名もなき女の詩
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・・・。
ワタシは『《第一の書庫》から其の地平線に《意識と呼ばれるモノ》を接続した…
此の書庫には既にある種の改竄が認められた。【彼】と【彼女】は恋人と呼ばれる関係に在った。
やがて、《歴史》的な戦争によって引き裂かれた二人。 男は死んだと勘違いした恋人への想い故に、
時の権力者の怒りを買い処刑され、女は生きていると妄信し男を捜し廻った結果、
無理が祟り失明してしまう……。
此の悲劇の結末を左←→右すると予想される《因子》。 ワタシは
【彼】のad921d60486366258809553a3db49a4aと【彼女】のad921d60486366258809553a3db49a4aを
【否定】してみた…
さて。箱の中の猫は、生きているのか? 死んでいるのか?
其れでは、檻の中を覗いてみよう--
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英語のナレーション、歌唱中の台詞は一部カットしています。
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歌詞(問題文)
(とおりすぎたはるかなひが)
通り過ぎた遥かな灯が
(おとしたかげにはなはうつろい)
落とした影に花は移ろい
(かわいたかぜがなでたおんなのはだにふかいしわをきざむ)
乾いた風が 撫でた女の肌に 深い皺を刻む
(ああ・・・あかいそらをゆくしろいたびどりよ)
嗚呼... 朱い空を往く 白い旅鳥よ
(おまえはたどりつくべきばしょをしっているのかい?)
お前は【辿りつくべき場所】を 知っているのかい?
(ああ・・・つれていっておくれおいていかないで)
嗚呼... 連れて行っておくれ 置いていかないで
(こえにできないこえ)
声に 出来ない声
(とおざかるひかりにてをのばしたやみに)
遠ざかる《風景》に 手を伸ばした【第九の現実】に
(たしかなものなどなにひとつなく)
確かなものなど 何ひとつ無く
(にげこんだ)
逃げ込んだ
(はかないゆめまいちるはなびらのなか)
儚い《幻想》 舞い散る花びらの中
(わらうあなたとわたしとふたりの・・・)
笑う貴方 と 私 と 二人の……
(「たびのしじんばらっどよ。)
「旅の詩人 Balladよ。
(こよいそのほうのえっけんをゆるすはほかでもない。)
今宵 その方の謁見を許すは他でもない。
(へいかのそくいじゅうねんをしゅくし、いわいのうたをささげるがいい・・・」)
陛下の 即位10年を祝し、 祝いの詩を 捧げるがいい……」
(「ついおくにゆれるかれんなるそのはなに、)
「追憶に揺れる 可憐なる其の《朽花》に、
(さきほこるばらはとわにとどかない・・・)
咲き誇る薔薇は 永遠に届かない……
(されど・・・されど・・・ただ・・・いちりん・・・)
然れど... 然れど... 唯... 一輪...
(このよの・・・つねならざる・・・ばらがある!)
この世の... 常ならざる... 薔薇が在る!
(ふゆがれのせかいをとこはるがごとくに、)
冬枯れの世界を 常春が如くに、
(てらしたもうびはだれぞ?」)
照らし賜う 美は 誰ぞ?」
(それぞ、われらがじょおうへいか!!!)
\ 其れぞ、我らが女王陛下!!! /
(「おーほほほほほほほほ・・・」)
「 オーホホホホホホホホ…… 」
(「わぁー、こなひきやのだんなにきいたんすけど、)
「わぁー、 粉挽き屋の旦那に聞いたんスけど、
(うちのおやかたがもてなさすぎて、とちくるって)
うちの親方がモテなさ過ぎて、とち狂って
(ついにおんなかどわかしてきたってまじっすか?)
遂に女かどわかして来たってマジっスか?
(・・・って、やっべ。まじだっ!?」)
…って、ヤッベ。マジだッ!?」
(「ばかやろう!」)
「馬鹿野郎!」
(「ふわあー・・・」)
「ふわあー…」
(おぉ、きがついたかい?あんた)
おぉ、気が付いたかい? アンタ
(このすいしゃごやのちかくのもりでたおれていたところをよ、)
この水車小屋の近くの森で 倒れていたところをよ、
(ここにはこびこんだのさ)
ここに運び込んだのさ
(「ですよねぇ~!」)
「でスよねぇ~!」
(やぶいしゃのやつのはなしでは)
やぶ医者の奴の話では
(かろうとえいようぶそくだろうってさ・・・)
過労と栄養不足だろうってさ...
(このままじゃ・・・あぶなかった・・・だろうってさ・・・だが・・・)
このままじゃ... 危なかった... だろうってさ... だが...
(かれはわらってなにかとりだした)
《命の恩人》は笑って 何か取り出した
(あんたほんとうについてたな。さぁえんりょはいらねえ。)
あんた 本当にツイてたな。 さぁ 遠慮はいらねえ。
(どんどんくえよ。ぱんならうるほどあるんだ!って!)
どんどん食えよ。 パンなら売る程あるんだ! って!
