残像

(かぜにふかれなびくかみやわらかなひざしあのひとおなじけしき)

風に吹かれなびく髪 柔らかな陽射し あの日と同じ景色

(すべてはこころしだいだよとわらってたきみだけけして)

全ては心次第だよと 笑ってた君だけ消して

(このみをけずってもとおもえるひとさえもいつかはあえなくなるそれがじんせいと)

この身を削ってもと 想える人さえも いつかは逢えなくなる それが人生と

(わりきれるものなどおもいでのなかのどこにもかいてないよ)

割り切れるものなど 想い出の中の何処にも書いてないよ

(あいしてるくるしくてなきたくて２４じかん)

愛してる 苦しくて 泣きたくて 24時間

(いままだけせないきみがきえないこのむねに)

今まだ消せない 君が消えないこの胸に

(あふれだすおもいはもうあおぞらにのみこまれて)

溢れ出す 想いはもう 青空に呑み込まれて

(とどくこともなくいまはないほしのようにさまようひかり)

届く事もなく 今は無い星のように 彷徨う残像(ひかり)

(ゆめがおわりめざめるようにわすれることでひとはすすんでくんだろう)

夢が終わり目覚めるように 忘れる事で 人は進んでくんだろう

(それをゆるさないようなであいをかたほうでのぞみながら)

それを許さないような出会いを 片方で望みながら

(かわしたやくそくをのこしたきずあとをだきしめたきおくをけすすべをもたず)

交わした約束を 残した傷跡を 抱きしめた記憶を 消す術を持たず

(ふるぼけたしゃしんがいろあせるようにこころはできなくても)

古ぼけた写真が 色褪せるように心は出来なくても

(だれもがなみだをしることでおとなになる)

誰もが 涙を知る事で 大人になる

(それがいまだとしてまたいっぽふみだして)

それが今だとして また一歩踏み出して

(つたえようながくのびたあしあとふりかえって)

伝えよう 永く伸びた足跡振り返って

(あのどあをあけてよかったんだとつげるそのいっしゅんまで)

あのドアを開けて 良かったんだと告げる その一瞬まで

(ほんとうにたいせつなものをうしなったときにはひとはもういきれないとかんじるけど)

本当に大切なモノを失った時に 人はもう生きれないと感じるけど

(それでもやっぱりたいせつなもののないひびをひとはいきれないんだよ)

それでもやっぱり大切なモノのない日々を 人は生きれないんだよ

(ぼくらはだれかをあいすることでたしかめてる)

僕らは誰かを愛する事で 確かめてる

(こどうがさけんでるここにいるとさけんでる)

鼓動が叫んでる 此処にいると叫んでる

(あいしてるあいしてるあいしすぎたあのせきつを)

愛してる 愛してる 愛しすぎた あの季節を

(このむねこがすおとうでのなかできいていた)

この胸焦がす音 腕の中で聴いていた

(あふれだすおもいはもうあおぞらにのみこまれて)

溢れ出す 想いはもう 青空に呑み込まれて

(とどくこともなくいまはないほしのようにさまようひかり)

届く事もなく 今は無い星のように 彷徨う残像(ひかり)