白雪姫 8

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問題文
(しらゆきひめのひつぎのまわりには、どうぶつたちもあつまってきて、なきかなしみました。)
白雪姫の棺の周りには、動物たちも集まってきて、泣き悲しみました。
(こうして、しらゆきひめは、ながいながいあいだじっとねむっていました。)
こうして、白雪姫は、長い長い間じっと眠っていました。
(ゆきのようにいろがしろく、ちのようにほおがあかく、)
雪のように色が白く、血のように頬が赤く、
(まっくろなきのようなくろいかみをしたままで。)
真っ黒な木のような黒い髪をしたままで。
(あるとき、ひとりのおうじがもりのなかにまよいこんできました。)
ある時、一人の王子が森の中に迷い込んできました。
(そして、やまのうえのがらすのひつぎをみつけました。)
そして、山の上のガラスの棺を見つけました。
(「なんといううつくしいおひめさまだろう。)
「なんという美しいお姫様だろう。
(こびとさん、ぼくにこのひつぎをゆずってくれませんか」とたのみました。)
こびとさん、僕にこの棺を譲ってくれませんか」と頼みました。
(でも、こびとたちはくびをふりました。)
でも、こびとたちは首をふりました。
(「せかいじゅうのきんをみんなもらっても、このひつぎだけはゆずれません」)
「世界中の金をみんなもらっても、この棺だけは譲れません」
(「それじゃ、おくりものとして、ぼくにください。)
「それじゃ、贈り物として、僕にください。
(ぼくはもう、しらゆきひめをみないではいきていられないのです。)
僕はもう、白雪姫を見ないでは生きていられないのです。
(ぼくはこのひつぎを、いっしょうだいじにまもります」)
僕はこの棺を、一生大事に守ります」
(おうじのいっしょうけんめいなねがいに、こびとたちはきのどくになりました。)
王子の一生懸命な願いに、こびとたちは気の毒になりました。
(とうとう、おうじにひつぎをあげることにしました。)
とうとう、王子に棺をあげることにしました。
(おうじは、けらいにひつぎをかつがせて、やまをおりました。)
王子は、けらいに棺をかつがせて、山を下りました。
(こびとたちも、わかれをおしんで、いっしょにやまをおりていきました。)
こびとたちも、別れを惜しんで、一緒に山を下りて行きました。
(ひつぎがゆれるたびに、おうじもこびとたちも)
棺がゆれるたびに、王子もこびとたちも
(しんぱいして、はらはらしました。)
心配して、はらはらしました。
(「そら、しずかにていねいに、はこんでくれ」)
「そら、静かに丁寧に、運んでくれ」
(おうじはけらいたちにいいました。)
王子はけらいたちに言いました。
(こびとたちも、「そっと、そっと、そっと」とくちのなかで)
こびとたちも、「そっと、そっと、そっと」と口の中で
(つぶやきながら、あるきました。)
つぶやきながら、歩きました。
(ところが、ぎくり。)
ところが、ぎくり。
(けらいが、きのねにつまずきました。)
けらいが、木の根につまずきました。
(ぐらぐらっとひつぎがゆれました。)
ぐらぐらっと棺が揺れました。
(そのはずみに、どうでしょう、)
そのはずみに、どうでしょう、
(ひつぎのなかの、しらゆきひめのくちから、ひょいととびでたものがあります。)
棺の中の、白雪姫の口から、ひょいと飛び出たものがあります。
(それは、ひめがかみくだいたどくりんごでした。)
それは、姫がかみ砕いた毒りんごでした。
(しばらくすると、しらゆきひめが、ぱっとめをひらきました。)
しばらくすると、白雪姫が、ぱっと目を開きました。
(やがて、ひめはひつぎのふたをたかくもちあげて)
やがて、姫は棺のふたを高く持ち上げて
(たちあがったではありませんか。)
立ち上がったではありませんか。
(みんなはびっくりして、そっとくさのうえにねかせました。)
みんなはびっくりして、そっと草の上に寝かせました。
(でも、しらゆきひめは、げんきよくさけびました。)
でも、白雪姫は、元気よく叫びました。
(「ああ、わたしどこにいるの?」)
「ああ、私どこにいるの?」
(おうじはもう、うれしさでいっぱいになりました。)
王子はもう、嬉しさでいっぱいになりました。
(「あなたは、ぼくのそばにいるのです」)
「あなたは、僕のそばにいるのです」
(こびとたちとおうじは、かわるがわる)
こびとたちと王子は、かわるがわる
(いままでのことをはなしてきかせました。)
今までのことを話して聞かせました。
(「せかいじゅうで、ぼくがすきなのはあなただけです。)
「世界中で、僕が好きなのはあなただけです。
(どうぞ、ぼくとけっこんしてください」)
どうぞ、僕と結婚してください」
(「けっこんですって、まあ」)
「結婚ですって、まあ」
(しらゆきひめは、ぽっとほおをあかくしました。)
白雪姫は、ぽっと頬を赤くしました。
(「おいやですか?」おうじがしんぱいそうにききました。)
「お嫌ですか?」王子が心配そうに聞きました。
(「いいえ、わたしもあなたが・・・」といいかけてうつむいた)
「いいえ、私もあなたが・・・」と言いかけてうつむいた
(そのしろいかおのうつくしいこと。)
その白い顔の美しいこと。
(こびとたちがいいました。)
こびとたちが言いました。
(「しらゆきひめは、あなたがすきなのですよ。)
「白雪姫は、あなたが好きなのですよ。
(ね、そうでしょう、おひめさま」)
ね、そうでしょう、お姫様」
(しらゆきひめは、にっこりほほえみました。)
白雪姫は、にっこり微笑みました。
(おうじは、ひめをじぶんのうまにのせました。)
王子は、姫を自分の馬に乗せました。
(こびとたちにみおくられながら、)
こびとたちに見送られながら、
(ふたりはしあわせそうにとおざかっていきました。)
二人は幸せそうに遠ざかっていきました。
(ふたりはぶじに、おしろへつきました。)
二人は無事に、お城へ着きました。
(しらゆきひめがうつくしいので、おうさまもおおよろこび。)
白雪姫が美しいので、王様も大喜び。
(ふたりのけっこんしきは、それはそれはりっぱでした。)
二人の結婚式は、それはそれは立派でした。
(くにじゅうが、おいわいでわきかえるようでした。)
国中が、お祝いでわきかえるようでした。
(そのひの、しらゆきひめのうつくしさ、きよらかさは、)
その日の、白雪姫の美しさ、清らかさは、
(とてもくちではいえないほどでした。)
とても口では言えないほどでした。
(ふたりはそれから、ながくながく、しあわせにくらしたということです。)
二人はそれから、長く長く、幸せに暮らしたということです。