言えなかった言の葉
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・・・。
ワタシは『《第三の書庫》』から其の地平線に《意識と呼ばれるモノ》を接続した…
【彼女】には幼子が居た。あらゆる地平に於いて多くの親がそうで在るようだが、
其れらに輪を掛けて溺愛と呼ばれる状態に在った。
しかし、其の子供は然る事情に依り死んでしまう。その堪え難い《喪失》から
目を逸らした女は、骨と化した我が子を抱いたまま陽光の中を彷徨う……。
此の悲劇の結末を左←→右すると予想される《因子》。
ワタシは【彼女】のad921d60486366258809553a3db49a4aを【否定】してみた…
さて。箱の中の猫は、生きているのか? 死んでいるのか?
其れでは、檻の中を覗いてみよう
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英語のナレーション、歌唱中の台詞は一部カットしています。
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歌詞(問題文)
(かよいはじめたみちまだはだざむいかぜ)
通い始めた《坂道》 まだ肌寒い《潮風》
(ゆらしたかみがあなたのおでこをなでる)
揺らした《後髪》が あなたの《頭》を撫でる
(かけがえのないぬくもりせなかにかんじながら・・・)
掛替えのない 温もり 背中に 感じながら……
(とおざかるえがおにてをふりながら だれもがきょうをいきる)
遠ざかる笑顔に 手を振りながら 誰もが今日を生きる
(もうなかないわまたはるがくる・・・)
もう泣かないわ また春が来る……
(かよいなれたみちほほえむようなひざし)
通い慣れた《坂道》 微笑むような《木洩れ陽》
(じりすとあそぶあなたのおつむをなでる)
地栗鼠と《戯れる》 あなたの《頭》を撫でる
(かけがえのないぬくもりてのひらにかんじながら・・・)
掛替えのない 温もり 手の平に感じながら…
(うしなったすきまをうめあいながら だれもがきょうをいきる)
失った隙間を 埋め合いながら 誰もが今日を生きる
(それでもかわらないあいをもとめ・・・)
それでも変わらない 愛を求め……
(やまいにたおれたははがゆく・・・そのさまを・・・)
病に倒れた母が逝く... その様を...
(ちちとふたりみおくった・・・ながいながいよる・・・)
父と二人見送った... 長い永い夜...
(あれたふゆのうみにちちもゆき・・・なきがらを・・・ひとりみおくった・・・)
荒れた冬の海に 父も逝き... 亡骸を... 一人見送った……
(「くうきょなときのなか・・・わたしはとじていた・・・)
「空虚な季節の中... 私は閉じていた...
(いびつなあおいかいがらのように・・・」)
歪な 蒼い貝殻のように……」
(かなしみはくりかえすなみのねいろににたしらべで)
哀しみ 哀しみ 哀しみ 哀しみ . 哀しみ 哀しみ 哀しみ
(やさしいひとたちながすなみだ)
優しい人達 流す涙
(こどくのいろによりそえぬまま)
孤独の色に 寄り添えぬまま
(かわくすきまをかれがなめたけものにもにたぎらつくめで)
乾く隙間を 彼が舐めた 獣にも似た ギラつく眼で
(やさしいこわいろあかいゆうひ)
優しい声色 赤い夕陽
(にじんでいたけどすべてをゆるした)
滲んでいたけど 全てを許した
(ああ・・・もえあがるはなはさきみだれ)
嗚呼... 燃え上がる花は 咲き乱れ
(よるのはてにちった・・・)
夜の果てに 散った...
(ふたりの)
二人の--
(あさひをうらぎりかれがいく・・・そのことをだれがだれがみおくった?)
朝陽を裏切り 彼が行く... その事を 誰が 誰が見送った?
(あついあついよる・・・)
暑い 熱い 夜...
(さよならもいえずのこされた・・・)
さよならも言えず 残された...
(きせつのなかひとり・・・ただ・・・ひとり・・・)
季節の中 一人... 唯... 独り……
(いまにしておもえばあなたはすでにここにいた?)
