LUCKY

(まいにちあらなみをむかえうつ)

毎日　荒波を迎え撃つ

(ものうげなきみもうるわしきあなたも)

物憂げな君も　麗しき彼方も

(かぎかっこのなかはまだくうはくのまんま)

鉤括弧の中は　未だ空白のまんま

(あるくみちすがらみつかったららっきー)

歩く途次　見付かったらラッキー

(くらいよるのとばりをあのじぇっとにのっていこう)

暗い夜の帳を　あのジェットに乗って行こう

(なんどもいきづまるのうないめいろ)

何度も行き詰まる脳内迷路

(それくらいのことをそれくらいとわらえなかったんだ)

それ位の事を　それ位と笑えなかったんだ

(まちがってもつづくからくうはくのまんま)

間違っても続くから空白のまんま

(あるくみちすがらわらえるなららっきー)

歩く途次　笑えるならラッキー

(むてきのもうふにくるまってあさまでかいひするげんじつ)

無敵の毛布に包まって　朝まで回避する現実

(とうひこうのだいしょうはじゅうにぶんにわかっているよ)

逃避行の代償は　十二分に解っているよ

(こえをあげるいでんし)

声を上げる遺伝子

(ときにぼくらいたいけなこどもときにぼくらうそつきなけもの)

時に僕等幼気な子供　時に僕等嘘吐きな獣

(いつもどおりあいまいにふたしかなおとは)

いつも通り曖昧に不確かな音は

(ながれるあかいちになっていくいつじぶんにあえる？)

流れる赤い血になっていく　いつ自分に会える？

(ぼくらのあんせむ)

僕等の賛美歌

(だいじなものがたりのさいしゅうわ)

大事な物語の最終話

(うなだれるきみのうつくしきなみだをしる)

項垂れる君の　美しき涙を知る

(どうしでつむぐひよいつかきっとかいあって)

同士で紡ぐ日よ　いつかきっと甲斐あって

(ふりかえるときもわらえるなららっきー)

振り返る瞬間も笑えるならラッキー

(むちゅうでもうふにしがみついてよるまでたいきするじょうねつ)

夢中で毛布に獅噛み付いて　夜まで待機する情熱

(とうひこうのはんどうでもうじかいにむかっているよ)

逃避行の反動で　もう次回に向かっているよ

(うたいおどるいでんし)

歌い踊る遺伝子

(またからだがよわねをはいたのに)

又体が弱音を吐いたのに

(まだこころはにげたりしないのだから)

未だ心は逃げたりしないのだから

(いつもいじょうにあいまいにふたしかなおとも)

いつも以上に曖昧に不確かな音も

(かならずあかいちになっていくざっとうへかえる)

必ず赤い血になっていく　雑踏へかえる

(ぼくらのために)

僕等の為に

(くらいよるのとばりをあのじぇっとにのっていこう)

暗い夜の帳を　あのジェットに乗って行こう

(こえをあげるいでんし)

声を上げる遺伝子

(ときにぼくらうそつきなこどもときにぼくらいたいけなけもの)

時に僕等嘘吐きな子供　時に僕等幼気な獣

(いつもいじょうにせんめいにたしかなおとだ)

いつも以上に鮮明に確かな音だ

(ながれるあかいちはまっているただじぶんのかえりをまっている)

流れる赤い血は待っている　只自分の帰りを待っている

(まぶしいみらいにむかっているいまじぶんにあえる)

眩しい未来に向かっている　今自分に会える

(ぼくらのあんせむ)

僕等の賛美歌