ナイトライド・サイドワインダー

(そらをきりとるくもはしろくとおく あしどりかるくあるくふりして)

空を切り取る 雲は白く遠く 足取り軽く 歩くふりして

(こもれびあわくたからのちずみたい およそここらにかくしざいほう)

木漏れ日淡く 宝の地図みたい およそここらに 隠し財宝

(やみがてらすそこは けんそうがみちあふれて)

闇が照らす其処は 喧騒が満ち溢れて

(きこえるこえといえば)

聞こえる声といえば

(たのしい？とか、 そうでも。とか。)

楽しい？とか、 そうでも。とか。

(よるをころすねおんらいとの ひとつひとつのひかりにのって)

夜を殺すネオンライトの 一つ一つの光に乗って

(そらをおもうがらがらへびの うろこにうつるとおくのぐんぞう)

空を思うがらがら蛇の 鱗に映る遠くの群像

(まちをぬけるかぜのまにまの ひとりひとりのせかいにそって)

街を抜ける風のまにまの ひとりひとりの世界に沿って

(なおひくつなままであんやく そんなきみへとみさいるを、ひとつ。)

尚卑屈なままで暗躍 そんな君へとミサイルを、ひとつ。

(びるをいろどるくもはしろくとおく あしどりおもくとまるふりして)

ビルを彩る 雲は白く遠く 足取り重く 止まるふりして

(こもれびはこくちずはもうみづらい たぶんここらにざいほう)

木漏れ日は濃く 地図はもう見辛い 多分ここらに 財宝

(またやみがてらすそこは けんそうがみちあふれて)

また闇が照らす其処は 喧騒が満ち溢れて

(ゆめものがたりひとつ)

夢物語一つ

(かなしい？とか、 そうだね。)

哀しい？とか、 そうだね。

(とか。)

とか。

(よるをころすけんそうにのって くもはしろくとおくひかりをきりとる)

夜を殺す 喧騒に乗って 雲は白く遠く 光を切り取る

(よるにゆられてとぶがらがらへびは うろこにぐんじょうのねおんをうつして)

夜に揺られて飛ぶ がらがら蛇は 鱗に群青のネオンを映して

(「さあ」 よるにひとつくっくとわらって)

「さあ」 夜に一つ くっくと笑って

(こもれびのかたちにせかいをきりとる )

木漏れ日の形に 世界を切り取る

(よるにのってたゆたうがらがらへびは うろこになみだとねおんをうつして)

夜に乗ってたゆたう がらがら蛇は 鱗に涙とネオンを映して

(ひくつにわらって わらってわらってあんやく。)

卑屈に 笑って 笑って 笑って 暗躍。