今にして思えば あなたは既に 《私の胎内》にいた?
(ひとりじゃないわたしのかぞく)
独りじゃない 私の家族
(もうにどとうしないたくないっ!)
もう二度と喪いたくないっ!
(「もういちどしんじてみよう!」)
「もう一度 信じてみよう!」
(あなたがいたからわたしはくらやみに)
あなたが居たから 私は《人生》に
(ほしをみつけていきてこれたまいでぃあ)
《希望》を見つけて 生きてこれた My Dear
(このひかりうしなったらきっとわたし)
この《灯火》失ったら きっと私
(だめになっちゃうたえられない・・・)
ダメになっちゃう 堪えられない……
(あなたがこうねつをだしたあらしのよる ほんどにでんわをかけてくれたのは)
あなたが 高熱を出した 嵐の夜 本土に電話を 掛けてくれたのは
(あなたをうむことをかたくななまでに はんたいしてたひとたちでした)
あなたを産むことを 頑ななまでに 反対してた 人達でした
(そして)
そ し て
(あらしのよるなのにちいさなぎょせんをだして きけんもかえりみずたすけてくれたこと)
嵐の夜なのに 小さな漁船を出して 危険も 顧みず 助けてくれたこと
(そのおもいにこたえてくれたおいしゃさまは)
その想いに応えてくれた お医者様は
(しろひげせんせい)
《年齢の割に早くも総白髪だけれど 立派なおヒゲがチャーミングな先生》
(だけでした)
だけでした--
(やなぎのじゅひにげねつさようがあるってしっていたかい?)
柳の樹皮に解熱作用があるって 識っていたかい?
(「ほらっ!」「うぇー!」「はっはっは!」)
「ほらっ!」 「Yuck!」 「(笑)」
(だが、これならにがくないあすぴりんっ!)
だが、これなら苦くない 《最新の医薬品ッ》!
(あすぴりん?いえす!)
《あの時の魔法のお薬》? Yes!
(なうおんせーる)
Now on sele
(それからのわたしはせんせいのもとへ)
それからの私は 先生の《突貫診療所》へ
(かよううちにみのまわりのおせわをはじめた・・・)
通う内に 身の回りの お世話を始めた……
(ゆらゆらゆらめく)
ゆらゆら 揺らめく
(びじねすと)
《経営的判断に基づく取捨選択》と
(すてーたすと)
《社会的地位に絡む柵》と
(ぷらいべーと)
《私的生活領域に及ぶ犠牲度合い》
(めのまえの)
目の前の
(いのちのてんびん)
《理想だけでは救えない事が多い生命》の天秤
(「なんのためにこのみちをえらんだ?」)
「何の為に この道を選んだ?」
(あらしのよるにそうとわれたきがした・・・)
嵐の夜に そう問われた気がした……
(「もういちどしんじてみよう!」)
「もう一度 信じてみよう!」
(ああ・・・うみをみつめるめが・・・)
嗚呼... 海を見つめる《瞳》が...
(ときおりふいにとおくなる・・・)
時折 不意に遠くなる...
(このひともむねのおくにかなしみを)
この人も 胸の奥に 哀しみを
(だいているんだ・・・)
抱いているんだ...
(それはわたしにはわかちあえない・・・)
それは 私には分かち合えない...
(おもいにもつなのでしょうか?)
重い荷物なのでしょうか?
(「すき」)
「好き」
(そのひとことがいいだせずとじた・・・)
その一言が 言い出せず閉じた...
(くちびるはかいのように・・・)
唇は 貝のように……
(わたしのあいしたひとたちはみなわたしのまえからいなくなった)
私の愛した人達は皆 私の前からいなくなった
(それでもわたしはこのせかいと)
それでも私は この【第九の世界】と
(むきあうことからにげださないわ)
向き合うことから 逃げ出さないわ
(だからもうすこしだけかみさま)
だから もう少しだけ 神様
(じかんをください・・・)
《本当の勇気を得るまでの猶予》をください…