青き伯爵の城
関連タイピング
歌詞(問題文)
(「ヴぉるすと」)
『ヴォルスト』
(「よいやみにくちたらくえん。つるされたしかばねたち。)
「宵闇に朽ちた楽園。吊るされた屍達。
(きみはなぜこのきょうかいをこえてしまったのか。さぁうたってごらん・・・」)
君は何故この境界を越えてしまったのか。さぁ唄ってごらん…」
(「ふはははは!はーはっはっはははぁ!」)
「フハハハハ!ハーハッハッハハハァ!」
(おぼろげなきおくをたどって・・・あいまいなじぶんをえがいた・・・)
朧げな記憶を辿って…曖昧な自分を描いた…
(どんなかおでわらい・・・どんなこえで・・・うたったのか・・・)
どんな顔で笑い…どんな声で…歌ったのか…
(おきにいりのしろいくらいとがなぜこんなに・・・あかいのか・・・)
お気に入りの白い華飾衣が何故こんなに…緋いのか…
(ああ・・・そうだわたしは・・・)
嗚呼…そうだ私は…
(かれに・・・ころされたんだった・・・・・・)
彼に…殺されたんだった……
(はくしゃくはいつからかあおひげとよばれていた)
伯爵は何時からか青髭と呼ばれていた
(わたしがとついだじぶんにはもうすでによばれていた)
私が嫁いだ時分には もう既に呼ばれていた
(あんなにもやさしいまなざしがくらいいろをおびたのは)
あんなにも優しい眼差しが 昏い色を帯びたのは
(しみついたてつのにおいとちのにおいのせいかしら?)
染みついた鉄の匂いと 血の匂いのせいかしら?
(ああおっとはわたしをあいしてないきづかないふりしてきたけれど)
嗚呼 夫は私を愛してない 気付かない振りしてきたけれど
(もうこれいじょうはいつわれないわたしはだれよりもあいしていたから)
もうこれ以上は偽れない 私は誰よりも愛していたから
(すぎさったきせつのながいよるのなかであなたのひとみのおくで)
過ぎ去った季節の長い夜の中で 貴方の瞳の奥で
(だかれていたのはあいされていたのはほんとうはだれなのかしら?)
抱かれていたのは 愛されていたのは 本当は誰なのかしら?
(けしてもどせないきせつもながいやみのなかできんじられたへやのおくで)
決して戻せない季節も 長い闇の中で 禁じられた部屋の奥で
(さびしさうめるようにむなしさもやすようにいろのつみをかさねたああ・・・)
寂しさ埋めるように 虚しさ燃やすように 不貞の罪を重ねた 嗚呼…
(「ちかいをやぶられたことにはらをたてたからなのか、)
『誓いを破られたことに腹を立てたからなのか、
(あいしていたからなのか、いまではもうわからない。)
愛していたからなのか、今ではもう判らない。
(さいしょのつまをころしたとき、りせいもともにしんだのか、)
最初の妻を殺したとき、理性も共に死んだのか、
(あたらしいつまをめとってはおかし、おかしてはころした・・・・・・。」)
新しい妻を娶っては犯し、犯しては殺した……。』
(「あなた、やめて!」「ふははは!ゆるしがほしいか!ひざまずけ!」)
「あなた、やめて!」「ふははは!許しが欲しいか!跪け!」
(「このめすぶため!」)
「この雌豚め!」
(「ねえ、どうしたの?いつもとなんだかちがうわ」「すわれ!はははは!」)
「ねえ、どうしたの?いつもとなんだか違うわ」「座れ!はははは!」
(「おやめください!ああ、あああ!!!」「あははは・・・さあたびだつがいい」)
「おやめください!ああ、あああ!!!」「あははは…さあ旅立つがいい」
(「ああ、やめていやあああいやああ・・・!」「そうだ!なけ!わめけ!」)
「ああ、やめていや あああ いやああ…!」「そうだ!泣け!喚け!」
(「ひぁぁ・・・!ああ!ああ!」「ふはははは・・・」)
「ひぁぁ…!ああ!ああ!」「ふはははは…」
(どれほどしんじていのってもすくってなどくれなかった・・・・・・)
どれ程信じて祈っても 救ってなどくれなかった……
(たとえあいてがかみでもただろっほさえあればああつらぬいてくれよう・・・)
例え相対者が神でも 唯 穴さえあれば 嗚呼貫いてくれよう…
(ろんぎぬす!)
≪私の槍で≫!
