バスカヴィル家の犬16

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プレイ回数2156難易度(4.5) 4752打 長文 長文モード可
シャーロックホームズシリーズ
アーサーコナンドイルの作品です。句読点以外の記号は省いています。
順位 名前 スコア 称号 打鍵/秒 正誤率 時間(秒) 打鍵数 ミス 問題 日付
1 いも 5989 A+ 6.0 98.6% 773.2 4695 64 72 2024/03/13

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問題文

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(いっぽんとられたな、わとそん、 まぎれもなくいっぽんとられたよ!)

「一本取られたな、ワトソン、 ―― 紛れもなく一本取られたよ!」

(かれはいった。じぶんのすばやくじゅうなんなふるーれをじぶんがうけたみたいだ。てきはこんかい)

彼は言った。「自分の素早く柔軟なフルーレを自分が受けたみたいだ。敵は今回

(みごとにきゅうしょをついた。ところで、かれのなまえはしゃーろっくほーむずだったな?)

見事に急所を突いた。ところで、彼の名前はシャーロックホームズだったな?」

(そうです。それがあのおとこのなまえです すばらしい!どこでかれをひろって、)

「そうです。それがあの男の名前です」「素晴らしい!どこで彼を拾って、

(そのあとどうしたかおしえてくれ あのおとこはくじはんにとらふぁるがーひろばで)

その後どうしたか教えてくれ」「あの男は九時半にトラファルガー広場で

(おれをよびとめたんです。おとこはじぶんはたんていで、もしおれがいちにちじゅういうとおりにして)

俺を呼び止めたんです。男は自分は探偵で、もし俺が一日中言うとおりにして

(なにもきかなければ、にぎにーやるともちかけてきました。おれはよろこんでおうじた。)

何も訊かなければ、二ギニーやると持ちかけてきました。俺は喜んで応じた。

(さいしょにのーさんばーらんどほてるにいき、そこでふたりのしんしがでてきて)

最初にノーサンバーランド・ホテルに行き、そこで二人の紳士が出てきて

(ばしゃのりばからばしゃにのるのをまちました。おれたちはそのつじばしゃが)

馬車乗り場から馬車に乗るのを待ちました。俺たちはその辻馬車が

(ここらあたりでとまるまであとをおいました このとびらのまえだ)

ここらあたりで停まるまで後を追いました」「この扉の前だ」

(ほーむずはいった。おれははっきりしませんが、あのきゃくはよくしっていた)

ホームズは言った。「俺ははっきりしませんが、あの客は良く知っていた

(ようです。こっちはとおりをはんぶんいったところでくるまをとめ、いちじかんはんまった。)

ようです。こっちは通りを半分行ったところで車を停め、一時間半待った。

(そのあとふたりのしんしがあるいてとおりすぎたんで、こっちはべいかーがいをつけていき、)

その後二人の紳士が歩いて通り過ぎたんで、こっちはベイカー街をつけていき、

(それから わかっている ほーむずはいった。)

それから・・・・」「分かっている」ホームズは言った。

(りーじぇんとがいをよんぶんのさんほどまできました。そのとき、きゃくのおとこがはねあげとを)

「リージェント街を四分の三ほどまで来ました。その時、客の男が跳ね上げ戸を

(ぱっとあけて、いそいではっしゃして、うぉーたーるーえきまでぜんそくりょくでいけと)

ぱっと開けて、急いで発車して、ウォータールー駅まで全速力で行けと

(さけんだんです。おれはうまにむちをくれ、じゅっぷんとかからずにそのえきについた。そのあと、)

叫んだんです。俺は馬に鞭をくれ、十分とかからずにその駅に着いた。その後、

(にぎにーをもらいました。ゆめみたいでしたね。それからばしゃをおりてえきのほうに)

二ギニーを貰いました。夢みたいでしたね。それから馬車を降りて駅の方に

(いきました。おとこはちょうどさりぎわに、こちらをふりむいて)

行きました。男はちょうど去り際に、こちらを振り向いて

(いいました。おまえがのせたのは、しゃーろっくほーむずだとおぼえておくと)

言いました。『お前が乗せたのは、シャーロックホームズだと覚えておくと

など

(おもしろいことがあるかもしれんぞ それでおれはおとこのなまえがわかったんです)

面白いことがあるかもしれんぞ』それで俺は男の名前が分かったんです」

(なるほど。そのあとはみなかったんだな?えきにはいったところまでです)

「なるほど。その後は見なかったんだな?」「駅に入ったところまでです」

(しゃーろっくほーむずのにんそうはどんなだ?ぎょしゃはあたまをかいた。)

