【洒落怖】電話ボックスと女の子

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タグ洒落怖
洒落怖-24

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(ゆうじんkこのたいけんだん。)

友人K子の体験談。

(まよなかにkこはかれしとどらいぶをたのしんでいました。)

真夜中にK子は彼氏とドライブを楽しんでいました。

(そこはひとけのないくらいやまみち。)

そこは人気のない暗い山道。

(とうぜん、くるまがはしっているけはいもありません。)

当然、車が走っている気配もありません。

(かれしとざつだんをたのしんでいると)

彼氏と雑談を楽しんでいると

(ふとkこのめにひとつのでんわぼっくすがとびこんできました。)

ふとK子の目に一つの電話ボックスが飛び込んできました。

(なかには10だいなかばとおもわしきわかいおんなのこがでんわをしているようす。)

中には10代半ばと思わしき若い女の子が電話をしている様子。

(あたりには、かのじょをまつひとのすがたもなければ、)

辺りには、彼女を待つ人の姿もなければ、

(くるまもばいくもじてんしゃもない。)

車もバイクも自転車もない。

(いったい、どうやってこんなやまおくにきたのだろう?)

一体、どうやってこんな山奥に来たのだろう?

(「こんなまよなかにどうしたのかしら?」)

「こんな真夜中にどうしたのかしら?」

(そうおもい、かれしにそのことをつたえようとしたそのときです。)

そう思い、彼氏にそのことを伝えようとしたその時です。

(でんわぼっくすにいたおんなのこがじゅわきをおき、)

電話ボックスにいた女の子が受話器を置き、

(kこのほうをぐるりとふりむいたのですが、)

K子の方をぐるりと振り向いたのですが、

(そのおんなのこのくびにはほうちょうがふかくささっていたというのです。)

その女の子の首には包丁が深く刺さっていたというのです。

(そしておんなのこはみずからくびにささっているほうちょうをぬき、)

そして女の子は自ら首に刺さっている包丁を抜き、

(でんわぼっくすぜんたいをまっかなちでそめたというのです。)

電話ボックス全体を真っ赤な血で染めたというのです。

(これをまぢかでみたkこはきをうしなってしまいました。)

これを間近で見たK子は気を失ってしまいました。

(きがつけば、kこはびょういんのべっとのうえだったのですが、)

気がつけば、K子は病院のベットの上だったのですが、

(そばにいたかれしにいちれんのことをすべてはなしたそうです。)

そばにいた彼氏に一連のことを全て話したそうです。

など

(これは、ごじつちょくせつkこからきいたのですが、)

これは、後日直接K子から聞いたのですが、

(ここまできいたわたしはみのけのよだつおもいでした。)

ここまで聞いた私は身の毛のよだつ思いでした。

(しかし、kこはつぎにしんじられないことをいいだすのです。)

しかし、K子は次に信じられないことを言い出すのです。

(「びょういんでかれしにそのことをすべてはなしたとき、)

「病院で彼氏にそのことを全て話したとき、

(「でんわぼっくす、あのとき、あったでしょ?きがつかなかった?」ときいたの。)

「電話ボックス、あの時、あったでしょ?気がつかなかった?」と聞いたの。

(でもかれしは「おれにはなにもみえなかった。でんわぼっくすも、おんなのこも・・・)

でも彼氏は「俺には何も見えなかった。電話ボックスも、女の子も・・・

(ただ、きゅうにkこがまえぶれもなくたおれたからびっくりした」というの。)

ただ、急にK子が前触れもなく倒れたからびっくりした」と言うの。

(それってわたしにしかみえなかったってことでしょ?」)

それって私にしか見えなかったってことでしょ?」

(じゃあ、あのでんわぼっくすとおんなのこはなんだったのだろうか?)

じゃあ、あの電話ボックスと女の子は何だったのだろうか?

(げんざい、kことそのかれしはわかれてしまいましたが、)

現在、K子とその彼氏は別れてしまいましたが、

(kこはあのときのことを1かいだけくちにしたかぎり、)

K子はあの時のことを1回だけ口にした限り、

(これいじょうなにもかたろうとはしませんでした。)

これ以上なにも語ろうとはしませんでした。

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