みにくいあひるの子 4

順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | なんだかな | 5052 | B+ | 5.2 | 96.2% | 379.8 | 1996 | 77 | 45 | 2025/09/23 |
2 | Par2 | 4624 | C++ | 4.6 | 98.9% | 421.2 | 1969 | 21 | 45 | 2025/09/20 |
3 | さいか | 4047 | C | 4.2 | 94.8% | 463.8 | 1985 | 108 | 45 | 2025/09/07 |
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問題文
(あひるのこはむちゅうではしって、ぬまのあしのなかにかくれました。)
あひるの子は夢中で走って、沼のあしの中に隠れました。
(「もうどんなにさむくても、ここでふゆをこすぞ」)
「もうどんなに寒くても、ここで冬を越すぞ」
(ちらちらとゆきがふってきて、あひるのこのうえにつもりました。)
ちらちらと雪が降ってきて、あひるの子の上に積もりました。
(それでも、はねにかおをうずめて、しんぼうづよくうごきませんでした。)
それでも、羽に顔をうずめて、辛抱強く動きませんでした。
(それは、ぞっとするほどつらくてくるしいまいにちでした。)
それは、ぞっとするほどつらくて苦しい毎日でした。
(やがて、ひのひかりがすこしずつあたたかくなりはじめました。)
やがて、日の光が少しずつ暖かくなり始めました。
(ことりたちがさえずり、いろとりどりのはなもさきだしました。)
小鳥たちがさえずり、色とりどりの花も咲きだしました。
(「はるだ、はるがきたんだ」)
「春だ、春が来たんだ」
(あひるのこは、あしのはかげからはいだすと、つばさをひらいてみました。)
あひるの子は、あしの葉陰から這い出すと、翼を開いてみました。
(「わあ、なんていいきもちなんだろう。なんだかとべそうなきがするぞ」)
「わあ、なんていい気持ちなんだろう。なんだか飛べそうな気がするぞ」
(あひるのこは、しらぬまにすっかりおおきくなっていました。)
あひるの子は、知らぬ間にすっかり大きくなっていました。
(おもいっきりつばさをうごかすと、みるみるちからがわいてきました。)
思いっきり翼を動かすと、みるみる力が湧いてきました。
(そしてまあ、ふわっとうきあがったではありませんか。)
そしてまあ、ふわっと浮き上がったではありませんか。
(「すごいすごい。とべた、とべたぞ」)
「すごいすごい。飛べた、飛べたぞ」
(おどろいているうちに、あひるのこは、ぐんぐんぐんぐん)
驚いているうちに、あひるの子は、ぐんぐんぐんぐん
(そらへうかびあがっていきました。)
空へ浮かび上がっていきました。
(たかいそらをとんでいるうちに、ひろびろとしたうつくしいにわがみえてきました。)
高い空を飛んでいるうちに、広々とした美しい庭が見えてきました。
(「きれいなにわだなあ」)
「きれいな庭だなあ」
(りんごやりらのはなのかおりが、ただよってきます。)
りんごやリラの花の香りが、漂ってきます。
(にわにはすみきったいけがあって、はくちょうたちがゆったりとおよいでいました。)
庭には澄みきった池があって、白鳥たちがゆったりと泳いでいました。
(「あっ、いつかみたとりたちだ。)
「あっ、いつか見た鳥たちだ。
(そうだ、あのりっぱなとりたちのそばへいってみよう」)
そうだ、あの立派な鳥たちのそばへ行ってみよう」
(あひるのこは、いけをめざしてすうっとまいおりていきました。)
あひるの子は、池を目指してすうっと舞い降りて行きました。
(「あのうつくしいとりたちのそばへ、みにくいぼくがいったら)
「あの美しい鳥たちのそばへ、みにくい僕が行ったら
(つつきころされるかもしれないなあ」)
つつき殺されるかもしれないなあ」
(いけにおりたあひるのこは、じっとかんがえこみました。)
池におりたあひるの子は、じっと考え込みました。
(「ころされてもいい。いってみよう」)
「殺されてもいい。行ってみよう」
(あひるのこは、はくちょうたちのほうにおよぎはじめました。)
あひるの子は、白鳥たちのほうに泳ぎ始めました。
(すると、どうでしょう。)
すると、どうでしょう。
(はくちょうたちもすべるように、すうっとちかづいてきたのです。)
白鳥たちも滑るように、すうっと近づいてきたのです。
(あひるのこはしずかにあたまをたれると、つぶやきました。)
あひるの子は静かに頭をたれると、つぶやきました。
(「ぼくはみにくいとりです。どうぞころしてください」)
「僕はみにくい鳥です。どうぞ殺してください」
(「えっ、ころすだなんて。みずにうつっているじぶんのすがたをよくごらんなさい。)
「えっ、殺すだなんて。水に映っている自分の姿をよくごらんなさい。
(きみもおなじはくちょうですよ」)
君も同じ白鳥ですよ」
(かがみのようなみずになにがみえたでしょう。)
鏡のような水になにが見えたでしょう。
(それは、めもさめるほどにうつくしい、はくちょうでした。)
それは、目も覚めるほどに美しい、白鳥でした。
(「ああ、ぼくははくちょうだったのか」)
「ああ、僕は白鳥だったのか」
(あひるのこ、いいえ、わかいはくちょうがおもわずつぶやいたとき、)
あひるの子、いいえ、若い白鳥が思わずつぶやいた時、
(にわにこどもたちがかけこんできました。)
庭に子供たちが駆け込んできました。
(「あっ、あそこにあたらしいはくちょうがいるよ」)
「あっ、あそこに新しい白鳥がいるよ」
(「あたらしいはくちょうが、いちばんわかくてきれいだ」)
「新しい白鳥が、一番若くてきれいだ」
(わかいはくちょうは、しあわせでいっぱいでした。)
若い白鳥は、しあわせでいっぱいでした。
(でも、いばったりはしませんでした。)
でも、威張ったりはしませんでした。
(こころのやさしいものは、いばらないものなのです。)
心の優しいものは、威張らないものなのです。
(わかいはくちょうは、うれしさのあまりおおきくはばたくと、そらたかくとびたちました。)
若い白鳥は、うれしさのあまり大きく羽ばたくと、空高く飛び立ちました。