K²
関連タイピング
-
プレイ回数32歌詞872打
-
プレイ回数345歌詞かな853打
-
プレイ回数8歌詞かな1537打
-
プレイ回数31歌詞かな743打
-
プレイ回数161歌詞889打
-
プレイ回数241歌詞1739打
-
プレイ回数268歌詞かな1467打
-
プレイ回数102歌詞かな1017打
歌詞(問題文)
(がらすのむこうではばたいていた)
硝子の向こうで、羽ばたいていた。
(めしいのむしがひのなかに)
目癈の虫が火の中に、
(みずからとびこむのをみた)
自ら飛び込むのを見た。
(かいらくのまえにひざまずくなら)
快楽の前に、跪くなら。
(ざいあくかんとけんおがおどるでしょう)
罪悪感と嫌悪が、踊るでしょう。
(てらされてもえてゆく)
照らされて、燃えてゆく、
(きんいろのはねの)
金色の翅の、
(ばけものがとんでいった)
バケモノが、飛んでいった。
(ばけものはないていた)
バケモノは、泣いていた。
(かたちなどないはずの)
形など無いはずの、
(うらみがどろりと)
憾みがどろりと。
(こちらをむきみつめていた)
こちらを向き、見つめていた。
(かそけきこえのうたがいくえにもかさなり)
幽き声の詩が、幾重にも重なり。
(ひとつのいみになるのでしょう)
一つの意味になるのでしょう。
(あだばなのこえにみみをかすたび)
徒花の声に、耳を貸す度。
(おのれのむちやおろかさは)
己の無知や愚かさは、
(みずからすべりおちてゆく)
自ら滑り堕ちて行く。
(あんたんのはてにたどりつくころ)
暗澹の果に、辿り着く頃。
(ぞうおもあんどもむじゃきに)
憎悪も安堵も無邪気に、
(わらうでしょう)
笑うでしょう。
(てもあしもめもくちも)
手も足も、目も口も、
(ないままゆらゆらと)
無いままゆらゆらと。
(かげだけがういていた)
影だけが、浮いていた。
(かげだけがゆれていた)
影だけが、揺れていた。
(ゆくえしれずはやだてをのばしたよ)
行方知れずは嫌だ、手を伸ばしたよ。
(ゆびさきをつかんでくれた)
指先を掴んでくれた。
(うたかたのこえがしたたとえきこえなくとも)
泡沫の声がした、たとえ聞こえなくとも。
(にせもののうつくしささえも)
偽物の美しささえも、
(いとおしくて)
愛おしくて。
(ああはたんしてしまったようです)
嗚呼、破綻してしまったようです。
(あんしんをしてください)
安心をしてください、
(いなくならないでしょう)
居なくならないでしょう。
(はくちょうはまだうたわず)
白鳥は未だ歌わず。
(かたちなどないはずの)
形など無いはずの、
(うらみがどろりと)
憾みがどろりと。
(こちらをむきみつめていた)
こちらを向き、見つめていた。
(かそけきこえのうたがいくえにもかさなり)
幽き声の詩が、幾重にも重なり。
(ひとつのいみになるのでしょう)
一つの意味になるのでしょう。
(かたちなどないはずのうらみやねたみさえ)
形など無いはずの、憾みや妬みさえ。
(なまえがついてしまうのでしょう)
名前がついてしまうのでしょう。
(かそけきはねがそらにばらばらとほどけた)
幽き翅が空に、ばらばらと解けた。
(ばけものはとけていった)
バケモノは、溶けていった。
(かげだけがゆれていた)
影だけが揺れていた。