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歌詞(問題文)
(けいたいをおとしたそのさきは、どろみずであふれていました。)
携帯を落としたその先は、泥水で溢れていました。
(なぜかひどくきれいに、みえてしまい、てをのばしてみたよ。)
なぜかひどく綺麗に、見えてしまい、手を伸ばしてみたよ。
(それはつたないことばすらも、みとめあうほどのなかでした。)
それは拙い言葉すらも、認め合う程の仲でした。
(ゆるやかにふしょくされて、ちしりょうにいたった。)
ゆるやかに腐食されて、致死量に至った。
(ないがしろにするきおくとか、あかくもえるむえいとうとか。)
蔑ろにする記憶とか、赤く燃える無影灯とか。
(じょくせにしずむやらずあめは、ほおをぬらすのでした。)
濁世に沈む遣らず雨は、頬を濡らすのでした。
(そんざいしょうめいはなすべきか、わたしはえらばれているのか。)
存在証明は為すべきか、私は選ばれているのか。
(やみとひかりがまじわるとき、つきはほほえみかけた。)
闇と光が交わる時、月は微笑みかけた。
(ことばがつうじないのは、おもしろおかしくてしかたがない。)
言葉が通じないのは、面白可笑しくて仕方がない。
(そんなすうはいしゃのことばは、きわめていみのないものでした。)
そんな崇拝者の言葉は、極めて意味の無いモノでした。
(やがて、すぎさり、りかいしたそのしゅんかんから、)
やがて、過ぎ去り、理解したその瞬間から、
(くいをのこらずひきぬく、どうしようもないね。)
悔いを残らず引き抜く、どうしようもないね。
(しんごうきのべつりははかないが、かいたいされてはくうきょだが。)
信号機の別離は儚いが、解体されては空虚だが。
(あられとみぞれはきりとなり、せつめをなげくのです。)
霰と霙は霧となり、切目を嘆くのです。
(こころのこりはきずあとですか、たんしんはかさならないのか。)
心残りは傷跡ですか、短針は重ならないのか。
(そうまとうのようにちりゆく、つきはあかるいままで。)
走馬灯の様に散り逝く、月は明るい儘で。
(うみおとされて、しょうさんされて、しいたげられて、せいちょうしていく。)
生み堕とされて、賞賛されて、虐げられて、成長していく。
(そして、わすれられて、ふうかしていって、ちょうわをみだすの?)
そして、忘れられて、風化していって、調和を乱すの?
(てんかしていって、まねごとをして、とこよへと、きおくする。)
転嫁していって、真似事をして、常世へと、記憶する。
(おわりをむかえたせきにんは、やみよゆきのひがんばな。)
終わりを迎えた責任は、闇夜行きの彼岸花。
(ねがいがひとつかなうのならば、かがやかしいかこにもどりたいよ。)
願いがひとつ叶うのならば、輝かしい過去に戻りたいよ。
(むくで、むじゃきな、あのころには、もうもどれないのです。)
無垢で、無邪気な、あの頃には、もう戻れないのです。
(ひだねはやがてゆうびなはなへ、あのながれはこのよでとまる。)
火種はやがて優美な花へ、亜の流れは此の世で止まる。
(あしあとをみゆわれわれには、じしょうがふさわしいか。)
足跡を見ゆ我々には、事象が相応しいか。
(たわむれにかいたかさのなかは、ばんゆういんりょくのようです。)
たわむれに書いた傘の中は、万有引力の様です。
(せんぼうはきょういくがなされ、けいがいかしていった。)
羨望は教育が為され、形骸化していった。
(おもてとうらはとなりあわせで、なのないほしはよいからでる。)
表と裏は隣り合わせで、名の無い星は宵から出る。
(いどのみずがそこをつくのは、すべてあなたのせいです。)
井戸の水が底をつくのは、全てあなたの所為です。
(せきりょうともいえるかくしごとは、ながいゆめからさめてきえる。)
寂寥とも言える隠し事は、長い夢から覚めて消える。
(さいごにきこえたあいことば、すべてみんなのせいです。)
最期に聞こえた合言葉、全てみんなの所為です。