vistlip B

(まちじゅうがざわめいたそらをさしたゆびさき)

街中がざわめいた　空を差した指先

(あかいうずがせかいをのもうとしているだから)

赤い渦が世界を飲もうとしているだから

(すとっぷうぉっちてにしたのはじかんとめきみといたい)

”ストップウォッチ手にしたのは時間止め君といたい”

(それならすてきだったのにね)

それなら素敵だったのにね

(みらいよほうはすべてはずれきたいしたどうぐもへいきもうちきりだ)

未来予報は全てハズレ　期待した道具も兵器も打ち切りだ

(とろいあしなみのじんるいはさとった)

トロい足並みの人類は悟った

(ほろびてしまうまえにすきほうだいやらかそう)

滅びてしまう前に好き放題やらかそう

(あるあさ、しにがみがまほうをくばってあるいた)

ある朝、死神が魔法を配って歩いた

(こんなときなんだゆめぐらいかなえたいだろう)

「こんな時なんだ。夢ぐらい叶えたいだろう」

(ずるしてまでかなえたいかそれこそふかんぜんさ)

ズルしてまで叶えたいか？それこそ不完全さ

(ぼくには、ひつようないですとことわろう)

「僕には、必要ないです」と断ろう

(しんまいにゅーすきゃすたーのほうどう)

新米ニュースキャスターの報道

(はんざいりつがきゅうげきにぞうかするでしょう)

「犯罪率が急激に増加するでしょう」

(えがおわすれてるじんるいをさそった)

笑顔忘れてる人類を誘った

(ほろびてしまうまえにくろいはたかかげよう)

滅びてしまう前に黒い旗掲げよう

(あかいうずはもうもくぜんだすでにきめたねがいがあった)

赤い渦はもう目前だ　既に決めた願いがあった

(のどぶえさしだしていこうぜまつろへ)

喉笛差しだして行こうぜ末路へ

(きいてるかかみさまあんたがあそんだせかいであいするひとがこれでもかとないてんだよ)

聞いてるか神様　あんたが遊んだ世界で愛するヒトがこれでもかと泣いてんだよ

(このこまくがやぶれたってせとりがのこってるんだ)

この鼓膜が破れたってセトリが残ってるんだ

(くさったしんぞうがほしけりゃくれてやれ)

腐った心臓が欲しけりゃくれてやれ

(ほしってじばらしたらうまれるひともかけるね)

”星”って字バラしたら”生まれる日”とも書けるね

(そんなびだんがいくつあたっていいだろう)

そんな美談がいくつあたっていいだろう

(あといちげきくらわせてとどめをさそうじゃないか)

あと一撃喰らわせてトドメをさそうじゃないか

(くたばれこのせかいじゅうにさちあれ)

くたばれ　この世界中に幸あれ

(びょうしつのすきまからなきごえがもれてる)

病室の隙間から鳴き声が漏れてる

(なぜ、かなしそうにうまれたのあんしんしなさい)

何故、悲しそうに生まれたの？　安心しなさい

(だれになんといわれようとぼくたちはかんぺきさ)

誰に何といわれようと僕たちは完璧さ

(うたうよきみにはっぴーばーすでい)

謡うよ　君にハッピーバースデイ