【洒落怖】用務員のおじさん
順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ado様神 | 5499 | B++ | 6.0 | 91.8% | 225.1 | 1358 | 120 | 40 | 2024/12/06 |
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問題文
(じもとにあるこうりつのこうこうはむかしあれていて)
地元にある公立の高校は昔荒れていて
(きょうしががっこうのおくじょうからとびおりじさつ)
教師が学校の屋上から飛び降り自殺
((きょうしいじめでのいろーぜになったらしい)があいついでいらい)
(教師いじめでノイローゼになったらしい)が相次いで以来
(おくじょうへのとびらにはかぎがかけられてぜったいはいれなくなっている。)
屋上への扉には鍵がかけられて絶対入れなくなっている。
(そのとびらのまえのかいだんのおどりばは)
その扉の前の階段の踊り場は
(たばこをかくれてすうぜっこうのばしょだった。)
煙草を隠れて吸う絶好の場所だった。
(そのひもともだちとふたりでさぼり)
その日も友達と二人でサボり
(おくじょうのまえのおどりばでたばこをすいながらしゃべっていたら)
屋上の前の踊り場で煙草を吸いながら喋っていたら
(だれかがかいだんをのぼってくるのがうえからみえた。)
誰かが階段を登ってくるのが上から見えた。
(あわててたばこをけし)
慌てて煙草を消し
(のぼってくるじんぶつがだれかとみていた。)
上ってくる人物が誰かと見ていた。
(「なんだおまえたちじゅぎょうはどーした。」)
「なんだお前達授業はどーした。」
(ほっとした。)
ほっとした。
(ようむいんのしらがのじいちゃんだった。)
用務員の白髪のじいちゃんだった。
(「あーちょっと・・」)
「あーちょっと‥」
(へらへらわらってごまかすと)
ヘラヘラ笑ってごまかすと
(「おまえらおくじょうにでたいのか。」)
「お前ら屋上に出たいのか。」
(そーいいながら)
そー言いながら
(さぎょうずぼんのぽけっとからたくさんのかぎをとりだした。)
作業ズボンのポケットから沢山の鍵をとりだした。
((けいむしょのかぎみたいなりんぐにひとつにまとまってるやつ))
(刑務所の鍵みたいなリングにひとつにまとまってるやつ)
(かおおぼえられたたんにんにいわれたらやばいとおもったから)
顔覚えられた担任に言われたらヤバイと思ったから
(「いえいえ、もういかないと」)
「イエイエ、もう行かないと」
(といいながらたちあがり)
と言いながら立ち上がり
(にげるよーにかいだんをおりた。)
逃げるよーに階段を降りた。
(やすみじかんにくらすのやつらにはなすと、)
休み時間にクラスの奴らに話すと、
(おくじょうでられんならでてみたいとがっこうじゅうさがしたんだけど)
屋上出られんなら出てみたいと学校中探したんだけど
(あのじいさんはどこにもいなかった。)
あのじいさんは何処にもいなかった。
(かえったのかとせんせいにきいたんだけど)
帰ったのかと先生にきいたんだけど
(そんなようむいんさんはいないといわれた。)
そんな用務員さんはいないと言われた。
(たしかにいつもみかけるのはひとりだし)
確かにいつもみかけるのは一人だし
(おじさんくらいのとしでしらがでもない。)
おじさんくらいの歳で白髪でもない。
(それともうひとつ。)
それともうひとつ。
(おくじょうのどあはかぎをかけられへいさされたが)
屋上のドアは鍵をかけられ閉鎖されたが
(なんじゅうねんとたつあいだふんしつしたらしい。)
何十年と経つ間紛失したらしい。
(どうせひらかないようにしているんだからと)
どうせ開かない様にしているんだからと
(とくにかぎをあたらしくすることもなかったそうだ。)
特に鍵を新しくすることもなかったそうだ。
(あのじいさんはなんだったのか・・)
あのじいさんは何だったのか‥
(もしとびらをあけてもらっていたら・・)
もし扉を開けてもらっていたら‥
(「おまえらおくじょうでたいのか」)
「お前ら屋上出たいのか」
(じいさんのあのことばをおもいだすとぞっとする。)
じいさんのあの言葉を思い出すとぞっとする。