(怖い話)「ヒッチハイク」2
順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | まんまるまるこ | 7024 | 王 | 7.2 | 97.3% | 302.1 | 2182 | 60 | 35 | 2024/11/04 |
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問題文
(こつがつかめてきたおれたちは、そのとちのめいぶつにしたつづみをうったり、)
コツがつかめてきた俺達は、その土地の名物に舌鼓を打ったり、
(いちごいちえのであいをたのしんだりと、よゆうもでてきていた。)
一期一会の出会いを楽しんだりと、余裕も出てきていた。
(せんとうをみつけなるべくまいにちふろにはいりしゅくはくもふつかにいちどねかふぇにとまるときめ)
銭湯を見つけなるべく毎日風呂に入り宿泊も二日に一度ネカフェに泊まると決め
(けいひをせつやくしていた。ごこういでどらいばーのいえにとめてもらうこともあり、)
経費を節約していた。ご好意でドライバーの家に泊めてもらう事もあり、
(そのときはほんとうにありがたかった。)
その時は本当にありがたかった。
(しかし、ふたりともどもに、しょうがいとらうまになるであろうきょうふのたいけんが、しゅっぱつから)
しかし、二人共々に、生涯トラウマになるであろう恐怖の体験が、出発から
(やくにしゅうかんご、こうしんちほうのやまぶかいいなかでおこったのだった。)
約二週間後、甲信地方の山深い田舎で起こったのだった。
(おとこともだちだけのあつまりになると、いつもかずやはひわいなうたをうたいだす。そのよるも)
男友達だけの集まりになると、いつもカズヤは卑猥な歌を歌いだす。その夜も
(かずやはうたいだした。そのひのよるは、2じかんまえにさびれたこくどうぞいのこんびにで)
カズヤは歌いだした。その日の夜は、2時間前に寂れた国道沿いのコンビニで
(おろしてもらっていらい、なかなかくるまがとまらず、それにくわえてあまりのむしあつさに、)
降ろしてもらって以来、中々車が止まらず、それに加えてあまりの蒸し暑さに、
(おれたちはぐろっきーじょうたいだった。あつさとひろうのためか、)
俺達はグロッキー状態だった。暑さと疲労の為か、
(おれたちはへんなてんしょんになっていた。)
俺達は変なテンションになっていた。
(「こんないなかのこんびににおろされたんじゃ、たまったもんじゃないよな。)
「こんな田舎のコンビニに降ろされたんじゃ、たまったもんじゃないよな。
(これならさっきのひとのいえにむりいってとめてもらえばよかったかな」とかずや。)
これならさっきの人の家に無理言って泊めてもらえば良かったかな」とカズヤ。
(たしかにさきほどのどらいばーは、このこんびにからくるまで10ぷんほどいったところに)
確かに先ほどのドライバーは、このコンビニから車で10分程行った所に
(いえがあるらしい。しかし、どこのいえかもわかるはずもなく、)
家があるらしい。しかし、どこの家かも分かるはずもなく、
(いってもしかたがないことだった。じこくはしんや0じをすぎたところだった。)
言っても仕方が無い事だった。時刻は深夜0時を過ぎた所だった。
(おれたちは30ぷんこうたいでくるまにてをあげるやつ、こんびにですずむやつにわかれることにした)
俺達は30分交代で車に手を上げるヤツ、コンビニで涼むヤツに別れる事にした
(こんびにのてんちょうにもじじょうをせつめいしたら「がんばってね。さいあく、どうしても)
コンビニの店長にも事情を説明したら「頑張ってね。最悪、どうしても
(たちおうじょうしたら、おれがしないまでおくってやるよ」といってくれた。)
立ち往生したら、俺が市内まで送ってやるよ」と言ってくれた。
(こういう、いなかのあたたかいひとのこころはじつにうれしい。)
こういう、田舎の暖かい人の心は実に嬉しい。
(それから1じかんはんもすぎたが、いっこうにくるまがつかまらない。)
それから1時間半も過ぎたが、一向に車がつかまらない。
(というか、ほとんどとおらない。かずやもてんちょうとかなりいきとうごうし、)
と言うか、ほとんど通らない。カズヤも店長とかなり意気投合し、
(いよいよてんちょうのこういにあまえるか、とおもっていたそのとき、)
いよいよ店長の好意に甘えるか、と思っていたその時、
(1だいのきゃんぴんぐかーが、こんびにのちゅうしゃじょうにていしゃした。)
1台のキャンピングカーが、コンビニの駐車場に停車した。
(これが、あのわすれえぬあくむのはじまりだった。)
これが、あの忘れえぬ悪夢の始まりだった。
(うんてんせきがわのどあがひらき、こんびににねんれいはおよそ60だいくらいかとおもわれる)
運転席側のドアが開き、コンビニに年齢はおよそ60代くらいかと思われる
(だんせいがはいってきた。おとこのふくそうは、かうぼーいがかぶるようなつばひろのぼうしに)
男性が入ってきた。男の服装は、カウボーイがかぶるようなツバ広の帽子に
(すーつすがたという、きみょうなものだった。おれはそのときちょうどこんびにのなかにおり、)
スーツ姿と言う、奇妙なモノだった。俺はその時丁度コンビニの中におり、
(なんともなくそのだんせいのようすをみていた。かいものかごにやたらとたいりょうの)
何ともなくその男性の様子を見ていた。買い物カゴにやたらと大量の
(ばんそうこうなどをほうりこんでいる。こーらの1.5lのぺっとぼとるを2ほんも)
絆創膏などを放り込んでいる。コーラの1.5Lのペットボトルを2本も
(なげいれていた。そのおとこはかいけいをしているさいちゅう、たちよみをしているおれのほうを)
投げ入れていた。その男は会計をしている最中、立ち読みをしている俺の方を
(じっとぎょうししていた。なんとなくきもちがわるかったので、かずやのところに)
じっと凝視していた。何となく気持ちが悪かったので、カズヤの所に
(いこうとすると、ちゅうしゃじょうでかずやがおとことはなしをしていた。)
行こうとすると、駐車場でカズヤが男と話をしていた。
(「おい、のせてくれるってよ!」どうやらそういうことらしい。)
「おい、乗せてくれるってよ!」どうやらそういう事らしい。