ちょっと難しい四字熟語とその説明-20-

(ぜっこうきりたくみにつくられたきかいやどうぐなどべんりなものをすてしぜんのせいかつにもどること)

絶巧棄利 巧みに作られた機械や道具など便利な物を捨て自然の生活に戻ること

(ひとこえせんりょうひとこえにせんりょうのねうちがあること)

一声千両 一声に千両の値打ちがあること

(ちょうしんぼぎしんじつとうそのさだめがたいことのたとえ)

朝真暮偽 真実とうその定めがたいことのたとえ

(せいちゅうむにおなじものがほかにないほどいちずなちゅうぎのこころ)

精忠無二 同じものが他にないほど いちずな忠義のこころ

(ほうせいきんげんおこないがただしくまじめでつつしみぶかいようす)

方正謹厳 行いが正しくまじめで慎み深いようす

(じざいふきじぶんのおもうとおりにこうどうしそくばくされないこと)

自在不羈 自分の思う通りに行動し束縛されないこと

(ちしゃふげんものごとをほんとうにしっているひとはかるがるしくことばでせつめいしようとしない)

知者不言 物事を本当に知っている人は軽々しく言葉で説明しようとしない

(けいぼんのたいうはちをかたむけたようなおおあめのことからはげしくふるあめのたとえ)

傾盆大雨 鉢を傾けたような大雨のことから激しく降る雨のたとえ

(そうかいいしゅせけんにしられずにまいぼつしているりっぱなじんぶつやゆうのうなじんざいのこと)

滄海遺珠 世間に知られずに埋没している立派な人物や有能な人材のこと

(げんでんしんきょうことばでわかりやすくせつめいしみをもっておしえること)

言伝身教 言葉で分かりやすく説明し身をもって教えること

(すいぜんさんじゃくてにいれたいとふかくのぞむようすのたとえ)

垂涎三尺 手に入れたいと深く望むようすのたとえ

(ちょうようぼぶんつまらないにんげんがあつまってきてうっとうしいことのたとえ)

朝蠅暮蚊 つまらない人間が集まってきてうっとうしいことのたとえ

(はくめんのしょせいわかくてけいけんのすくないひとやがくもんをじゅうぶんにしゅうれんしていないひとのたとえ)

白面書生 若くて 経験の少ない人や学問を十分に修練していない人のたとえ

(でんぷやろうきょうようがなくらんぼうでれいぎをしらないひとのこと)

田夫野老 教養がなく乱暴で礼儀を知らない人のこと

(むてかつりゅうたたかわずさくりゃくでかつことまたじぶんでかってにきめたりゅうぎのこと)

無手勝流 戦わず策略で勝つこと また自分で勝手に決めた流儀のこと

(はいぐんのしょうたたかいにやぶれたしょうぐんものごとにしっぱいしたひとのばあいにもいう)

敗軍之将 戦いに敗れた将軍 物事に失敗した人の場合にも言う

(いっしゅくいっぱんたびのとちゅうでやどやしょくじをめぐんでもらいたにんのせわになること)

一宿一飯 旅の途中で宿や食事を恵んでもらい他人の世話になること

(ことういっすいたったひとつだけともっているあかりこどくでさびしいようすのたとえ)

孤灯一穂 たった一つだけともっている明かり 孤独で寂しいようすのたとえ

(ゆうだほうとうあそびなまけさけといろごとにふけってひんこうがおさまらないこと)

遊惰放蕩 遊び怠け 酒と色事にふけって品行が収まらないこと

(らいらくふきどりょうがひろくごうかいでなにものにもしばられずじゆうなこと)

磊落不羈 度量が広く豪快で 何ものにも縛られず自由なこと