
如何せん→どうしようにも 残念ながら
(いちげんてきさまざまなじぶつがこんげんをひとつにしているとみえるさま)
一元的→様々な事物が根源を一つにしていると見えるさま
(おくびょうかぜにふかれるおじけづくことおくびょうなきもちになる)
臆病風に吹かれる→怖気付くこと 臆病な気持ちになる
(しりめつれつばらばらでまとまりがないすじみちがたっていないさま)
支離滅裂→ばらばらで纏まりがない 筋道が立っていないさま
(しょうみひょうめんにあらわれないかくされたほんとうのところ)
正味→表面に現れない隠された本当のところ
(しゅかんてきひょうしょうはんだんがここのにんげんやにんげんかんのしんりてきせいしつにいぞんしているさま)
主観的→表象 判断が個々の人間や人間間の心理的性質に依存しているさま
(きゃっかんてきとくていのたちばにとらわれずものごとをみたりかんがえたりするさま)
客観的→特定の立場に捉われず物事を見たり考えたりするさま
(りんりひととしてまもりおこなうべきみちぜんあくのはんだんにおいてふへんてきなきじゅんとなるもの)
倫理→人として守り行うべき道 善悪の判断において普遍的な規準となるもの
(どうとくしゃかいせいかつをいとなむうえでひとりひとりがまもるべきこういのきじゅん)
道徳→社会生活を営む上で一人一人が守るべき行為の規準
(ねもはもないなんのこんきょもないことなんのりゆうもなくまったくしんらいできないこと)
根も葉もない→なんの根拠もないこと なんの理由もなく全く信頼できないこと
(ひとをのろわばあなふたつひとにがいをあたえようとすればじぶんもがいをうけるようになる)
人を呪わば穴二つ→人に害を与えようとすれば自分も害を受けるようになる
(あくじせんりをはしるわるいおこないはたちまちのあいだにせけんにしれわたる)
悪事千里を走る→悪い行いはたちまちの間に世間に知れ渡る
(ふくすいぼんにかえらずいちどしてしまったしっぱいはとりかえしがつかないということ)
覆水盆に返らず→一度してしまった失敗は取り返しがつかないということ
(りょうけんかんがえきもちしあん)
了見→考え 気持ち 思案
(じゅうばこのすみをつつくどうでもいいことばかりとりあげてくちうるさくいうこと)
重箱の隅をつつく→どうでもいいことばかり取り上げて口うるさく言うこと
(せんざいいちぐうまたとないぜっこうのきかい)
千載一遇→またとない絶好の機会
(しんしんきえいあらたにそのぶんやにあらわれいきごみがするどくしょうらいゆうぼうなさま)
新進気鋭→新たにその分野に現れ意気込みが鋭く将来有望なさま
(きゅうをすえるいましめのためにつらいおもいをさせること)
灸を据える→戒めの為に辛い思いをさせること
(いっさいかいくこのせかいのすべてがけっきょくはくであること)
一切皆苦→この世界の全てが結局は苦であること
(げいがこまかいほうぼうにきをくばっててぬかりがないこと)
芸が細かい→方々に気を配っててぬかりがないこと
(たんかけんかこうろんのときにいういせいのいいするどいことば)
啖呵→喧嘩 口論の時に言う威勢のいい鋭い言葉
(たでくうむしもすきずきひとのこのみはそれぞれでずいぶんとちがいがある)
蓼食う虫も好き好き→人の好みはそれぞれで随分と違いがある
(えいこせいすいさかえたりおとろえたりをくりかえすひとのよのはかなさ)
栄枯盛衰→栄えたり衰えたりを繰り返す人の世の儚さ
(しょぎょうむじょうこのよのばんぶつはつねにへんかしてほんのしばらくもとどまるものはない)
諸行無常→この世の万物は常に変化してほんの暫くもとどまるものはない
(はんめんきょうしそれをみるとそうなってはいけないとおしえられるひとやじれい)
反面教師→それを見るとそうなってはいけないと教えられる人や事例
(みょうりにつきるおかれてるたちばにおいてこれいじょうないしあわせなきもちをかんじること)
冥利に尽きる→置かれてる立場においてこれ以上ない幸せな気持ちを感じること
(まんざらでもないまったくだめというわけでないかならずしもわるくはないかなりよい)
満更でもない→全くダメという訳でない 必ずしも悪くはない かなりよい
(にのあしをふむけつだんがつかずじっこうをためらうしりごみする)
二の足を踏む→決断がつかず実行をためらう 尻込みする
(たごんむようほかのひとにいいもらしてはならないとのべるいいまわし)
他言無用→他の人に言漏らしてはならないと述べる言い回し
(ふたつへんじきもちよくすぐにしょうだくすること)
二つ返事→気持ちよくすぐに承諾すること
(いちじがばんじひとつのことをみればほかのすべてのことがすいそくできる)
一事が万事→一つのことを見れば 他のすべてのことが推測できる
(にのくがつげないおどろいたりあきれたりしてつぎのことばがでてこないこと)
二の句が継げない→驚いたり呆れたりして次の言葉が出てこないこと
(むしのいどころがわるいきげんがわるくちょっとしたこともきにさわるじょうたいふきげん)
虫の居所が悪い→機嫌が悪くちょっとしたことも気に障る状態 不機嫌
(わをかけるていどをさらにはなはだしくする)
