Butterflies

(ほのぐらいじゅかいのふかくぜつぼうもしらない)

仄暗い　樹海の深く　絶望も　識らない

(どうわのざんきょうとぼくらはたゆたう)

童話の残響と　ぼくらは　揺蕩う

(ちきゅうのじゅうりょくもわすれじゆうにとぶきみと)

地球の　重力も忘れ　自由に翔ぶ君と

(ひかりをさがしてた)

光を　さがしてた

(ｂｕｔｔｅｒｆｌｙｓｌｕｌｌａｂｙｅｃｈｏｅｓ)

Butterfly's Lullaby Echoes

(きょうもひとりでかくれんぼ)

今日も独りで　かくれんぼ

(もういいよがきこえない)

「もういいよ」が　聴こえない

(きせつはそれでもいくたびめぐっていった)

季節は　それでも　幾度巡っていった

(ゆめにこいをしてた)

夢に恋をしてた

(なぜぼくだけはねがない)

「何故　ぼくだけ　羽根がない」

(てにせなかにこころに)

手に　背中に　心に

(はこにわはいずれほころぶときまってたんだ)

箱庭はいずれ綻ぶと決まってたんだ

(かみさまはいじわる)

神様はいじわる

(かくうをとじこめたたまごがふかできぬまま)

架空を閉じ込めた　卵が孵化できぬまま

(ゆめのげんふうけいげんじつへとおぼれる)

夢の原風景　現実へと溺れる

(ぼくはいったいなにものなのだろう)

「ぼくは　一体　何者なのだろう」

(かぜがときがはながといかける)

風が　時が　花が　問いかける

(ぼくはどこへいきたいのだろう)

「ぼくは　何処へ行きたいのだろう」

(しゅやくにはきっとなれないと)

主役にはきっと　なれないと

(つげられたものたちのｌｕｌｌａｂｙ)

告げられた者たちの Lullaby

(ほのぐらいじゅかいのふかくてつがくがいろづく)

仄暗い　樹海の深く　哲学が　色づく

(ひかりをみつけたい)

光を　見つけたい

(ずっとくらいばしょでまってたから)

ずっと　昏い場所で待ってたから

(かすかがゆれたきざしきがついた)

微かが揺れた兆し　気が付いた

(いまもすこしこわいねそれでも)

今も　すこし怖いね　それでも

(めにみえないはねひろげるよ)

瞳に視えない羽根　広げるよ

(きみとはばたくためにｂｕｔｔｅｒｆｌｙ)

君と羽搏くために Butterfly