連想Ⅰ -1-

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師匠シリーズ
以前cicciさんが更新してくださっていましたが、更新が止まってしまってしまったので、続きを代わりにアップさせていただきます。
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順位 名前 スコア 称号 打鍵/秒 正誤率 時間(秒) 打鍵数 ミス 問題 日付
1 berry 8293 8.3 98.8% 348.1 2920 33 60 2026/02/15
2 はく 8197 8.3 97.6% 352.2 2958 71 60 2026/02/14
3 subaru 8129 8.2 98.4% 355.5 2936 46 60 2026/02/16
4 Jyo 5647 A 5.8 96.6% 499.5 2921 100 60 2026/02/13
5 ku- 5000 B+ 5.2 96.1% 562.1 2927 116 60 2026/02/15

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問題文

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(ししょうからきいたはなしだ。) 師匠から聞いた話だ。 (「にねんくらいまえだったかな。あるきゅうかのおじょうさんからのいらいで、) 「二年くらい前だったかな。ある旧家のお嬢さんからの依頼で、 (そのいえにいったことがあってな」) その家に行ったことがあってな」 (おいるらんぷがてらすくらやみのなか、かなこさんがささやくようにくちをうごかす。) オイルランプがテラス暗闇の中、加奈子さんが囁くように口を動かす。 (「そのいえはかなりおおきなしきちのまんなかにほんたくがあって、) 「その家はかなり大きな敷地の真ん中に本宅があって、 (そこでかぞくごにんとすみこみのかせいふひとりのけいろくにんがくらしてたんだ。) そこで家族五人と住み込みの家政婦一人の計六人が暮らしてたんだ。 (かぞくこうせいは、まずいらいにんのまなみさん。) 家族構成は、まず依頼人の真奈美さん。 (かのじょはにじゅうろくさいで、かじてつだいをしていた。それからいもうとのたかこさんはだいがくせい。) 彼女は二十六歳で、家事手伝いをしていた。それから妹の貴子さんは大学生。 (あとおとうさんとおかあさん、それにはちじゅうすぎのおばあちゃんがいた。) あとお父さんとお母さん、それに八十過ぎのおばあちゃんがいた。 (しきちないにはけっこうおおきなはなれもあったんだけど、むかしよりもかぞくが) 敷地内にはけっこう大きな離れもあったんだけど、昔よりも家族が (へったせいでものおきとしてしかつかっていないらしかった。) 減ったせいで物置としてしか使っていないらしかった。 (そのいったいのじぬしのいちぞくでね。) その一帯の地主の一族でね。 (いっかのだいこくばしらのおとうさんはいまやふつうのつとめにんだったし、) 一家の大黒柱のお父さんは今や普通の勤め人だったし、 (せんぞでんらいのとちだけはうるほどあるけどせいかつじたいは) 先祖伝来の土地だけは売るほどあるけど生活自体は (それほどゆうふくというわけでもなかったみたいだ。) それほど裕福というわけでもなかったみたいだ。 (そのしきちのすみはちゅうしゃじょうになってて、くるまがよんだいもおけるすぺーすがあった。) その敷地の隅は駐車場になってて、車が四台も置けるスペースがあった。 (いまはそんなさらちだけど、せんぜんにはそのいっかくにもやしきのいちぶがのびていた」) 今はそんな更地だけど、戦前にはその一角にも屋敷の一部が伸びていた」 (くらがね・・・・・) 蔵がね・・・・・ (あったんだ。) あったんだ。 (らんぷのあかりがいっしゅん、ゆらりとみをくねらせる。) ランプの明かりが一瞬、ゆらりと身をくねらせる。
など
