エルの楽園[ → side:E → ]
娘(こ) お父様(パパ)など
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歌詞(問題文)
(わたしはしょうがいかのじょをあいすることはないだろう)
(私は生涯『彼女』を愛することはないだろう・・・)
(しかしかのじょというそんざいはわたしにとってとくべつないみをはらむだろう)
(しかし『彼女』という存在は 私にとって特別な意味を孕むだろう・・・)
(なぜならうまれてくるこのなはとおいむかしにもうきめてあるのだから)
(何故なら 生まれてくる娘の名は 遠い昔にもう 決めてあるのだからーー)
(そしていくどめかのらくえんのとびらがひらかれる)
ーーーそして、幾度目かの楽園の扉が開かれる・・・
(しろいだいちにあかいしずくでえがかれたきせきつみのみちしるべ)
白い大地に 緋い雫で 描かれた軌跡 罪の道標
(ふるびたこいんにぎりしめたままはいずりながらもおとこはわらった)
古びた金貨 握り締めたまま 這い擦りながらも 男は笑った
(めぐるようにうかんでくるいとしいえがおすぐそこに)
廻るように 浮かんでくる 愛しい笑顔 すぐ其処に
(むげんのはてにてをのばすようにとびらにてをかけた)
夢幻の果てに 手を伸ばす様に 扉に手を掛けた
(そしてかれのげんじつはくちはてる)
ーーーそして・・・彼の現実は朽ち果てる・・・・・・
(しょうじょがちいさくせきをするたびむねのいたみがはるをとおざける)
少女が小さく 咳をする度 胸の痛みが 春を遠ざける
(ぼろいもうふでもゆめはみられるあいをしったひのぬくもりわすれない)
襤褸い毛布でも 夢は見られる 愛を知った日の 温もり忘れない
(ねむるようにしずんでゆくいとしいせかいみなそこに)
眠るように 沈んでゆく 愛しい世界 水底に
(むげんのはてがてをまねくようにとびらはひらかれた)
夢幻の果てが 手を招く様に 扉は開かれた
(そしてかのじょのげんじつはくだけちる)
ーーそして…彼女の現実は砕け散る・・・・・・
(ねぇぱぱそのらくえんではどんなはながさくの)
ねぇ…お父様 その楽園ではどんな花が咲くの?
(ねぇぱぱそのらくえんではどんなとりがうたうの)
ねぇ…お父様 その楽園ではどんな鳥が歌うの?
(ねぇぱぱそのらくえんではからだはもういたくないの)
ねぇ…お父様 その楽園では体はもう痛くないの?
(ねぇぱぱそのらくえんではずっといっしょにいられるの)
ねぇ…お父様 その楽園ではずっと一緒にいられるの?
(まどをたたくよかぜはずむといきうすぐらいへやたのしそうなだんしょう)
窓を叩く夜風 弾む吐息 薄暗い部屋 楽しそうな談笑
(うつろなつきあかりしろいといきうすぐらいへややせたひざのしょうじょ)
虚ろな月明かり 白い吐息 薄暗い部屋 痩せた膝の少女
(いくどとなくくりかえされるといかけつきることのないらくえんへのきょうみ)
幾度となく繰り返される問いかけ 尽きることのない『楽園』への興味
(ああしょうじょにはもうみえていないのだかたわらによこたわるそのしたいが)
嗚呼…少女にはもう見えていないのだ 傍らに横たわるその屍体が・・・
(おとこのむそうはざんこくなげんじつとなりしょうじょのげんじつはゆうげんなむそうとなる)
・・・男の夢想は残酷な現実となり ・・・少女の現実は幽玄な夢想となる
(おとこのらくえんはえいえんのならくとなりしょうじょのならくはつかのまのらくえんとなる)
・・・男の楽園は永遠の奈落となり ・・・少女の奈落は束の間の楽園となる
(ぱぱそのらくえんではどんなこいがさくの)
・・・お父様ーー その楽園ではどんな恋が咲くの?
(ねぇぱぱそのらくえんではどんなあいをうたうの)
ねぇ・・・お父様 その楽園ではどんな愛を歌うの?
(ぱぱそのらくえんではこころはもういたくないの)
・・・お父様ーー その楽園では心はもう痛くないの?
(ねぇぱぱそのらくえんではずっといっしょにいられるの)
ねぇ・・・お父様 その楽園ではずっと一緒にいられるの?
(ねぇぱぱそのらくえんではどんなはながさくの)
ねぇ・・・お父様 その楽園ではどんな花が咲くの?
(ねぇぱぱそのらくえんではどんなとりがうたうの)
ねぇ・・・お父様 その楽園ではどんな鳥が歌うの?
(ねぇぱぱそのらくえんではからだはもういたくないの)
ねぇ・・・お父様 その楽園では体はもう痛くないの?
(ねぇぱぱそのらくえんではずっといっしょにいられるの)
ねぇ・・・お父様 その楽園ではずっと一緒にいられるの?