アノニマス

(へいぼんなまいにちですら)

平凡な毎日ですら

(いまのぼくにはとてもこんなんです)

今の僕にはとても困難です

(いすからたちあがるきりょくさえない)

椅子から立ち上がる気力さえ無い

(ぼうぜんとちゅうをさまよって)

某然と宙を彷徨って

(つくりわらいがいやだなんて)

作り笑いが嫌だなんて

(とんだぜいたくいったもんだなぁ)

とんだ贅沢言ったもんだなぁ

(つくりわらいすらできやしないよ)

作り笑いすら出来やしないよ

(さあきょうはだれをにくんですごそうか)

さあ今日は誰を憎んで過ごそうか

(たんじゅんなんだほんとうは)

単純なんだ本当は

(そうすべていがいとたんじゅんさ)

そう全て以外と単純さ

(じこぼうえいとかぷらいどが)

自己防衛とかプライドが

(ふくれあがってもうてにおえないよ)

膨れ上がってもう手に負えないよ

(やるきないねっていわれて)

やる気無いねって言われて

(はんろんすることもできないくらい)

反論する事も出来ないくらい

(すでにせいかつってののどれいです)

すでに生活ってのの奴隷です

(なきたいほど)

泣きたい程

(ちいさいようでおおきな)

小さいようで大きな

(ふあんがあたまによぎって)

不安が頭に過って

(かんちがいだとわかって)

勘違いだと分かって

(なさけないほどあんしんして)

情けないほど安心して

(かってにじぶんでつかれて)

勝手に自分で疲れて

(しんださかなのようなめになって)

死んだ魚のような目になって

(それでもあさはくる)

それでも朝は来る

(あのにます)

アノニマス

(そんなきぶんを)

そんな気分を

(なんていえばいいんだろ)

何て言えば良いんだろ

(きみがいったことばも)

君が言った言葉も

(ぼくのまえをとおりすぎてった)

僕の前を通り過ぎてった

(へいぼんなまいにちですら)

平凡な毎日ですら

(いまのぼくにはとてもこんなんです)

今の僕にはとても困難です

(たまのよろこびもながつづきしない)

たまの喜びも長続きしない

(すぐにかんかくがにぶってく)

すぐに感覚が鈍ってく

(くすぶっているくらいなら)

燻っているくらいなら

(いっそいっしゅんでもえつきたいってさ)

いっそ一瞬で燃え尽きたいってさ

(たいていのやつはもえることもなく)

大抵の奴は燃える事もなく

(しけってくさっておわっていくだけ)

湿気って腐って終わって行くだけ

(ああそうああそう)

ああ そう ああ そう

(だれかのすがたをかりて)

誰かの姿を借りて

(しったかおしたのがばれて)

知った顔したのがバレて

(こっけいにうつろうが)

滑稽に映ろうが

(たにんのまねしなきゃふあんでしかたない)

他人の真似しなきゃ不安で仕方ない

(どうかこのみをみつけて)

どうかこの身を見つけて

(ぼくをちゃんとていぎしてくれよ)

僕をちゃんと定義してくれよ

(ほらきみにいってんだよ)

ほら 君に言ってんだよ

(あのにます)

アノニマス

(そんなきぶんも)

そんな気分も

(なんていえばいいんだろ)

何て言えば良いんだろ

(きみがいったことばも)

君が言った言葉も

(ぼくのまえをとおりすぎてった)

僕の前を通り過ぎてった

(あのにます)

アノニマス

(こんなきぶんは)

こんな気分は

(だれにだってよくあると)

誰にだって良くあると

(わかってるさそれくらい)

解ってるさそれくらい

(だからもういいよいいよいいよ)

だからもういいよ いいよ いいよ