(「きみをまじょとしてだんざいした、おんしらずなぶたどもを、わたしはゆるしはせぬぞ!」)
「君を魔女として断罪した、恩知らずな豚共を、私は許しはせぬぞ!」
(「なるほど。それできみは、いや、きみたちはつるされたわけだね。)
「成る程。それで君は、いや、君たちは吊るされた訳だね。
(このきんじられた、ひみつのへやに。)
この禁じられた、秘密の部屋に。
(ながされたちは、よいやみにながされるちであがなうものさ。)
流された血は、宵闇に流される血で贖うものさ。
(さぁ、ふくしゅうげきをはじめようか・・・」)
さぁ、復讐劇を始めようか…」
(かれのるすのまにたからべやをまわる)
彼の留守の間に 宝部屋を回る
(あけたことのないへやがきになっている)
開けたことのない 部屋が気になっている
(むすめのみみもとでわたしはこうささやいた)
娘の耳元で私はこう囁いた――
(「きんのかぎの、きんじられたへやには、)
「黄金の鍵の、禁じられた部屋には、
(とっておきのたからものがかくされているわ・・・・・・」)
取って置きの宝物が隠されているわ……」
(そうそのかぎあなにいれたらまわせばいい)
そうその鍵穴に 挿れたら回せばいい
(もうすぐでちゃうでしょわたしたちのしたいといど)
もうすぐ出ちゃうでしょ 私達の【屍体と衝動】
(「きゃああああああ!」)
「きゃああああああ!」
(ああおんながほんとうにだいてほしいのはからだではなくこころなのよ)
嗚呼 女が本当に抱いて欲しいのは肢体ではなく魂なのよ
(つみなひとねでもいとしいひとよ)
罪な人ね でも愛しい人よ
(「ひみつのへやのかぎはどこだね?」)
「秘密の部屋の鍵は何処だね?」
(「ええと・・・あの・・・その・・・」)
「ええと…あの…その…」
(「ほほう・・・わたしのめいれいにそむいたか。よかろう。)
「ほほう…私の命令に背いたか。よかろう。
(そんなにみたければいっそくれてやる。きょうからおまえもあのへやのじゅうにんだ」)
そんなに見たければいっそくれてやる。今日からお前もあの部屋の住人だ」
(「せめて、しぬまえにおいのりをさせていただきとうぞんじます・・・!」)
「せめて、死ぬ前にお祈りをさせていただきとう存じます…!」
(「たすけて!にいさん!」「まだか、はやくしろ!」)
「助けて!兄さん!」「まだか、早くしろ!」
(かなしみはにくしみじゃけしていやせないわ)
哀しみは憎しみじゃ決して癒せないわ
(よいやみにうたがひびくだけあなたのきげきをいまおわりにしよう!)
宵闇に唄が響くだけ 貴方の喜劇を今終わりにしよう!
(「ええい!もうがまんならん!」)
「ええい!もう我慢ならん!」
(「ひぃ!いやあああああああ!」)
「ひぃ!いやあああああああ!」
(「ぐおお!」)
「ぐおお!」
(「えいや!」「ていや!」「くたばれ!あおひげ!」)
「えいや!」「ていや!」「くたばれ!青髭!」
(「ぐはははぁ・・・」)
「ぐはははぁ…」
(「くっ!ぐぅ・・・」)
「くっ!ぐぅ…」
(「なんだと!くそ、ばけものかこいつっ!」)
「なんだと!くそ、化け物かコイツっ!」
(「ぐはぁ・・・」)
「ぐはぁ…」
(「おにいさん!」「さあ、こっちへ!」)
「お兄さん!」「さあ、こっちへ!」
(「ひぃ、なんでこんなことに・・・」)
「ひぃ、なんでこんなことに…」
(「てやああああ!ぐぁぁぁー!」)
「てやああああ!ぐぁぁぁー!」
(「ぐふふふ・・・」)
「グフフフ…」
(「はぁぁぁ!!はぁ・・・はぁ・・・」)
「はぁぁぁ!!はぁ…はぁ…」
(「がはぁ・・・」)
「がはぁ…」
(「ふくしゅうというのも、いびつなあいじょうのかたちなのかもしれないね」)
「復讐というのも、歪な愛情の形なのかもしれないね」
(「それでも、なぜにんげんってあいとせいよくをきりはなせないのかしら?)
「ソレデモ、何故人間ッテ愛トセイ欲ヲ切リ離セナイノカシラ?
(きもちわるいわ。あはははははは!」)
気持チ悪イワ。アハハハハハハ!」