(「まぁ、ぱんやっすからね」)
「まぁ、パン屋っスからね」
(「はは!いいたべっぷりだなぁねえさん!」)
「はは!いい食べっぷりだなぁ 姉さん!」
(「とれぼん!」)
「 Très bon! 」
(「そんないきさつでいちめいをとりとめたわたしだったが)
「--そんな経緯で 一命を取り留めた私だったが
(あるしんきょうのへんかにとまどい、がくぜんとしたのち)
ある心境の変化に戸惑い、愕然とした後
(ふしぎとまえむきにうまれかわったようなきもちで)
不思議と前向きに 生まれ変わったような気持ちで
(しばしぱんやさんのおしごとをてつだうことにしたのであった・・・」)
暫し パン屋さんのお仕事を 手伝うことにしたのであった…」
(ぱんやのあさはまじでやばいぜっ!)
パン屋の朝は 本気でヤバいぜッ!
(にわとりよりたいようよりはやおきできじを)
鶏 < 太陽 < 早起きで 生地を
(こねるこねるこねるねる)
捏ねる → 捏ねる → 捏ねる → 寝るZzz…
(うちのぱんはきじがうまいぜっ!)
ウチのパンは生地がウマいぜッ!
(むぎのしゅるいこなのひきかたみずにいたるまで)
麦の種類 → 粉の挽き方 → 水 に至るまで
(こだわるこだわるこだわるわる)
拘る → 拘る → 拘る → 割るΣ
(ふうどのかんけいでわがくにのこむぎは)
風土の関係で 我が国の小麦は
(たこくのようにはふっくらふくらまないけど)
他国の様には ふっくら膨らまないけど
(そとはぱっりぱりなかはもっちもち)
外はパッリパリ 中はモッチモチ
(くふうしだいじゃまだまだうまくなる!?)
工夫次第じゃ まだまだ美味くなる!?
(うちのぱんでみんなのはらをぱんぱんにしてやるぜっ!!!)
ウチのパンで 皆の腹をパンパンにしてやるぜッ!!!
(ぱん!ぱん!ぱんでぱんぱん!)
パン!パン!パンでパンパン!
(ぱん!ぱん!ぱんでぱんぱん!)
パン!パン!パンでパンパン!
(やきあげどきのしじはむずいぜっ!)
焼き上げ時の 指示はムズいぜッ!
(ながくてもだめみじかくてもだめいしがまとにらめっこ)
長くても× 短くても× 石窯と睨めっこ
(ようすみようすみようすみすみ)
様子見 → 様子見 → 様子見 → 炭
(くちはわるいがうではわるくない)
口は悪いが 腕は悪くない
(かおもわるいがそれは「ほっとけよ!」)
顔も悪いが それは 「放っとけよ!」
(ばしょはていとぱりうまさはろんのもち)
場所は帝都パリ 美味さは論の勿
(おやかたのでべそのかんばんがめじるし)
親方の出べその 看板が目印
(うちのぱんでおまえのはらもぱんぱんにしてやるぜっ!!!)
ウチのパンで お前の腹もパンパンにしてやるぜッ!!!
(ぱん!ぱん!ぱんでぱんぱん!)
パン!パン!パンでパンパン!
(ぱん!ぱん!ぱんでぱんぱん!)
パン!パン!パンでパンパン!
(ぱんぱぱぱんぱんぱん!hey!)
パンパパ パンパンパン!HEY!
(・・・)
……
(おうかたなきかげおうひびのひかりをみうしない)
逢う方なき影 追う日々の 光を見失い
(きずをおうほどにおうことにつかれたのかもしれなかった・・・)
傷を負う程に 老う事に 疲れたのかも知れなかった……
(たおれるいぜんの・・・わたしならきっと・・・)
倒れる以前の... 私ならきっと...
(はってでもたびを・・・つづけたのでしょうね・・・)
這ってでも旅を... 続けたのでしょうね...
(くちずさむうたでも)
《挫けそうな心を励ましてくれる存在》でも
(あればちがったの?はくじょうなおんなね)
あれば違ったの? 薄情な女ね
(けれど・・・)
けれど……
(ひとなみのしあわせをねがってはいけませんか?)
人並みの《幸福》を 願ってはいけませんか?
(ふゆをのりこえさくのがおんなだもの)
《苦難》を乗り越え 咲くのが 《花の命》だもの
(もしこれがかりもののじんせいだとしても)
もし此れが 借り物の《物語》だとしても
(はるのひかりをあびてちりたい・・・)
《傍で愛してくれる人の笑顔》を 浴びて 散りたい……
(「ぱんー、えーぱんはいらんかねー!)
「パンー、えーパンはいらんかねー!
(まだむのはだのようにそとはかりっかり・・・)
マダムの肌のように外はカリッカリ…
(じゃなくて、なかはもっちもちだよ!」)
じゃなくて、中はモッチモチだよ!」
(「あら、それじゃあひとついただこうかしら?」)
「あら、それじゃあ一つ頂こうかしら?」
(「まいどあり!」)
「毎度あり!」
(「おお、はらがへったのか?ぱんぱんにしてやろうか?」)
「おお、腹が減ったのか?パンパンにしてやろうか?」
(「もう、ぱんはまだはやいわよ?」)
「もう、パンはまだ早いわよ?」
(「はやいか?ははははは!」)
「早いか? ははははは!」
(「ふふ・・・もう」)
「ふふ……もう」
(「めでたし・・・めでたし・・・」)
『めでたし…… めでたし……』