高層ビルと人工衛星-teto

(ｓｈｅｓｅｅｓｅａあまいねにのって)

she see sea 甘い音に乗って

(ｓｈｅｓｅｅｓｅａにがいみふくんで)

she see sea 苦い実含んで

(ｓｈｅｓｅｅｓｅａかぜにふかれてないて)

she see sea 風に吹かれて泣いて

(ｓｈｅｓｅｅｓｅａいまさらわかってわかって)

she see sea 今更わかって　わかって

(ふへんとふへんにぬりかためられるばしょでうしなったこともうしなってうしなって)

普遍と不変に塗り固められる場所で失ったことも失って失って

(あるひとつぜんにかれたうたごえのきこえてくるようなきせつはきづけばすぎた)

ある日突然に枯れた歌声の聞こえてくるような季節は気づけば過ぎた

(ねえこうそうびるがたいくつにひかっておれをあざわらっているよ)

ねえ　高層ビルが退屈に光って俺を嘲笑っているよ

(ねえじんこうえいせいもこどくととびかっておれをあざわらっているのか)

ねえ人工衛星も孤独と飛び交って俺を嘲笑っているのか

(もうふがいなくてなさけなくてなみだがあふれてこぼれおちた)

もう　不甲斐なくて　情けなくて　涙が溢れて　零れ落ちた

(ｓｈｅｓｅｅｓｅａあわいてにいのって)

she see sea 淡い手に祈って

(ｓｈｅｓｅｅｓｅａあらいめにうつって)

she see sea 荒い目に映って

(ｓｈｅｓｅｅｓｅａかぜにふかれてわらって)

she see sea 風に吹かれて　笑って

(ｓｈｅｓｅｅｓｅａいまさらわかってわかったような)

she see sea 今更わかって　わかったような

(つくろいもせずにうぶごえをあげるあかんぼうのようになりたくてなりたくて)

繕いもせずに産声を上げる赤ん坊のように成りたくて成りたくて

(はじめててにしたおかざききょうこのｐｉｎｋをりゆうにするにはじゅうぶんすぎた)

初めて手にした岡崎京子のPinkを理由にするには十分すぎた

(ねえこうそうびるがたいくつにひかっておれをあざわらっているよ)

ねえ高層ビルが退屈に光って俺を嘲笑っているよ

(ねえじんこうえいせいもこどくととびかっておれをあざわらっているのか)

ねえ人工衛星も孤独と飛び交って俺を嘲笑っているのか

(もうふがいなくてなさけなくてなみだがあふれてこぼれおちた)

もう不甲斐なくて　情けなくて　涙が溢れて　零れ落ちた

(ふたりだけあかねいろのうみやものういなよこがおはもう)

ふたりだけ　茜色の海や物憂いな横顔はもう

(ふたりだけあかねいろのうみやものういなよこがおはいまさらわかって)

ふたりだけ　茜色の海や物憂いな横顔は今更わかって

(ねえこうそうびるがたいくつにひかっておれをあざわらっているよ)

ねえ　高層ビルが退屈に光って俺を嘲笑っているよ

(ねえじんこうえいせいもこどくととびかっておれをあざわらっているのかもう)

ねえ　人工衛星も孤独と飛び交って俺を嘲笑っているのかもう