(だいがくにかいせいのなつだった。) 大学二回生の夏だった。 (そのひぼくはおかるとどうのししょうであるかなこさんのひみつきにまねかれていた。) その日僕はオカルト道の師匠である加奈子さんの秘密機に招かれていた。 (こうがいのちいさなかわにめんしたさびしげなばしょに、) 郊外の小さな川に面した寂しげな場所に、 (かしがれーじがいくつもつらなっており、) 貸しガレージがいくつも連なっており、 (そのなかのひとつがししょうのかりているがれーじ、すなわちひみつきちだった。) その中の一つが師匠の借りているガレージ、すなわち秘密基地だった。 (そこにはかのじょのぼろあぱーとのいっしつにはおけないようなかさばるものから、) そこには彼女のボロアパートの一室には置けないようなカサ張るものから、 (べつのおどろおどろしいりゆうでおけないいまわしいものなど、) 別のおどろおどろしい理由で置けない忌まわしいものなど、 (さまざまなしゅうしゅうひんがところせましとならべられていた。) 様々な蒐集品が所狭しと並べられていた。 (ただのいちがくせいがあつめたとはおもえないほどだった。こうしんじょのばいとで) ただの一学生が集めたとは思えないほどだった。興信所のバイトで (そこそこかせいでいるはずなのに、いつもたべるものにもこまってるのは) そこそこ稼いでいるはずなのに、いつも食べるものにも困ってるのは (あきらかにこのこれくしょんのためだった。) 明らかにこのコレクションのためだった。 (とびらのかぎをあけてがれーじのなかにはいるとき、ししょうはぼくにこういった。) 扉の鍵を開けてガレージの中に入る時、師匠は僕にこう言った。 (「おまえ、さいきんおまもりをつけてたろ」) 「お前、最近お守りをつけてたろ」 (「はい」むなもとにてをやる。) 「はい」胸元に手をやる。 (するとししょうはてのひらをひろげて「だせ」とめいじた。) すると師匠は手のひらを広げて「出せ」と命じた。 (「え?どうしてです」) 「え?どうしてです」 (「そんななまはんかなものつけてると、ぎゃくこうかだ」) 「そんな生半可なものつけてると、逆効果だ」 (しぬぞ。) 死ぬぞ。 (まがおでそんなことをいうのだ。たかがちんたいがれーじのなかにはいるだけなのに。) 真顔でそんなことを言うのだ。たかが賃貸ガレージの中に入るだけなのに。 (ぼくはいきをのんでおまもりをくびからはずした。) 僕は息を飲んでお守りを首から外した。 (「ふつうにしてろ」) 「普通にしてろ」 (そういってとびらのおくへきえていくししょうのせなかをおった。) そう言って扉の奥へ消えて行く師匠の背中を追った。 (どぶん。) どぶん。 (あぶらのなかにぜんしんをしずめたような。) 油の中に全身を沈めたような。 (そんなかんかくがいっしゅんだけあり、いきがとまった。やがてそのねんどのたかいくうかんは、) そんな感覚が一瞬だけあり、息が止まった。やがてその粘度の高い空間は、 (さまざまにおりかさなったのうみつなけはいによってかたちづくられているときづく。) 様々に折り重なった濃密な気配によって形作られていると気づく。 (みられている。そうちょっかんする。) 見られている。そう直感する。 (まよなかのいちじをまわったころだった。がれーじのなかにはぼくとししょういがい、) 真夜中の一時を回ったころだった。ガレージの中には僕と師匠以外、 (だれもいない。それでもそのくらやみのなかに、むすうのしせんがこうさしている。) 誰もいない。それでもその暗闇の中に、無数の視線が交差している。 (たとえば、ししょうのとりだしたふるいおいるらんぷのあかりにうかびあがる、) 例えば、師匠の取り出した古いオイルランプのあかりに浮かび上がる、 (おおきなはしらどけいのなかから。きれいなししゅうをほどこされたひとつのふくろをえがいただけのえから。) 大きな柱時計の中から。綺麗な刺繍を施された一つの袋を描いただけの絵から。 (あるいは、りょうめをくりぬかれたぐろてすくなこっかくひょうほんからも。) あるいは、両目を刳り抜かれたグロテスクな骨格標本からも。 (「まあすわれ」) 「まあ座れ」 (がれーじのちゅうおうにわずかにあいたすぺーすにそふぁがおかれている。) ガレージの中央にわずかにあいたスペースにソファが置かれている。 (ししょうはそこをゆびさし、じしんはそのすぐそばにあったまっくろなせいようふうの) 師匠はそこを指さし、自身はそのすぐそばにあった真っ黒な西洋風の (はかいしのうえにかたひざをたててこしかけた。) 墓石の上に片膝を立てて腰掛けた。 (はかいしのひょうめんには、ひとのなまえらしきよこもじがぜんたいをおおいつくさんばかりに) 墓石の表面には、人の名前らしき横文字が全体を覆いつくさんばかりに (ほりこまれている。) 掘り込まれている。 (どれもこれも、ただごとではなかった。このがれーじのなかのものはすべて。) どれもこれも、ただごとではなかった。このガレージの中のものはすべて。 (どろどろとしたけはいが、ねんせいのきりゅうとなってぼくらのしゅういをまわっている。) どろどろとした気配が、粘性の気流となって僕らの周囲を回っている。
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