「シャーロックホームズの人相はどんなだ?」御者は頭を掻いた。

(あのおとこはちょっととらえどころのないおとこでしたね。としは40さいくらいと)

「あの男はちょっととらえどころのない男でしたね。歳は40歳くらいと

(おもいます。せたけはちゅうくらいで、だんなより2、3いんちひくい。じょうりゅうかいきゅうのような)

思います。背丈は中くらいで、旦那より2、3インチ低い。上流階級のような

(みなりで、くろいあごひげをはやしていました。さきはしかくくかっていました。)

身なりで、黒い顎鬚を生やしていました。先は四角く刈っていました。

(そしてかおいろはわるかったです。これいじょうはどうやってせつめいしたらいいか)

そして顔色は悪かったです。これ以上はどうやって説明したらいいか

(わかりません めのいろは?いえ、わかりません それいじょう)

分かりません」「目の色は?」「いえ、分かりません」「それ以上

(おぼえていることはないのか?ええ、ありません よし、それじゃ、)

覚えている事はないのか?」「ええ、ありません」「よし、それじゃ、

(これがはんそぶりんだ。もしなにかべつのじょうほうをもってくればもうはんそぶりんわたそう。)

これが半ソブリンだ。もし何か別の情報を持ってくればもう半ソブリン渡そう。

(いっていい!しつれいします。ありがとうございました!)

行っていい!」「失礼します。ありがとうございました!」

(じょんくれいとんはにこにこしながらでていった。そしてほーむずはかたを)

ジョン・クレイトンはニコニコしながら出て行った。そしてホームズは肩を

(すぼめ、かなしげにほほえんでわたしのほうをむいた。さんばんめのいともぷっつりだ。)

すぼめ、悲しげに微笑んで私のほうを向いた。「三番目の糸もぷっつりだ。

(これでふりだしだ かれはいった。ぬけめのないあくとうめ!やつはここのじゅうしょを)

これで振り出しだ」彼は言った。「抜け目のない悪党め!奴はここの住所を

(しっていた。さーへんりーばすかヴぃるがぼくにそうだんすることもしっていた。)

知っていた。サー・ヘンリー・バスカヴィルが僕に相談することも知っていた。

(りーじぇんとがいでぼくがだれかをみぬいた。ぼくがつじばしゃのばんごうをみてぎょしゃに)

リージェント街で僕が誰かを見抜いた。僕が辻馬車の番号を見て御者に

(せっしょくすることをすいそくし、このふてきなことばをぼくにかえした。こじんてきないけんだが、)

接触することを推測し、この不敵な言葉を僕に返した。個人的な意見だが、

(わとそん、こんかいのあいてはこうてきしゅといってよさそうだな。ぼくはろんどんでいっぽん)

ワトソン、今回の相手は好敵手といってよさそうだな。僕はロンドンで一本

(とられた。きみがでヴぉんしゃーでもっとこううんにめぐまれることをいのるだけだ。しかし)

取られた。君がデヴォンシャーでもっと幸運に恵まれる事を祈るだけだ。しかし

(きがかりなことがある きがかり?きみにばすかヴぃるかんまで)

気がかりなことがある」「気がかり?」「君にバスカヴィル館まで

(いってもらうことだ。これはふおんなじけんだ、わとそん、ふおんできけんなじけんだ。)

行ってもらうことだ。これは不穏な事件だ、ワトソン、不穏で危険な事件だ。

(そしてしればしるほどいやなよかんがする。わとそん、これをいうとわらうかも)

そして知れば知るほど嫌な予感がする。ワトソン、これを言うと笑うかも

(しれないが、しんけんだ。このべいかーがいにきみがもういちどぶじにもどってくることを)

しれないが、真剣だ。このベイカー街に君がもう一度無事に戻って来ることを

(いのっている)

祈っている」

(だいろくしょう ばすかヴぃるかん)

第六章 バスカヴィル館

(さーへんりーばすかヴぃるともーてぃまーはかせは、やくそくのひまでにじゅんびが)

サー・ヘンリー・バスカヴィルとモーティマー博士は、約束の日までに準備が

(ととのったので、よていどおりでヴぉんしゃーにむかってしゅっぱつすることになった。)

整ったので、予定通りデヴォンシャーに向かって出発することになった。

(しゃーろっくほーむずはわたしをえきまでばしゃでおくり、わかれぎわにしじとじょげんをあたえた。)

シャーロックホームズは私を駅まで馬車で送り、別れ際に指示と助言を与えた。

(わとそん、ぼくはきみにりろんやぎもんてんをひろうして、せんにゅうかんをあたえたいとは)

