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プレイ回数3難易度(3.0) 60秒 歌詞 かな 長文モード可
楽曲情報 TRACE  作詞全てあなたの所以です。  作曲全てあなたの所以です。
※このタイピングは「TRACE」の歌詞の一部または全部を使用していますが、歌詞の正しさを保証するものではありません。

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歌詞(問題文)

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(ふりやまぬゆき、)

降り止まぬ雪、

(たつはちへいのりんかく、)

断つは地平の輪郭、

(しんごうがだれかのひっせきをさげすんでいる。)

信号が誰かの筆跡を蔑んでいる。

(かげのうごきをおえたにんぎょうをひきずって、)

影の動きを終えた人形を轢き摺って、

(なまえをなげきもせず。)

名前を嘆きもせず。

(あすなろのかんなにきりとられた、)

翌櫓の鉋に切り取られた、

(しりんだーのたくわえをたえずけずっているから。)

シリンダーの蓄えを絶えず削っているから。

(あるべきまちもわすれにしずめばいいさ、)

在るべき街も遺に沈めばいいさ、

(とおくむげんとなれ。)

遠く夢幻となれ。

(ほだされたてあし、)

絆された手足、

(しつけいとはみなもをしりめにあそばされつづく。)

躾糸は水面を尻目に遊ばされ続く。

(うらかすかにもさくししたえみもねむらで、)

うら微かにも錯視した笑みも眠らで、

(さびのないしろきへや、)

錆の無い白き部屋、

(むりょうくうきょはぺてんなるいしか?)

無量空虚はペテンなる意思か?

(けんえつのうえにさくようしは、)

検閲の上に咲く容姿は、

(うみおとされたばしょをどこともしらぬまま。)

産み落とされた場所を何処とも知らぬ儘。

(このてこのおえつはなんのためだったと、)

この手この嗚咽は何の為だったと、

(よもすがらおもうのです。)

夜もすがら想うのです。

(ないたあきづるのいいなずけですら、)

鳴いた秋鶴の許嫁ですら、

(べにをのせてしんがりについえてしまうのか。)

紅を乗せて殿に墜えて了うのか。

(つきをまつすさんだせきのしょうぞくをこしらえて、)

月を待つ荒んだ跡の装束を拵えて、

(さすらいもいづくにかまよいこむときく。)

流離もいづくにか迷い込むと聞く。

(わずらいのまかれるついたちまで。)

煩いの罷れる朔まで。

(さてつがどくのまわってしんだしょうねと、)

蹉跌が毒の廻って死んだ性根と、

(かがることをわすれたまくぎれ。)

縢ることを忘れた幕切れ。

(さじをみてみぬふりして、)

匙を見て見ぬふりして、

(のどをぬらしてはさってゆくだけ、)

喉を濡らしては去ってゆくだけ、

(めいどのりくつはかくかたりき。)

冥土の理屈は斯く語りき。

(ぐりょのたたずむあぶらのうえは、)

愚慮の佇む油の上は、

(りせいのいかくがひたすらにほとばしるだけで、)

理性の威嚇がひたすらに迸るだけで、

(あめはひがみにれいをいって、そこにねをはるから、)

雨は僻みに礼を言って、そこに根を張るから、

(いがんでさえ、いればいいのさ。)

歪んでさえいれば良いのさ。

(むりょくというなのかたりべは、)

無力という名の操縦者は、

(さらそうじゅにみれんをはいて、)

沙羅双樹に未練を吐いて、

(ねむらないで、)

眠らないで、

(ねむらないで!)

眠らないで!

(きらめきのむれをげするあいのじと、)

煌めきの群れを解する藍の字と、

(えだにそうしおめにおぼれたあいのじと。)

枝に沿う潮目に溺れた藍の字と。

(なじるなまめかしさ、ちそくをふみえにして、)

詰る艶かしさ、知足を踏み絵にして、

(いもむなしくきりおとす。)

威も虚しく切り落とす。

(でいねいでもいしをかがやかすか、)

泥濘でも意思を輝かすか、

(くもばらいもいちやならちしおにみえるのか。)

雲払いも一夜なら血潮に見えるのか。

(れついをすかしてはしによせたえぴごーねんも、)

劣位を透かして端に寄せたエピゴーネンも、

(よろずなすことばのかまをたてているの。)

萬為すコトバの鎌を立てているの。

(つみのいしきからすくわれるまで、)

罪の意識から拯われるまで、

(すべてあなたのゆえんです。)

全てあなたの所以です。