(怖い話)「ヒッチハイク」11
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問題文
(30ぷんほど、むごんのままとらっくははしっていた。そしてしがいもちかくなったと)
30分ほど、無言のままトラックは走っていた。そして市街も近くなったと
(いうことで、さいごにどうしてもきいておきたいことを、おれはどらいばーに)
いうことで、最後にどうしても聞いておきたい事を、俺はドライバーに
(きいてみた。「あの、さいしょにのせてもらったこくどうのちかくに、やまありますよね?」)
聞いてみた。「あの、最初に乗せてもらった国道の近くに、山ありますよね?」
(「あぁ、それが?」「あそこでまえに、なにかじけんとかあったりしました?」)
「あぁ、それが?」「あそこで前に、何か事件とかあったりしました?」
(「じけん・・・?いやぁきかねぇなぁ・・・やまつっても、3つくらい)
「事件・・・?いやぁ聞かねぇなぁ・・・山つっても、3つくらい
(つらなってるからなぁ、あのへんは。あ~でも、あのへんのやまでだいぶむかしに、)
連なってるからなぁ、あの辺は。あ〜でも、あの辺の山で大分昔に、
(わかいおんながころされたじけんがあったとか・・・それくらいかぁ?あとは、ふつうに)
若い女が殺された事件があったとか・・・それくらいかぁ?あとは、普通に
(いのししのひがいだな。こわいぜ、やせいのいのししは」)
イノシシの被害だな。怖いぜ、野生のイノシシは」
(「おんながころされたところって」「といれすか?」かずやがおれのことばにくいぎみで)
「女が殺されたところって」「トイレすか?」カズヤが俺の言葉に食い気味で
(はいってきた。「あぁ、たしかそう。なんでしってる?」しがいまでおくってもらった)
入って来た。「あぁ、確かそう。何で知ってる?」市街まで送ってもらった
(うんてんしゅにれいをいい、あんしんかんからか、そのひはほてるでばくすいした。)
運転手に礼を言い、安心感からか、その日はホテルで爆睡した。
(よくじつ~よくよくじつには、おれたちはしんかんせんをのりついでじもとにかえっていた。)
翌日〜翌々日には、俺達は新幹線を乗り継いで地元に帰っていた。
(なるべくおもいだしたくない、あくむのようなできごとだったがときどきおもいだしてしまう)
なるべく思い出したくない、悪夢のような出来事だったが時々思い出してしまう
(あのいっかはいったいなにだったのか?じつざいのへんたいいっかなのか?まぼろしなのか?)
あの一家は一体何だったのか?実在の変態一家なのか?幻なのか?
(このよのものではないのか?あのやまのといれでたしかにきこえた、おんなのこの)
この世の者ではないのか?あの山のトイレで確かに聞こえた、女の子の
(なきさけぶこえはなにだったのか?ぼろぼろにくちはてたきゃんぴんぐかー、)
泣き叫ぶ声は何だったのか?ボロボロに朽ち果てたキャンピングカー、
(おなじようにくちはてたおれたちのりゅっくは、いったいなにをいみするのか?)
同じように朽ち果てた俺達のリュックは、一体何を意味するのか?
(せんじつのごうこんがうまくいった、かずやのてんしょんがあがっている。)
先日の合コンが上手く行った、カズヤのテンションが上がっている。
(たまにあそぶあくゆうのなかはいまでもかわらない。こいつのそこぬけにあかるいせいかくに、)
たまに遊ぶ悪友の仲は今でも変わらない。コイツの底抜けに明るい性格に、
(あのあくむのようなたびのできごとが、いくらかきもちてきにたすけられたきがする。)
あの悪夢のような旅の出来事が、いくらか気持ち的に助けられた気がする。
(30にもてがとどこうかとしているげんざい、おれたちはぶじにしゅうしょくでき、)
30にも手が届こうかとしている現在、俺達は無事に就職出来、
(ふつうにくらしている。かずやはいまだにきゃんぴんぐかーをみるとだめらしい。)
普通に暮らしている。カズヤは未だにキャンピングカーを見るとダメらしい。
(いまでもあのいっか、とくにおおおとこのくちぶえがゆめにでてくることがある。)
今でもあの一家、とくに大男の口笛が夢に出てくる事がある。