クレイ

(わかんないよあらたなきぼうなんて)

分かんないよ 新たな希望なんて

(かんがえはどうせなんどもこすられる)

考えはどうせ何度も擦られる

(からだがまだこえにおいつかない)

体がまだ声に追いつかない

(おとななのにもどかしくておもたすぎてにがい)

大人なのにもどかしくて重たすぎて苦い

(ひとりきりのこのみちはすべて)

一人きりのこの道は全て

(おたがいにくいちがってからんでる)

お互いに食い違って絡んでる

(なけなしのじぶんだけじゃなにが)

なけなしの自分だけじゃ何が

(できるのかとたずねてもそこにはなにもいない)

出来るのかと尋ねてもそこには何も居ない

(ぜったいがないことくらいは)

絶対がないことくらいは

(わかってるつもりなのに)

分かってるつもりなのに

(たちゆかないのがじぶんだけじゃいやだなんて)

立ち行かないのが自分だけじゃ嫌だなんて

(おもうならつよくなけばいいよ)

思うなら強く泣けば良いよ

(ここでどんなにさけんだってかなしいよ)

ここでどんなに叫んだって悲しいよ

(だけどそんなことわかってるんだ)

だけどそんなこと分かってるんだ

(たださがしているいつも)

ただ探している いつも

(わかんないよささいなひみつなんて)

分かんないよ 些細な秘密なんて

(かんがえはどうせかなしいきたいになる)

考えはどうせ悲しい期待になる

(ひとつじゃないしんそうはとけあうのに)

一つじゃない 真相は溶け合うのに

(だれもきにしないけつだんをとうだけでなかみがない)

誰も気にしない 決断を問うだけで中身が無い

(かんたんなことじゃないさ)

簡単なことじゃないさ

(とうとうとかぎりないさ)

滔々と限りないさ

(ひとかけらさえもうばえないほどにげさって)

一欠片さえも奪えないほど逃げ去って

(おわんないでおりないでそれでいいよ)

終わんないで降りないで それでいいよ

(いまはどんなにあがいたってくるしいよ)

今はどんなに足掻いたって苦しいよ

(だけどそんなことわかってるんだ)

だけどそんなこと分かってるんだ

(たださがしているいつも)

ただ探している いつも

(ぜったいがないことくらいは)

絶対がないことくらいは

(わかってるつもりなのに)

分かってるつもりなのに

(まだあきらめられない)

まだ諦められない

(ことばなんてわすれられなくてもそれでいいよ)

言葉なんて忘れられなくてもそれでいいよ

(だけどそんなことわかってるんだ)

だけどそんなこと分かってるんだ

(いまはひとりだけどたださがしているいつも)

今は一人だけどただ探している いつも