輪を掛ける→程度を更に甚だしくする
(つめのあかをせんじてのむすぐれたひとをもはんとしあやかろうとすることのたとえ)
爪の垢を煎じて飲む→優れた人を模範とし肖ろうとすることの例え
(かたをもつたいりつしているもののいっぽうのみかたをするひいきをする)
肩を持つ→対立しているものの一方の味方をする 贔屓をする
(ごんごどうだんことばでいいあらわせないほどひどいこととんでもないこと)
言語道断→言葉で言い表せないほど酷いこと とんでもないこと
(でぃすあどばんてーじたちばてきふりそんがいふりえき)
ディスアドバンテージ→立場的不利 損害 不利益
(だぶるすたんだーどたいしょうによっててきようするきじゅんをかえること)
ダブルスタンダード→対象によって適用する基準を変えること
(でもんすとれーしょんせいりょくぎのうせいのうなどをしめすことそのためのこうどうやじつえん)
デモンストレーション→勢力技能性能などを示すこと その為の行動や実演
(おひれをつけるじっさいにないことをつけくわえてはなしをおおげさにする)
尾鰭を付ける→実際にないことを付け加えて話を大袈裟にする
(ごぞうろっぷからだのなかすべていつつのないぞうとむっつのはらわたのい)
五臓六腑→体の中全て 五つの内臓と六つの腑の意
(みからでたさびじぶんのおかしたあくぎょうのけっかとしてじぶんじしんがくるしむことじごうじとく)
身から出た錆→自分の犯した悪行の結果として自分自身が苦しむこと 自業自得
(のぞむところそうなってほしいとおもうことちょうはつなどにたいしておうじるときにはっすることば)
望む所→そうなってほしいと思うこと 挑発などに対して応じる時に発する言葉
(そりがあわないかんがえやせいかくがちがうためきごころがあわない)
反りが合わない→考えや性格が違うため気心が合わない
(ごたぶんにもれずおおくのばあいとおなじようにほかとどうように)
ご多分にもれず→多くの場合と同じように 他と同様に
(ひつぜつにつくしがたいぶんやことばでひょうげんしきれないものごとのていどがはなはだしいこと)
筆舌に尽くし難い→文や言葉で表現しきれない 物事の程度が甚だしいこと
(なむさんおどろいたときやしっぱいしたときにはっすることばしまったたいへんだ)
南無三→驚いた時や失敗した時に発する言葉 しまった 大変だ
(かぜのふきまわしそのときどきのもようしだいでいっていしないことにいうそのときどきのかげん)
風の吹き回し→その時々の模様次第で一定しないことに言う その時々の加減
(よしんばきょくたんなじたいをかりにそうていするさまたとえそうであったとしても)
よしんば→極端な事態を仮に想定するさま 例えそうであったとしても
(たいぎめいぶんこうどうのよりどころとなるどうりことをおこすにあたってのこんきょ)
大義名分→行動の拠り所となる道理 事を起こすにあたっての根拠
(きせいじじつすでにおこってしまっていてしょうにんすべきことがらしょうにんがとうぜんとされるじじつ)
既成事実→既に起こってしまっていて承認すべき事柄 承認が当然とされる事実
(きょうさそそのかしてはんざいじっこうのけついをしょうじさせるあることをおこすようおしえそそのかしかすこと)
教唆→唆して犯罪実行の決意を生じさせる ある事を起こすよう教え唆かすこと
(ふかこうりょくにんげんのちからではどうにもさからうことのできないちからやじたい)
不可抗力→人間の力ではどうにも逆らうことの出来ない力や事態
(ひよりみしゅぎかっことしたげんそくてきたちばをもたずたいおうすること)
日和見主義→確固とした原則的立場をもたず対応すること
(なまごろしものごとをちゅうとはんぱのじょうたいにしてあいてをくるしめること)
生殺し→物事を中途半端の状態にして相手を苦しめること
(えてしてあるじたいになるけいこうのあるさま)
得てして→ある事態になる傾向のあるさま
(ないてばしょくをきるきりつをたもつためにはあいするものでもいはんしゃはきびしくしょぶんするたとえ)
泣いて馬謖を斬る→規律を保つ為には愛する者でも違反者は厳しく処分する例え
(りすくへっじそうばへんどうなどによるそんしつのきけんをかいひすること)
リスクヘッジ→相場変動などによる損失の危険を回避すること
(そんたくたにんのこころをおしはかることおしはかってあいてにはいりょすること)
忖度→他人の心を推し量ること 推し量って相手に配慮すること
(えどのかたきをながさきでうついがいなところやまったくべつのことでむかしのうらみをはらす)
江戸の敵を長崎で討つ→意外な所や全く別のことで昔の恨みを晴らす
(しんとうめっきゃくすればひもまたすずしどんなくつうであってもこころのもちかたしだいでしのげる)
心頭滅却すれば火もまた涼し→どんな苦痛であっても心の持ち方次第で凌げる
(はしにもぼうにもかからないてがつけられないどうしようもないほどひどい)
箸にも棒にも掛からない→手がつけられない どうしようもないほどひどい
(ぞうさもないたいしたてまもめんどうもなくたやすいさまをいみするひょうげん)
造作もない→大した手間も面倒もなく容易いさまを意味する表現