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歌詞(問題文)
(ふりやまぬゆき、)
降り止まぬ雪、
(たつはちへいのりんかく、)
断つは地平の輪郭、
(しんごうがだれかのひっせきをさげすんでいる。)
信号が誰かの筆跡を蔑んでいる。
(かげのうごきをおえたにんぎょうをひきずって、)
影の動きを終えた人形を轢き摺って、
(なまえをなげきもせず。)
名前を嘆きもせず。
(あすなろのかんなにきりとられた、)
翌櫓の鉋に切り取られた、
(しりんだーのたくわえをたえずけずっているから。)
シリンダーの蓄えを絶えず削っているから。
(あるべきまちもわすれにしずめばいいさ、)
在るべき街も遺に沈めばいいさ、
(とおくむげんとなれ。)
遠く夢幻となれ。
(ほだされたてあし、)
絆された手足、
(しつけいとはみなもをしりめにあそばされつづく。)
躾糸は水面を尻目に遊ばされ続く。
(うらかすかにもさくししたえみもねむらで、)
うら微かにも錯視した笑みも眠らで、
(さびのないしろきへや、)
錆の無い白き部屋、
(むりょうくうきょはぺてんなるいしか?)
無量空虚はペテンなる意思か?
(けんえつのうえにさくようしは、)
検閲の上に咲く容姿は、
(うみおとされたばしょをどこともしらぬまま。)
産み落とされた場所を何処とも知らぬ儘。
(このてこのおえつはなんのためだったと、)
この手この嗚咽は何の為だったと、
(よもすがらおもうのです。)
夜もすがら想うのです。
(ないたあきづるのいいなずけですら、)
鳴いた秋鶴の許嫁ですら、
(べにをのせてしんがりについえてしまうのか。)
紅を乗せて殿に墜えて了うのか。
(つきをまつすさんだせきのしょうぞくをこしらえて、)
月を待つ荒んだ跡の装束を拵えて、
(さすらいもいづくにかまよいこむときく。)
流離もいづくにか迷い込むと聞く。
(わずらいのまかれるついたちまで。)
煩いの罷れる朔まで。
(さてつがどくのまわってしんだしょうねと、)
蹉跌が毒の廻って死んだ性根と、
(かがることをわすれたまくぎれ。)
縢ることを忘れた幕切れ。
(さじをみてみぬふりして、)
匙を見て見ぬふりして、
(のどをぬらしてはさってゆくだけ、)
喉を濡らしては去ってゆくだけ、
(めいどのりくつはかくかたりき。)
冥土の理屈は斯く語りき。
(ぐりょのたたずむあぶらのうえは、)
愚慮の佇む油の上は、
(りせいのいかくがひたすらにほとばしるだけで、)
理性の威嚇がひたすらに迸るだけで、
(あめはひがみにれいをいって、そこにねをはるから、)
雨は僻みに礼を言って、そこに根を張るから、
(いがんでさえ、いればいいのさ。)
歪んでさえいれば良いのさ。
(むりょくというなのかたりべは、)
無力という名の操縦者は、
(さらそうじゅにみれんをはいて、)
沙羅双樹に未練を吐いて、
(ねむらないで、)
眠らないで、
(ねむらないで!)
眠らないで!
(きらめきのむれをげするあいのじと、)
煌めきの群れを解する藍の字と、
(えだにそうしおめにおぼれたあいのじと。)
枝に沿う潮目に溺れた藍の字と。
(なじるなまめかしさ、ちそくをふみえにして、)
詰る艶かしさ、知足を踏み絵にして、
(いもむなしくきりおとす。)
威も虚しく切り落とす。
(でいねいでもいしをかがやかすか、)
泥濘でも意思を輝かすか、
(くもばらいもいちやならちしおにみえるのか。)
雲払いも一夜なら血潮に見えるのか。
(れついをすかしてはしによせたえぴごーねんも、)
劣位を透かして端に寄せたエピゴーネンも、
(よろずなすことばのかまをたてているの。)
萬為すコトバの鎌を立てているの。
(つみのいしきからすくわれるまで、)
罪の意識から拯われるまで、
(すべてあなたのゆえんです。)
全てあなたの所以です。