原色の孤独

(なもないとかいのそらむなしいひかりのいろ)

名もない都会の空　虚しい光の色

(うそだらけのことばにはりさけそうなおれのこころ)

嘘だらけの言葉に　張り裂けそうな俺の心

(またおなじようにかぜがはげしくさけんでる)

また同じように　風が激しく叫んでる

(だれもがみなちからにおされかわってゆく)

誰もが皆　力に押され変わってゆく

(とくいげにうそやでまをくちにするやつがいるだけど)

得意げに嘘やデマを　口にする奴がいる　だけど

(しんじつなどしるやつがいるはずもないだろう)

真実など　知る奴がいるはずもないだろう

(ぶたいうらのるーれっとはいつまでもまわっている)

舞台裏のルーレットは　いつまでも回っている

(やぶれたゆめかいしめるようにこいんがほらつまれてく)

破れた夢買い占めるように　コインがほら積まれてく

(はくちゅうむのなかでもてあそぶいあんのうた)

白昼夢の中で　弄ぶ慰安のうた

(まるでせいとしさまよいおどるげんしょくのかのじょ)

まるで生と死彷徨い　踊る原色の彼女

(むきだしのみじめなよくぼうにるーるはない)

むき出しのみじめな　欲望にルールはない

(まちはこんやもだれかをほらもえあがらせている)

街は今夜も誰かを　ほら燃え上がらせている

(かのじょのかたやくびすじにくちづけるだけで)

彼女の肩や首筋に　くちづけるだけで

(なぜひとびとがくるいだすのかわかるきがする)

何故人々が　くるい出すのか分かる気がする

(こころがこわれてくおれにもわからない)

心が壊れてく　俺にも分からない

(かがみのなかのおれはきょうもみじめにほらほえている)

鏡の中の俺は今日も　惨めにほら吠えている

(やくそくとはじょうしきをかくすためのめっせーじ)

約束とは常識を　隠すためのメッセージ

(やぶられたじょうしきにぼろをだすにんげんのよわさ)

破られた常識に　ボロを出す人間の弱さ

(こうこつとつみをおかすそれがすべてなんだぜ)

恍惚と罪を犯す　それが全てなんだぜ

(ほんとうのことをおれがほらいっているんだぜ)

本当のことを俺が　ほら言っているんだぜ

(こどくさありきたりのむじゅんにみをまかせなよ)

孤独さ　ありきたりの矛盾に身を任せなよ

(そいつをいやしむことなどないんだぜ)

そいつを　卑しむことなどないんだぜ

(さいころはふられたぜいのちまるごとかけろよ)

サイコロは振られたぜ　命まるごと賭けろよ

(いきているやつらはみないかさまなとばくしさ)

生きている奴らはみな　イカサマな賭博師さ

(さいころはふられたぜいのちまるごとかけろよ)

サイコロは振られたぜ　命まるごと賭けろよ

(いきているやつらはみないかさまなとばくしさ)

生きている奴らはみな　イカサマな賭博師さ