【衒学シリーズ】超長文タイピング8

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投稿者投稿者アスダフ  いいね1  お気に入り登録
プレイ回数730  難易度(3.1) 1729打 長文 長文モードのみ
偏差値という名の存在論ぼくは問いを解かない
中学受験、それは儀式だった。
知識でなく、存在を試される。
正解を疑うことこそが思想。
少年は偏差値に哲学した。
順位 名前 スコア 称号 打鍵/秒 正誤率 時間(秒) 打鍵数 ミス 問題 日付
1 ノディ 6095 A++ 6.3 96.0% 270.7 1721 71 62 2026/09/18
2 ポケモン 4566 C++ 4.7 96.3% 365.9 1737 66 62 2026/09/19

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問題文

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(ぼくのなまえはたろう、じゅうにさいだ。) ぼくの名前は太郎、十二歳だ。 (じゅうにねんでせかいにあいていた。) 十二年で世界に飽いていた。 (「ちゅうがくじゅけんしなさい」とはは。) 「中学受験しなさい」と母。 (まるでぎむのようにいわれた。) まるで義務のように言われた。 (けれど、ぼくはとうてしまう。) けれど、ぼくは問うてしまう。 (なぜぼくはえらばれるべきか?) なぜ僕は選ばれるべきか? (なぜぼくはきそわねばならぬ?) なぜ僕は競わねばならぬ? (へんさちとはなんのだいたいなのか。) 偏差値とは何の代替なのか。 (すうじでじょれつかされたたましいは、) 数字で序列化された魂は、 (はたしてこうふくにいたるのか?) 果たして幸福に至るのか?
(このといにだれもこたえない。) この問いに誰も答えない。 (ならばぼくがこたえるしかない。) ならば僕が答えるしかない。 (ぼくはつくえにむかうことより、) ぼくは机に向かうことより、 (そのいみをかんがえることにした。) その意味を考えることにした。 (もんだいしゅうはぼくにとわない。) 問題集はぼくに問わない。 (「きみはなぜそれをとくのか」) 「君はなぜそれを解くのか」 (だから、ぼくがとうことにした。) だから、ぼくが問うことにした。 (これはせんばつではなくせんていだ。) これは選抜ではなく選定だ。 (たましいのおもさをはかるはかりである。) 魂の重さを測る秤である。 (だが、おもさとはそうたいてきでしかない。) だが、重さとは相対的でしかない。
など
(ぜったいてきひょうかはありえないのに。) 絶対的評価はありえないのに。 (なのに、ひとはじゅんばんをつくりたがる。) なのに、人は順番を作りたがる。 (なぜそんなにもじゅんをほっする?) なぜそんなにも順を欲する? (へんさちはふあんのだいめいしだ。) 偏差値は不安の代名詞だ。 (ふあんのすうちか、それがきょういく。) 不安の数値化、それが教育。 (そのこうぞうにのらぬこともまた、) その構造に乗らぬこともまた、 (ぼくのせんたくしにはあるはずだ。) ぼくの選択肢にはあるはずだ。 (ははは「ごうかくすればしあわせ」という。) 母は「合格すれば幸せ」と言う。 (だが、ぼくにとってこうふくとは、) だが、ぼくにとって幸福とは、 (じぶんでうたがうちからをもてることだ。) 自分で疑う力を持てることだ。 (むじゃきなきょうそうにはきょうみがない。) 無邪気な競争には興味がない。 (ただ、といとともにあゆみたい。) ただ、問いとともに歩みたい。 (すべてのかいはかせつでしかない。) すべての解は仮説でしかない。 (じんせいのといにせいとうはない。) 人生の問いに正答はない。 (なのにせいとうをきそわせるしくみ。) なのに正答を競わせる仕組み。 (そのいようさに、ぼくはわらった。) その異様さに、僕は笑った。 (しけんというせいどのそとから、) 試験という制度の外から、 (ぼくはじっとのぞきこむ。) ぼくはじっと覗きこむ。 (きょうしつはろうごくのようにしずかだ。) 教室は牢獄のように静かだ。 (でも、そこにかくめいはおきうる。) でも、そこに革命は起きうる。 (たとえば、だまってほほえむこと。) たとえば、黙って微笑むこと。 (といにといでかえすこと。) 問いに問いで返すこと。 (それもまた、しけんのいちぶだ。) それもまた、試験の一部だ。 (ぼくはきょうもかこもんをひらく。) ぼくは今日も過去問を開く。 (そのかいせつは、ぼくにいう。) その解説は、ぼくに言う。 (「ときかたはこうです」とだけ。) 「解き方はこうです」とだけ。 (だが、なぜそうとくのか。) だが、なぜそう解くのか。 (そこにしそうはあるのか。) そこに思想はあるのか。 (ぼくはあかぺんをおきながら、) ぼくは赤ペンを置きながら、 (そのといにむきなおる。) その問いに向き直る。 (もんだいは、といなおしのきっかけ。) 問題は、問い直しのきっかけ。 (それいじょうでもいかでもない。) それ以上でも以下でもない。 (だから、ぼくはへんさちさえも、) だから、ぼくは偏差値さえも、 (てつがくするたいしょうとしてながめる。) 哲学する対象として眺める。 (これははんこうではない、たんきゅうだ。) これは反抗ではない、探求だ。 (せいかいではなく、しこうのじゆう。) 正解ではなく、思考の自由。 (ごうかくよりふかいものがある。) 合格より深いものがある。 (それをちゅうがくじゅけんでみつけたい。) それを中学受験で見つけたい。 (たとえそれがはいぼくでおわっても、) たとえそれが敗北で終わっても、 (ぼくにとってはしょうりなのだ。) ぼくにとっては勝利なのだ。 (なぜなら、それがぼくのほうほう。) なぜなら、それがぼくの方法。 (このせかいにあらがうためのたいどだ。) この世界に抗うための態度だ。
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