ファイター
羽海野チカとBUMP OF CHICKENがお互いへのリスペクトから生まれた、
マンガと音楽の幸せなコラボレーション。
BUMP OF CHICKENが、「3月のライオン」のために書き下した
新曲「ファイター」
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歌詞(問題文)
(きづいたらもうあらしのなかでかえりみちがわからなくなっていた)
気付いたらもう嵐の中で 帰り道がわからなくなっていた
(きおくのにおいばかりつめたからっぽのかばんをぎゅっとかかえて)
記憶の匂いばかり詰めた 空っぽの鞄をぎゅっと抱えて
(ときをうばうあめとかぜのなかでみえなくなってきこえなくなってしまった)
時を奪う雨と風の中で 見えなくなって聞こえなくなってしまった
(からだだけがじどうではたらいてなきそうなむねをひっしでかばって)
体だけが自動で働いて 泣きそうな胸を必死で庇って
(とまったらきえてしまいそうだからいたみとあわせてこころもかくして)
止まったら消えてしまいそうだから 痛みとあわせて心も隠して
(ふりかえったらすいこまれそうだからいまをくりかえすおくびょうなつめときば)
振り返ったら吸い込まれそうだから 今を繰り返す 臆病な爪と牙
(ここにいるためだけにいのちのぜんぶがさけんでいる)
ここにいるためだけに 命の全部が叫んでいる
(なみだでできたおもいがこのこきゅうをつなぐちからになる)
涙で出来た思いが この呼吸を繋ぐ力になる
(いくつもなくなったあとにつよくのこったひとつのこった)
いくつもなくなったあとに 強く残った ひとつ残った
(そのこえはながれぼしのようにつぎつぎにみみにとびこんではひかって)
その声は流れ星のように 次々に耳に飛び込んでは光って
(さかなのようにあつまりだしてつめたかったむねにひだまりができた)
魚のように集まりだして 冷たかった胸に陽だまりが出来た
(おーろらがひろがっているってしったふとあしもとのむしとめがあってわらった)
オーロラが広がっているって知った ふと足もとの虫と目が合って笑った
(じぶんのじゃないあしおととあったすべてそのこえがみせてくれた)
自分のじゃない足音と会った 全てその声が見せてくれた
(ふつうのふれかたをしらないからとまどっていたらふれてくれたてに)
普通の触れ方を知らないから 戸惑っていたら触れてくれた手に
(どれだけよるをくぐりぬけてもずっとさめないままのねつがみゃくをうつ)
どれだけ夜をくぐり抜けても ずっと冷めないままの熱が 脈を打つ
(きみがいるそれだけでいのちのぜんぶがかがやく)
君がいるそれだけで 命の全部が輝く
(こおりついたこころにそのこどうがひびきひをともす)
凍りついた心に その鼓動が響き火を灯す
(わからないままでもそばにきみのそばにいちばんちかくに)
わからないままでも側に 君の側に 一番近くに
(からっぽのかばんはからっぽでいとしいおもさをふやしていく)
空っぽの鞄は空っぽで 愛しい重さを増やしていく
(おもくなるたびこわくなったつぶさないようにだきしめた)
重くなる度怖くなった 潰さないように抱きしめた
(つかむよつかんでくれたてをやみをきりさけおくびょうなつめときば)
掴むよ 掴んでくれた手を 闇を切り裂け 臆病な爪と牙
(ここにいるためだけにいのちのぜんぶがさけんでいる)
ここにいるためだけに 命の全部が叫んでいる
(ちゃんとまもれるようにつくられたからだでうまれたよ)
ちゃんと守れるように 作られた体で生まれたよ
(なみだこえたことばがそのこどうからとどきゆうきになる)
涙超えた言葉が その鼓動から届き勇気になる
(きみがいるそれだけでああまだあたたかい)
君がいるそれだけで ああ まだ温かい
(いくつもなくなったあとにつよくのこったひとつのこった)
いくつもなくなったあとに 強く残った ひとつ残った
(はなれないいつでもそばにぼくのなかにいちばんちかくに)
離れない いつでも側に 僕の中に 一番近くに