「ワトソン、僕は君に理論や疑問点を披露して、先入観を与えたいとは

(おもっていない かれはいった。ただ、かのうなかぎりしょうさいにじじつをほうこくしてほしい。)

思っていない」彼は言った。「ただ、可能な限り詳細に事実を報告して欲しい。

(そしてりろんだてはぼくにまかしてもらえればいい どういったじじつだ?わたしは)

そして理論立ては僕に任してもらえればいい」「どういった事実だ?」私は

(たずねた。このじけんにちょくせつかんけいなくても、しゅうかくがえられそうなものは)

尋ねた。「この事件に直接関係なくても、収穫が得られそうなものは

(のこらずだ。とくにばすかヴぃるせいねんときんりんじゅうみんのにんげんかんけいや、さーちゃーるずの)

残らずだ。特にバスカヴィル青年と近隣住民の人間関係や、サー・チャールズの

(しにかんするしんじょうほうだ。ここすうじつ、ぼくはじぶんですこしちょうさしたが、ざんねんながら)

死に関する新情報だ。ここ数日、僕は自分で少し調査したが、残念ながら

(いいけっかはでていない。ひとつたしからしいことは、つぎにそうぞくけんがある)

いい結果は出ていない。一つ確からしいことは、次に相続権がある

(じぇーむずですもんどは、うらおもてのないせいかくのろうしんしで、こんなじけんを)

ジェームズ・デスモンドは、裏表のない性格の老紳士で、こんな事件を

(おこすことはまずはなさそうだということだ。ぼくはしんけんにこのじんぶつについて、かんぜんに)

起こす事はまずはなさそうだという事だ。僕は真剣にこの人物について、完全に

(むししていいとおもっている。のこるは、こうやでさーへんりーばすかヴぃるの)

無視していいと思っている。残るは、荒野でサー・ヘンリー・バスカヴィルの

(しゅうへんにいるひとたちだけだ てはじめに、もんだいのばりもあふさいをくびにしたほうが)

周辺にいる人たちだけだ」「手始めに、問題のバリモア夫妻を首にした方が

(いいんじゃないか?ぜったいにだめだ。それはさいあくのせんたくしだ。ふうふが)

良いんじゃないか?」「絶対に駄目だ。それは最悪の選択肢だ。夫婦が

(むじつだとすれば、あまりにもひどいしうちだし、はんにんだとすれば、つかまえる)

無実だとすれば、あまりにもひどい仕打ちだし、犯人だとすれば、捕まえる

(ちゃんすをみすみすほうきすることになる。だめだ、だめだ。ふたりはあくまでも)

チャンスをみすみす放棄することになる。だめだ、だめだ。二人はあくまでも

(ようぎしゃりすとにのせておくだけでいい。それから、もしぼくのきおくがただしければ、)

容疑者リストに載せておくだけでいい。それから、もし僕の記憶が正しければ、

(やかたにはばていがいる。こうやののうふもふたりいる。われらがゆうじんのもーてぃまーはかせ、)

館には馬丁がいる。荒野の農夫も二人いる。我らが友人のモーティマー博士、

(かれにはうらおもてはまったくないだろうとおもう。それから、じょうほうのないかれのつま。)

彼には裏表はまったくないだろうと思う。それから、情報のない彼の妻。

(はくぶつがくしゃのすていぷるとんと、みりょくてきなわかいじょせいといわれているかれのいもうと。)

博物学者のステイプルトンと、魅力的な若い女性と言われている彼の妹。

(それかららふたーかんのふらんくらんど。かれもえたいのしれないじんぶつだ。)

それからラフター館のフランクランド。彼も得体のしれない人物だ。

(それからひとりふたり、ほかにもりんじんがある。きみがとくにしらべなければならないのは、)

それから一人二人、他にも隣人がある。君が特に調べなければならないのは、

(こういったじんぶつだ さいぜんをつくすよ けんじゅうはもっただろうな?)

こういった人物だ」「最善を尽くすよ」「拳銃は持っただろうな?」

(ああ、もっていったほうがいいとおもった もちろんそうすべきだ。)

「ああ、持って行ったほうがいいと思った」「もちろんそうすべきだ。

(けんじゅうはかたときもてばなさず、ぜったいにゆだんするな ばすかヴぃるしと)

拳銃は片時も手放さず、絶対に油断するな」バスカヴィル氏と

(もーてぃまーいしはすでにいっとうきゃくしゃをかくほし、ぷらっとほーむでまっていた。)

モーティマー医師は既に一等客車を確保し、プラットホームで待っていた。

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