黒い鷲

(いつかわすれたけど)

いつか忘れたけど

(あるひめがさめると)

ある日目が覚めると

(おおきなそらがさけて)

大きな空が裂けて

(くろいわしがとんできたの)

黒い鷲が飛んできたの

(くもへつばさひろげて)

雲へ翼広げて

(そらへまるいわをかき)

空へまるい輪をかき

(はねのおともおもく)

羽の音も重く

(わたしのそばおりてきたの)

私の傍下りてきたの

(わしのひとみはるびー)

鷲の瞳はルビー

(ふたつのつばさくろく)

二つの翼黒く

(おうじさまのような)

王子様のような

(まんとつけておりてきたの)

マントつけて下りてきたの

(かたにとまりながら)

肩にとまりながら

(ほほにほほをよせて)

頬に頬を寄せて

(みみのそばであつく)

耳の傍で熱く

(あえぎながらささやいた)

喘ぎながらささやいた

(ぼくとかえろうよ)

ぼくと帰ろうよ

(いつもゆめにみてた)

いつも夢に見てた

(ちいさなときのように)

小さな時のように

(ほしをとりによるのそらへ)

星を取りに夜の空へ

(ぼくとかえろうよ)

ぼくと帰ろうよ

(くもにのってあさは)

雲に乗って朝は

(たいようみにいこうと)

太陽見に行こうと

(さそいかけてくれたけど)

誘いかけてくれたけど

(やがてかなしそうに)

やがて悲しそうに

(わしはきえたそらへ)

鷲は消えた空へ

(いつかわすれたけど)

いつか忘れたけど

(あるひめがさめると)

ある日目が覚めると

(おおきなそらがさけて)

大きな空が裂けて

(くろいわしがとんできたの)

黒い鷲が飛んできたの

(いつかわすれたけど)

いつか忘れたけど

(あるひめがさめると)

ある日目が覚めると

(おおきなそらがさけて)

大きな空が裂けて

(くろいわしがとんできたの)

黒い鷲が飛んできたの

(いつかわすれたけど)

いつか忘れたけど

(あるひおりてきたの)

ある日下りてきたの

(とんできたのとんできたの)

飛んできたの飛んできたの

(いつかわすれたけど)

いつか忘れたけど

(あるひおりてきたの)

ある日下りてきたの

(そらがさけてとんできたの)

空が裂けて飛んできたの

(とんできたのとんできたの)

飛んできたの飛んできたの

(そらがさけてとんできたの)

空が裂けて飛んできたの