連想Ⅰ -2-

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師匠シリーズ
以前cicciさんが更新してくださっていましたが、更新が止まってしまってしまったので、続きを代わりにアップさせていただきます。
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順位 名前 スコア 称号 打鍵/秒 正誤率 時間(秒) 打鍵数 ミス 問題 日付
1 ぎんなんまる 8479 8.7 97.4% 337.3 2937 77 56 2026/02/16
2 berry 8330 8.4 98.7% 345.7 2916 36 56 2026/02/16
3 はく 7924 8.1 97.5% 362.3 2945 74 56 2026/02/16
4 subaru 7823 8.0 97.2% 364.4 2933 82 56 2026/02/16
5 Jyo 5835 A+ 6.0 96.6% 482.2 2916 102 56 2026/02/13

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問題文

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(ししょうがこのなかから、よにもおそろしいいわれをもつふるいかめんをだしてきのは) 師匠がこの中から、世にも恐ろしい謂れを持つ古い仮面を出してきのは (ついせんじつのことだった。) つい先日のことだった。 (あんなこわすぎるものが、ほかにもたくさんあるのだろうか。) あんな怖すぎるものが、他にもたくさんあるのだろうか。 (おそるおそるそうきいてみると、ししょうは「そういや、いってなかったな」) 恐る恐るそう訊いてみると、師匠は「そういや、言ってなかったな」 (とつぶやいてはいごにうでをのばし、ひとつのきばこをひっぱりだした。みおぼえがある。) と呟いて背後に腕を伸ばし、一つの木箱を引っ張り出した。見覚えがある。 (そのふるいかめんをおさめていたはこだ。) その古い仮面を収めていた箱だ。 (もうあんなおそろしいものをみたくなかったぼくはとっさにみがまえた。しかしししょうは) もうあんな恐ろしいものを見たくなかった僕は咄嗟に身構えた。しかし師匠は (みょうにうれしそうにきばこのふういんをとき、そのなかみをらんぷのあかりにかざす。) 妙に嬉しそうに木箱の封印を解き、その中身をランプの明かりにかざす。 (「みろよ」) 「見ろよ」 (そのことばに、ぼくのめはくぎづけになる。) その言葉に、僕の目は釘付けになる。 (はこのなかのかめんはそのはなのあたりをちゅうしんに、こなごなにくだかれていた。) 箱の中の仮面はその鼻のあたりを中心に、こなごなに砕かれていた。 (「すごいだろ」) 「凄いだろ」 (なぜうれしそうなのかわからない。「しゃれになってないですよ」) なぜ嬉しそうなのか分からない。「洒落になってないですよ」 (ようやくそうくちにすると、「そうだな」といってまたきばこのふたをもどす。) ようやくそう口にすると、「そうだな」と言ってまた木箱の蓋を戻す。 (ししょうじしんが「こくほうきゅうにたたりかみすぎる」とひょうしたものがこわれた。) 師匠自身が「国宝級に祟り神すぎる」と評したモノが壊れた。 (いや、じかいするはずもない。こわされたのだ。かぎのかかったがれーじのなかで。) いや、自壊するはずもない。壊されたのだ。鍵のかかったガレージの中で。 (いったいなにがおこったのかわからないが、ただごとではないはずだった。) 一体なにが起こったのか分からないが、ただごとではないはずだった。 (「これとあいうち、いやひょっとしていっぽうてきにはかいするようななにかが、) 「これと相打ち、いやひょっとして一方的に破壊するような何かが、 (このまちにいるってことだ」) この街にいるってことだ」 (こわいねえ。) 怖いねえ。
など
