保育園 -15-
師匠シリーズ
以前cicciさんが更新してくださっていましたが、更新が止まってしまってしまったので、続きを代わりにアップさせていただきます。
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| 順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | osanao | 4363 | C+ | 4.6 | 94.1% | 532.4 | 2476 | 153 | 61 | 2026/03/26 |
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問題文
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(「これでいいですか」)
「これでいいですか」
(えつこせんせいからわたされたしろいたおるをてにえんていへとってかえすと、)
悦子先生から渡された白いタオルを手に園庭へ取って返すと、
(そのまま「あのきのえだにひっかけてこい」といわれる。)
そのまま「あの木の枝に引っかけてこい」と言われる。
(ちょうどごさいじしつのしょうめんのきだ。)
ちょうど五歳児室の正面の木だ。
(ぼくはきのしたにたつと、のぼれそうにないことをみてとり、)
僕は木の下に立つと、登れそうにないことを見て取り、
(たおるをまるめてみきにちかいえだをめがけてなげつけた。)
タオルを丸めて幹に近い枝をめがけて投げつけた。
(さいしょはそのままおちてきたが、なんどかくりかえすとうまいぐあいに)
最初はそのまま落ちて来たが、何度か繰り返すと上手い具合に
(ひっかかってくれた。)
引っかかってくれた。
(「これでいいですか」とふりかえると、ししょうがおやゆびでえんしゃをさしながら)
「これでいいですか」と振り返ると、師匠が親指で園舎をさしながら
(うなずいている。)
頷いている。
(ふたりしてごさいじしつにもどり、よにんのほいくしたちがみまもるなかで)
二人して五歳児室に戻り、四人の保育士たちが見守る中で
(ふろーりんぐのゆかにこしをおろした。)
フローリングの床に腰を下ろした。
(「さて」)
「さて」
(しせんをあつめながらししょうがおちつきはらったたいどでそうきりだす。)
視線を集めながら師匠が落ち着き払った態度でそう切り出す。
(「かみなりがなったときにみたという、みどりのたおるのことですが、)
「雷が鳴った時に見たという、緑のタオルのことですが、
(あんなかんじできのえだにひっかかってたんですね」)
あんな感じで木の枝に引っ掛かってたんですね」
(ほいくしたちは、いったいなにをいいだすのだろう、)
保育士たちは、いったい何を言い出すのだろう、
(というけげんなひょうじょうでみつめている。)
という怪訝な表情で見つめている。
(「えつこせんせい、そうですね」)
「悦子先生、そうですね」
(ねんおしをされてようやくえつこせんせいはうなずいた。)
念押しをされてようやく悦子先生は頷いた。
など
(「ゆいせんせい、そうですね」)
「由衣先生、そうですね」
(ゆいせんせいもこわごわ、というようすでしんみょうにうなずく。)
由衣先生も恐々、という様子で神妙に頷く。
(「あさみせんせい、そうですね」)
「麻美先生、そうですね」
(はなしをふられたあさみせんせいは、おどろいたように「わたしはみていません」といった。)
話を振られた麻美先生は、驚いたように「私は見ていません」と言った。
(「ようこせんせい、そうですね」)
「洋子先生、そうですね」
(ようこせんせいも、「わたしもみていませんから」とへんじをする。)
洋子先生も、「私も見ていませんから」と返事をする。
(ぜんいんのこたえをききおえてから、ししょうはもういちどそのなかのひとりにむかって)
全員の答えを聞き終えてから、師匠はもう一度その中の一人に向かって
(こういった。)
こう言った。
(「ゆいせんせい、あなたがはんにんですね」)
「由衣先生、あなたが犯人ですね」
(ええ?)
ええ?
(どよめきがはしった。)
どよめきが走った。
(ぼくにしてもそうだ。)
僕にしてもそうだ。
(「ち、ちがいます」)
「ち、違います」
(おびえたひょうじょうでゆいせんせいがひていする。)
怯えた表情で由衣先生が否定する。
(「ではすこしおもいだしましょうか。じけんとうじつのことではありません。)
「では少し思い出しましょうか。事件当日のことではありません。
(ついさきほどのしょうげんです。)
つい先ほどの証言です。
(えつこせんせいが、「そとがひかってかみなりがなって、がらすどのところまであるいて、)
悦子先生が、「外が光って雷が鳴って、ガラス戸のところまで歩いて、
(かーてんのすきまからそとをのぞいたら、みどりいろのたおるみたいなものが、)
カーテンの隙間から外を覗いたら、緑色のタオルみたいなものが、
(ふぇんすぎわのきのえだにひっかかっているのがみえた」といったあと、)
フェンス際の木の枝に引っかかっているのが見えた」と言ったあと、
(ゆいせんせいはこういいました。)
由衣先生はこう言いました。
(「かみなりがなっておどろいてふりむいたら、あのへんのきのえだに)
「雷が鳴って驚いて振り向いたら、あの辺の木の枝に
(たおるがひっかかってるのをみた」と」)
タオルが引っかかってるのを見た」と」
(ししょうのことばにだれもけげんなひょうじょうをくずさない。)
師匠の言葉に誰も怪訝な表情を崩さない。
(いったいなにをいいいたいのか、さっぱりわからないのだ。)
一体なにをい言いたいのか、さっぱり分からないのだ。
(「このふたりのしょうげんにはけっていてきなちがいがあります。かみなりがなったあとのこうどうです。)
「この二人の証言には決定的な違いがあります。雷が鳴った後の行動です。
(えつこせんせいは、がらすどのところまであるいて、かーてんのすきまからそとをのぞいたら、)
悦子先生は、ガラス戸のところまで歩いて、カーテンの隙間から外を覗いたら、
(たおるがみえました。)
タオルが見えました。
(しかしよしえせんせいは、おどろいて、ふりむいたらたおるがみえています。)
しかし由衣先生は、驚いて、振り向いたらタオルが見えています。
(わかりますか。かーてんのすきまからのぞいていないんですよ。)
分かりますか。カーテンの隙間から覗いていないんですよ。
(さらにいえば、がらすどにちかづいてもいない」)
さらに言えば、ガラス戸に近づいてもいない」
(ししょうはじしんまんまんというひょうじょうでそんなことをいう。)
師匠は自信満々という表情でそんなことを言う。
(「いいですか。あめがふっているあいだ、えんしゃのすべてのがらすどやまどには)
「いいですか。雨が降っている間、園舎のすべてのガラス戸や窓には
(かーてんがかけられていました。)
カーテンが掛けられていました。
(このことはこれまでのしょうげんからたしかなはずです。)
このことはこれまでの証言から確かなはずです。
(かーてんをあけず、またすきまからのぞきこみもしないで、)
カーテンを開けず、また隙間から覗き込みもしないで、
(えんていのあのきのえだにかかったたおるを、みることはできないはずなんです。)
園庭のあの木の枝にかかったタオルを、見ることはできないはずなんです。
(もちろん・・・・・」)
もちろん・・・・・」
(はじめからそとにいたひとをのぞいて。)
はじめから外にいた人を除いて。
(ししょうのめがほそめられる。)
師匠の目が細められる。
(しばいがかっているが、ぞくりとするようないろけがあった。)
芝居掛かっているが、ゾクリとするような色気があった。
(しかし・・・・・)
しかし・・・・・