牧野虚太郎 - 復讐

だれもゐないと、ことばだけがうつくしい
ともあれ、彼の美神への信仰は、短い詩に凝縮されて、何遍読んでも読者に新たなカタルシスを経験させるという、ささやかな奇蹟を実現して見せたのである。そこに至る道を、どういう言葉で説明したらいいのだろうか。説明的な言葉を一切口にしなかった〈完璧な詩人〉を前にしては、こちらも口を噤むより仕方がない。 {牧野虚太郎詩集(鮎川信夫 編)解説より}
関連タイピング
-
プレイ回数842長文1975打
-
エドガー・アラン・ポー
プレイ回数110英語長文1430打 -
その名の通り
プレイ回数1107かな617打 -
宮沢賢治の詩です
プレイ回数475かな125打 -
抹茶のポッキー美味しい。
プレイ回数123長文かな268打 -
雨にも負けずのタイピングです。
プレイ回数20かな180秒 -
Re:ゼロから始める異世界生活 リリアナの詩4
プレイ回数102歌詞かな82打 -
詩٭*
プレイ回数564かな519打
問題文
ふりがな非表示
ふりがな表示
(らんぷをあつめれば)
ランプをあつめれば
(あなたのもしょうにつづいて)
あなたの喪章につづいて
(かなしいかがみと)
哀しい鏡と
(しずかにおかれたかげがある)
靜かにおかれた影がある
(ことさらのしんぱんに)
ことさらの審判に
(わたしのないふはさびて)
私のナイフはさびて
(つづれをまとうたかげがある)
つづれをまとふた影がある
(だれもいないと)
誰もゐないと
(ことばだけがうつくしい)
言葉だけが美しい