(ししょうはそういってわらった。そしてはこをもどすと、きをとりなおしたように) 師匠はそう言って笑った。そして箱を戻すと、気を取りなおしたように (「さあ。なにかたのしいはなしでもしよう」とたのしげにわらう。) 「さあ。なにか楽しい話でもしよう」と楽しげに笑う。 (それからいくつかのたいけんだんをかたりはじめたのだ。もちろんかいだんじみたはなしばかりだ。) それからいくつかの体験談を語り始めたのだ。もちろん怪談じみた話ばかりだ。 (さいしょのはなしはこうしんじょのばいとでひきうけた、あるきゅうかのくらにまつわる) 最初の話は興信所のバイトで引き受けた、ある旧家の蔵にまつわる (きみょうなできごとについてだった。) 奇妙な出来事についてだった。 (かつて、ほんたくとそのわきにたつおおきなどぞうとのあいだにはふたつのつうろがあった。) かつて、本宅とその脇に立つ大きな土蔵との間には二つの通路があった。 (ひとつはほんたくのげんかんよこからどぞうのとびらまでのあいだのろっけんほどのいしだたみ。) 一つは本宅の玄関横から土蔵の扉までの間の六間ほどの石畳。 (そしてもうひとつはほんたくのちかからどぞうのちかへとのびる、) そしてもう一つは本宅の地下から土蔵の地下へと伸びる、 (おなじきょりのせまくくらいろうか。) 同じ距離の狭く暗い廊下。 (なぜふたつのみちをつくるひつようがあったのかはしょうわにれきがかわったじてんで) 何故二つの道を作る必要があったのかは昭和に歴が変わった時点で (すでにわからなくなっていた。) すでに分からなくなっていた。 (ただかつてどぞうのちかにはざしきろうがあり、) ただかつて土蔵の地下には座敷牢があり、 (そこへいたるしゅだんはほんたくのちかにあったとうしゅのへやのひみつのとびらだけだったと、) そこへ至る手段は本宅の地下にあった当主の部屋の秘密の扉だけだったと、 (そんなうわさがいちぞくのあいだにはささやかれていた。) そんな噂が一族の間には囁かれていた。 (「あながちうそじゃないとおもうがな」) 「あながち嘘じゃないと思うがな」 (まなみのちちはよくそんなことをいってひとりでうなずいていた。) 真奈美の父はよくそんなことを言って一人で頷いていた。 (「あそこはなんだかいようなふんいきがあるよ」) 「あそこはなんだか異様な雰囲気があるよ」 (かぞくのなかで、どぞうのちかへへいきであしをふみいれるのはそふだけだった。) 家族の中で、土蔵の地下へ平気で足を踏み入れるのは祖父だけだった。 (かつてとうしゅのへやがあったというほんたくのちかも、) かつて当主の部屋があったという本宅の地下も、 (いまやめったにつかうことのないものばかりをおしこめたものおきになっている。) 今やめったに使うことのないものばかりを押し込めた物置になっている。 (そのほこりをこうむったかぐるいにおおいかくされるようにどぞうのちかへとつづくつうろが) その埃を被った家具類に覆い隠されるように土蔵の地下へと続く通路が (ひっそりとくらいくちをあけていた。) ひっそりと暗い口を開けていた。 (そこをとおりぬけると、さいごはてっせいのもんぴがまっていて、) そこを通り抜けると、最後は鉄製の門扉が待っていて、 (さびてひどいおとをたてるそれをおしあけると、) 錆びてひどい音を立てるそれを押し開けると、 (ふたたびさまざまなものがところせましとつみかさねられたくうかんにいたる。) 再び様々な物が所狭しと積み重ねられた空間に至る。 (ざしきろうがあった、とされるそのばしょもいまではものおきとしてつかわれていた。) 座敷牢があった、とされるその場所も今では物置として使われていた。 (ただ、ほんたくのちかとちがい、ほんらいくらにおさめられるべき、) ただ、本宅の地下と違い、本来蔵に収められるべき、 (ふるいかでんのこっとうひんなどがおかれていたのだ。) 古い家伝の骨董品などが置かれていたのだ。 (どぞうのちじょうぶぶんはせんじちゅうのしっかによりやけおち、) 土蔵の地上部分は戦時中の失火により焼け落ち、 (さいけんもせずにそのままさらちにしてしまっていた。) 再建もせずにそのまま更地にしてしまっていた。 (もともとこうぞうがちがったためか、ちかはほのおのさいかをまぬがれ、) 元々構造が違ったためか、地下は炎の災禍を免れ、 (そしてちじょうぶぶんにほかんされていたものを、) そして地上部分に保管されていた物を、 (すでにそのときつかわれていなかったそのちかにうつしかえたのだった。) すでにその時使われていなかったその地下に移し替えたのだった。 (いっかいぶぶんがうしなわれ、ちゅうしゃじょうにするためほそうでぬりかためられてしまったがために、) 一回部分が失われ、駐車場にするため舗装で塗り固められてしまったがために、 (そのちかのどぞうのでいりするには、) その地下の土蔵の出入りするには、 (ほんたくのちかからろくけんのせまいつうろをとおるいがいにみちはなかった。) 本宅の地下から六間の狭い通路を通る以外に道はなかった。
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