Beyond The World

(さぁこのてにさぁおのりよなかないで)

さぁ　この手に　さぁ　お乗りよ　泣かないで

(かなしくてつらいめにあったのね)

悲しくて　辛い目に　あったのね

(もうだれもねもういないよあなただけ)

もう　誰もね　もう　いないよ　あなただけ

(さぁこのてでさぁおねむりやすらかに)

さぁ　この手で　さぁ　お眠り　安らかに

(どしゃぶりのあめくずれたひざそれからなにもおもいだせない)

土砂降りの雨　崩れた膝　それから何も思い出せない

(めをあけまわりをみるとだれもいないみたこともない)

目を開け　周りを見ると　誰も居ない　見た事も無い

(まちにおれはひとりほうりだされてたおれている)

街に俺は一人　放り出されて　倒れている

(そうなにもわからないそうなにがおこったのか)

そう何も分からない　そう何が起こったのか

(たちあがりさっとひざをはらいいくあてもなくあるいている)

立ち上がり　さっと　膝を払い　行く宛ても無く　歩いている

(とおくとおくのほうからひとのこえがかすかにきこえる)

遠く遠くの方から　人の声が微かに聴こえる

(だれかのだれかのだれかのなまえらしきものをよぶこえ)

誰かの　誰かの　誰かの　名前らしき　ものを呼ぶ声

(なんだかなつかしくておれのあしははしりはじめた)

なんだか懐かしくて　俺の足は走り始めた

(さぁこのてをさぁひらくよゆきなさい)

さぁ　この手を　さぁ　開くよ　ゆきなさい

(よろこびとしあわせをつかむため)

喜びと　幸せを　掴むため

(もうあなたはそうへいきよだいじょうぶ)

もう　あなたは　そう　平気よ　大丈夫

(さぁこのてがもうとじるよいきなさい)

さぁ　この手が　もう閉じるよ　生きなさい

(そうかおれはおもいだしたたったひとつだけおもいだした)

そうか俺は　思い出した　たった一つだけ　思い出した

(あいということばがいまおれのぜんしんをはしってゆく)

愛という言葉が今　俺の全身を走ってゆく

(おれはやらなきゃならないおれはいきなきゃならない)

俺は　やらなきゃならない　俺は　生きなきゃならない

(めをつぶってたおれのたましいがゆうきとともによみがえった)

目をつぶってた　俺の魂が　勇気と共に　蘇った